kintoneとfreee会計を連携して損益計算書の分析を効率化!|情報通信業 ログイット株式会社さまの開発事例
| 業種 | 情報通信業 |
| 従業員数 | |
| 地域 | 東京都 |
| 目的 | freee会計で作成した損益計算書をkintoneに連携して分析に活用したい |
| 課題 | freee会計とkintoneを併用しているため、データを分析するために2つのシステムを行き来しなければならない |
| 効果 | ・freee会計を開かなくても、kintoneで月次の数字を確認できるようになった ・kintoneで管理する目標管理や案件管理のデータと組み合わせて分析できるようになった |
業務管理にkintone、会計はfreeeを活用されている会社さま必見!
freee会計は使いやすいクラウド会計システムですが、あくまで会計ソフトなので予実の管理や独自指標に基づく柔軟な経営分析はできません。
kintoneで予算情報や分析指標を管理している場合には、両方のシステムを開いて見比べたり、手作業で資料を作成したりしなければならないため、苦労されている方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、kintoneとfreeeをAPI連携すれば、ボタン1つで会計データをkintoneに反映できます。
さらに、freeeの会計のデータとkintone側で管理するさまざまなデータと組み合わせれば、分析を自動化することも可能です。
本記事では、freeeの損益計算書をkintoneに連携する仕組みを構築したログイット株式会社さまの事例を紹介します。
kintoneとfreeeを併用している方、予実管理や売上管理に別途資料を作成されている方は是非ご覧ください!
目次
freee会計の損益計算書をkintoneに連携したい!
ログイット株式会社さまは、東京都千代田区に拠点を構えるコンタクトセンター向けのシステム会社さまです。
コンタクトセンターの運用支援や、そこに集まるデータの記録・管理・活用などをサポートされており、金融機関やBPO、通信キャリアなど幅広い業界のコンタクトセンターの運用を支えていらっしゃいます。
ログイット株式会社さまでは、業務管理にはkintone(キントーン)を、会計管理にはfreee会計を使っています。
損益計算書はfreeeで作成しているのですが、案件管理や予実管理はkintoneで行っているため、データを分析する際はfreeeとkintoneを行き来しなければなりません。
データが分散していることで、本当はさまざまな切り口でデータを分析したいのですが、思うようにできないことが課題となっていました。
freeeのライセンスが無い人は損益計算書を見られないことにも不便を感じていたログイット株式会社さまは、freeeの損益計算書をkintoneに取り込んで、kintone側で分析業務ができるようにしたいと考えられました。
過去の確定した数字だけでなく、今後の見込みも踏まえた先行管理もしたいところです。
データ連携はなるべく手間がかからない仕組みにしたいというご要望を踏まえて、kintoneとfreee会計をAPI連携し、kintone側で損益計算書のデータ分析ができる仕組みを構築することにしました。
kintoneとfreee会計を連携してダッシュボード化する方法
ここからは、実際にログイット株式会社さまがkintoneとfreee会計を連携してダッシュボードを作成した方法を解説します。
kintoneをJavaScriptでカスタマイズしてfreee会計とAPI連携
はじめに、kintoneで「freee損益計算書アプリ」を作成しました。
このアプリには、対象期間を指定する欄(〇年〇月~〇年〇月)と、表示項目として年月、勘定科目、補助科目、貸方、借方、残高、構成比などを設定しています。

次に、kintoneをJavaScriptでカスタマイズして、freeeとkintoneをAPI連携させます。
freeeは連携用のAPIを公開しているため、このような開発が可能です。
普通に連携すると損益計算書のデータを月単位で取得するのが難しかったため、JavaScriptでカスタマイズすることで手作業で加工しなくても済むようにしました。
「実績管理」をダッシュボード化
続いて、実績管理をダッシュボード化していきます。
以下のデータは、kintoneの標準機能を使ってダッシュボード化できました。
- 売上・粗利・営業利益などの月次推移グラフ
- 販管費を科目別に分解した構成比の円グラフ
- 補助科目別の金額ランキング

一方で、次のデータに関しては複数アプリをまたぐ処理が必要だったため、krewDataで集計し、krewDashboardでグラフ化しています。
- 目標に対する達成率
- 予実の差額
- 年初からの累計達成率
- 当月実績をもとにした着地見込み

