kintoneは税理士事務所でも使える!MyKomonとの違いを解説
最近は税理士事務所向けのツールがたくさん登場しています。
導入や入れ替えを検討している方の中には、ツールがありすぎてどれを選べば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
ツール選びにおいては「このツールなら絶対に大丈夫」という正解が無いため、自分たちの事務所に合ったものを見極めることが大切です。
そこで今回は、税理士事務所に特化した「MyKomon」と、汎用性の高い業務管理アプリ「kintone」を例に、ツールの特長や適性の違いについて解説します。
目次
税理士事務所のクラウドツール、何を基準に選んでいますか?
コムデックには、税理士事務所の方から次のようなご相談がよく寄せられます。
- 業務効率化のためにツールを導入したいが、どれにすれば良いのか分からない
- 既存のツールを使いこなせていない
- 事務所が成長するにつれ、ツールの機能が足りなくなってきた
税理士事務所向けのツールは次々に新しいものが登場していますが、どのツールも顧問先管理や請求管理といった最低限の機能は備わっており、比較するのが難しくなっています。
従来のように「機能が足りるか」「導入しやすいか」だけでは、選べなくなってきているのです。
そのため、これからのツール選びにおいては「いかに自分たちの業務にフィットするか」「快適に使い続けられるか」という点が重要になります。
「すぐ使える」のは当たり前、その先にある違いとは
今回紹介するMyKomon(マイコモン)とkintone(キントーン)は、どちらも税理士業務に対応できる優れたツールです。
そのうえで両者を比較してみると、違いは「システム設計の思想」にあると考えられます。
まず、MyKomonは税理士業務に特化した製品です。
顧問先ポータルや業務管理などの必要な機能が標準装備されており、契約してすぐに運用を始められるのが特長です。
一方のkintoneは、税理士事務所に限らず製造、小売り、福祉などあらゆる業界に対応できる汎用プラットフォームです。
アプリを一から自由に作れるのがメリットですが、裏を返せばアプリを作らないと使えない、ということになります。
ただ、この点についてはコムデックの「税理士 業務改善パッケージ」を使うと簡単にクリアできます。
このパッケージでは、関与先管理、決算進捗管理、請求管理など税理士業務に必要な基本のアプリがセットになっており、一括で導入可能です。
対応漏れを防ぐ「アラート機能」や、時間あたりの売上を自動計算する「採算管理機能」など、便利な機能も搭載されているのが特長です。
つまり、kintoneを「税理士 業務改善パッケージ」と一緒に導入すれば、アプリ構築の手間という弱点がカバーされ、カスタマイズ性の高さという強みを生かすことができるのです。
以上を踏まえると、MyKomonはベンダーが設計した高精度の完成品をその枠組みの中で運用するツールであり、kintoneはパッケージを出発点として、自社でカスタマイズしながら育てていくツール、と表すことができます。
比較ポイント①自社の業務に合わせられるか
ここからは、MyKomonとkintoneを2つのポイントで比較します。
1つめは、自社の業務に合わせられるかという点です。
導入時、業務拡大時、税理士業務以外の管理という3つのシーンに分けて見てみましょう。
導入時
MyKomonは税理士事務所に特化したツールなので、セットアップの手間はほぼゼロで、既存の顧問先データを移行すれば使えます。
一方のkintoneはアプリ構築が必要ですが、前述のパッケージを使うことで、基本のセットアップの手間はほぼゼロにできます。
加えて、独自の業務フローや管理項目を反映することも可能です。
MyKomonはツールに業務を合わせる使い方、kintoneは業務にツールを合わせる使い方と言えるでしょう。
業務拡大時
MyKomonの機能追加は、ベンダー側のアップデート次第な部分があります。
法改正への対応という意味では、ベンダーに任せておけるので安心です。
kintoneアプリは、自分たちのタイミングでいつでも追加・改修が可能です。
例えば、新しい補助金制度ができたときや、事務所でコンサルタント業務を始めたときなども、ノーコードで数時間〜数日で構築できます。
税理士業務以外を管理するとき
MyKomonは税務・会計業務に特化したツールのため、それ以外の業務には不向きな場合があります。
実際に、給与計算や採用管理については別のツールを使っている事務所さまも見られます。
一方のkintoneは、あらゆる業務に対応できるのが特長です。
そのため、総務、労務、営業、社内ナレッジなども1つのツールに集約でき、情報の分散を防げます。
比較ポイント②蓄積したデータを活用できるか
DXツールはデータを蓄積するだけでなく、そのデータをいかに活用できるかが大切です。