「先行管理」をダッシュボード化
損益計算書のデータは「過去の確定した数字」ですが、経営判断をするためには今後の売上見込みも必要です。
そこで、freeeから連携した損益計算書のデータとkintoneの中にある「案件管理アプリ」のデータを組み合わせることで、先行管理もダッシュボード化することにしました。
以下は、ダッシュボード化したものの一例です。
- 案件の受注確度 × 見込み金額で算出した「売上予定金額」
- 予算→見込→実績を1つのグラフで重ねて表示したもの
これにより、「目標まで残り〇ヶ月で〇万円足りない」「あと〇万円は見込めている」といった判断材料が揃いました。

データの集計・分析に役立つプラグイン
今回ログイット株式会社さまで活用した、kintoneでデータの集計・分析をする際に役立つ2つのプラグインを紹介します。
kintoneデータを自動で集計・加工できる「krewData」
kintoneの標準機能では、複数アプリにまたがる集計・分析ができません。
しかし、損益計算書を分析するためには、目標管理、案件管理、予実管理など複数のアプリを横断的に見る必要があります。
そんなときに「krewData(クルーデータ)」を使えば、複数アプリにまたがる集計の仕組みをパズル感覚で構築できるようになります。
集計は数字、文字列、日時、チェックボックスなどあらゆるフィールドに対応しているのが特長です。
決まったタイミングで集計する「スケジュール実行」と、アプリ操作に連動して集計する「リアルタイム実行」が選べます。
これにより、kintoneアプリのレコードさえ入力しておけば、手間をかけずに自動で集計できるようになります。
krewDataの基本操作や活用例については、こちらの記事でも詳しく紹介していますのであわせてご覧ください。
▼krewDataの使い方完全ガイド!基本操作や活用のコツを徹底解説
集計結果を一覧表示できる「krewDashboard」
ダッシュボードとは、経営に必要な数字やグラフを1つの画面にまとめて表示したもののことを言います。
kintoneの標準機能でもダッシュボードは作成できるのですが、使える機能やデザインには限りがあります。
「krewDashboard(クルーダッシュボード)」を使うと、複数アプリのデータを1つの画面で表示したり、10種類以上の豊富なグラフで表現したりできるようになります。
また、ドリルダウン機能も備わっているため、ダッシュボード画面で気になる箇所をクリックすれば、詳細なデータを参照することも可能です。
kintoneにfreee会計の損益計算書を連携するメリットとは
ログイット株式会社さまでは、今回の開発によりfreeeを開かなくてもkintoneだけで月次の数字を確認できるようになりました。
勘定科目だけでなく補助科目の明細まで取り込めるため、後から細かい分析をする際にも便利です。
また、kintoneのグラフ機能によって月次推移や構成比も可視化できました。
目標管理アプリや案件管理アプリと組み合わせることで、予実管理や先行管理も可能になっています。
データ連携の操作は、期間を指定してボタンを押すだけなので誰でも簡単にできます。
データ取込中は、進捗状況を表すプログレスバーを表示して、安心して待てるようにしました。
今回の連携方法なら、同じ月を何度取り込んでも重複しないため、修正後の再取得を気軽にできることもポイントです。
セキュリティ面でも、freeeの認証情報は別アプリで管理しているため、JavaScriptには機密情報が残らず安全です。
freeeのトークンは、一度設定すれば自動で更新される仕組みになっています。
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ログイット株式会社さまは、kintoneとfreeeを連携することで損益計算書の分析を効率化されました。
kintoneとfreeeの連携は、他の業務にも展開しやすいのが特徴です。
ログイット株式会社さまでは今後、製造原価報告書を作成する仕組みも構築予定とのことでした。
今回のようなJavaScriptカスタマイズやAPI連携には、一定の専門知識が必要になるため、自社での開発が難しい場合は専門家に相談するのがおすすめです。
コムデックでは、お客さまのご要望をお聞きしてその場でkintoneアプリを構築する「対面開発」を行っております。
kintoneの知識はもちろんのこと、業務知識も豊富なスタッフが多数在籍しておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。

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