なぜなら、蓄積したデータは業務改善や経営判断の材料になるからです。
MyKomonでは、標準機能に「損益分析」や「工数分析」が搭載されています。
顧客別、担当者別など、さまざまな切り口で分析が可能です。
kintoneも、蓄積したデータを使って集計・分析の仕組みを自由に構築できます。
さらに、kintoneは最近話題のAI活用とも相性が良いのが特長です。
kintoneとAIを連携するためのサービス「コムデック 生成AI for kintone」を使うと、一般論に基づく分析だけでなく、自社固有のデータをもとにした具体的な分析結果を得られるようになります。
「コムデック 生成AI for kintone」サービスページはこちら
税理士事務所でのkintone × AI 活用事例3選
ここからは、税理士事務所でのkintone × AI 活用事例を3つ紹介します。
タスク管理
税理士事務所では、月次決算、年末調整、確定申告など、膨大なタスクの繰り返しによって、業務が遅延したり属人化したりすることが起きがちです。
そんなときは、過去のタスクデータをAIに読み込ませることで、経験則による管理を仕組み化することが可能になります。
具体的な方法としては、過去の進捗データから遅延しそうな案件をAIで事前に検知します。
さらに、担当者ごとの稼働状況をふまえて、負荷の偏りを可視化・再分配するよう提案もしてもらいます。
また、顧問先からの問い合わせ履歴をAIで分類し「今週優先すべき対応」を抽出することも可能です。
似た案件については、過去の対応履歴をAIで探すことで、若手スタッフに参考情報として提示できるようになります。
kintone × AI によるタスク管理については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▼AIが進捗遅延を予測!「気づいたら遅れてる」をkintoneで防ぐ方法
採算分析
みなさんの中には「顧問料は料金表で決まっているものの、実際にかかる工数がバラバラで、気づけば赤字顧問先になっていた」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
kintoneとAIを連携して活用すれば、業務日報と採算データを分析して収益性を見える化したり、改善のヒントを提示したりすることが可能になります。
例えば、顧問先別の1時間あたりの収益性を自動算出してランキング化したり、採算悪化トレンドを検知して「料金改定を検討すべき顧問先」をリストアップしたりできます。
業種・規模別の標準工数と比較して、異常に時間がかかっている案件を特定したり、担当者ごとの生産性を分析したりすることも有効な方法です。
付加価値向上
税理士事務所の方とお話していると「顧問先から経営アドバイスや業界動向の提供を期待されているが、1社ずつ深く分析する時間がない」という本音を耳にすることもあります。
こちらについても、kintoneの顧問先データをAIに読み込ませれば、経営支援のドラフトを半自動で作成できます。
具体的には、過去の相談記録や面談議事録をAIで横断検索したり、補助金や税制改正情報と顧問先データを照合して「使えそうな制度」をマッチングしたり、といった方法です。
顧問先ごとの月次レポートや改善提案書のドラフトをAIで作成すれば、人の手で一から作成するよりも格段に工数を削減できます。
「税理士 業務改善パッケージ」で蓄積したデータを、そのままAI活用の材料にできるのがメリットです。
kintone × AI による付加価値向上については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▼AIが顧客カルテを自動要約!税理士事務所の打ち合わせ準備を数分に短縮する方法
ツール選びは「すぐ使える」から「ずっと使える」へ
従来のツール選びでは、「導入してすぐ使えること」が差別化ポイントになっていましたが、kintoneも「税理士 業務改善パッケージ」を使うことで導入時のハードルがぐっと下がりました。
今後の差別化ポイントは「いかに自社の業務に合わせられるか」「蓄積したデータを活用できるか」になってくると考えられます。
事務所の10年後の姿まで見据えて考えると、導入後に「育てていけるツール」のkintoneは最適な選択肢と言えそうです。
コムデックでは、kintoneのアプリ構築からカスタマイズ、定着までを支援する「伴走支援」を行っております。
kintoneだけでなく業務に関する知識も豊富なスタッフが対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

コムデックでは業種にあわせた業務効率化の
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