kintoneに情報を一元化!krewDataとkrewDashboardでガントチャート風の工程管理を実現|建設業 株式会社丸山工務所さまのアプリ開発事例
| 業種 | 建設業 |
| 従業員数 | 49名 |
| 地域 | 神奈川県 |
| 目的 | ・企画・設計から完工までの多岐にわたる工程を関係者間で認識統一したい ・概算金額・工程等のズレをプロジェクト上流段階で防ぎたい |
| 課題 | ・プロジェクト毎に孤立した工程管理しかできていなかった ・複数プロジェクトを横断した工程比較やリソースの最適化を図れなかった |
| 効果 | ・複数プロジェクトの進捗を横断的に把握できるようになった ・人員配置の最適化と下請業者の早期確保が可能になり、プロジェクト全体の戦略的なリソース管理を実現 |
建設業において、工程管理は進捗やリソースを管理するための重要な情報です。
その一方で、工程表と案件情報などが一元化されておらず、複数のツールに分散する運用になりやすく、管理が煩雑化しやすいという課題があります。
そんなとき、kintoneなら情報を一元化したうえで、見やすく工程表を可視化することが可能です。
今回は、kintoneに情報を一元化し、krewDataとkrewDashboardを使って工程管理の効率化を実現した株式会社丸山工務所さまの事例を紹介します。
「バラバラのツールに分散した工程管理や付随する情報の管理を一元化したい」という企業さまは、是非ご覧ください。
目次
kintoneへ工程管理を移行したい……再現はできる?
株式会社丸山工務所さまは、ユーミーらいふグループの一員として、湘南エリアを中心に賃貸マンション・商業施設・PFI事業等の建設工事を手がける企業さまです。
株式会社丸山工務所さまでは元々、ANDPADやAccess等を使って工程管理を実施されていましたが、案件単位での日付管理がベースとなっているため、複数のプロジェクトを横断した工程管理ができておらず、状況の比較やリソースの最適化を図れないことが課題となっていました。
そこで、案件の企画・設計から完工までの多岐にわたる工程を関係者間で認識統一し、概算金額・工程等のズレをプロジェクト上流段階で防ぐため、工程管理をkintone(キントーン)へ移行したいと考えた株式会社丸山工務所さま。
kintoneで従来利用している工程管理の見え方を再現するためには何が必要なのか、どのように構築すれば良いのかをコムデックにご相談いただき、ベストな環境を構築するためのサポートをさせていただくことになりました。
kintoneでkrewDataとkrewDashboardを使って工程管理表を再現!
今回、株式会社丸山工務所さまの求める環境を構築するため、まずは各種ガントチャートプラグインを試しました。
ガントチャートプラグインとは、kintoneアプリで管理しているタスクや情報をガントチャート形式で可視化できるプラグインで、いくつか種類があります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
▼kintoneでガントチャートが作れるプラグイン4選【無料・有料】工程進捗管理を実現!
これらのプラグインを試していくなかで、ガントチャートでは表示幅が広すぎたり、バーのなかに表示させたくないタスク名が表示されてしまったりと、従来の工程管理を再現できないことがわかりました。
そこで検討した結果、最終的にはkrewData(クルーデータ)とkrewDashboard(クルーダッシュボード)を使って、ガントチャート形式で表示させることになりました。
大まかな構造が決まったあとは、複数行の表示を行いたいか、日付の表示はどうするかといった細かい部分をすり合わせながら環境構築を進めました。
ここからは実際に構築した環境について解説します。
krewDataを使ってデータを集約
krewDataとは、複数のkintoneアプリからデータを集約して、柔軟に集計できるプラグインです。
kintoneの標準機能だと、異なるアプリのデータを集計することはできません。
同一アプリのなかでの集計は可能ですが、「合計・平均・最大・最小」に限られており、エクセルのような関数を用いた柔軟な集計は不可能です。
krewDataを使えば、標準機能ではできない集計が自由にできるようになるため、複数のアプリでデータ管理をしており、集約・集計が必要な場合は必須のプラグインと言えます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
▼krewDataの使い方完全ガイド!基本操作や活用のコツを徹底解説
なお、今回krewDataを導入した目的は、複数のアプリからデータを集めるためではなく、案件管理アプリのデータを、ガントチャート形式で表示するために加工することが目的です。
案件管理アプリの1レコードには、複数の重要な日付データが登録されていますが、ガントチャートではそれらの日付項目を「日付1つにつき1行」形式にする必要があるため、元のデータ構造のままでは利用できません。
そこでkrewDataを活用し、案件管理アプリ内の日付データを1件ずつ分解して整形しています。
krewDashboardを使ってデータを可視化
krewDashboardとは、kintoneアプリのデータをダッシュボードに可視化するプラグインです。
kintoneには標準でグラフ機能がありますが、krewDashboardはピボットテーブルやゲージ、レーダーチャートといった多彩な表現が可能です。
また、分析機能も充実しており、目的の条件に沿ってデータをフィルタリングしたり、親子関係のデータを詳細に掘り下げたりと、データの可視化・分析をスピードアップするのに適しています。
ここまでご紹介した機能の中に、「ガントチャート形式」はありません。
ではどうやってkrewDashboardで工程表を再現するかと言うと、ピボットテーブルと条件付き書式の機能を使って、ガントチャート風に見せています。
こちらが、実際に工事案件の進捗を可視化したダッシュボードです。

ガントチャート形式で、2025年12月~2028年12月までの長期スケジュールが一覧表示されています。
ガントチャートの左側には案件情報を配置しているので、工程表とともに案件情報も確認できる仕組みです。
以下のように条件付き書式も設定できるので、工程ごとにセルを色分けすることもできます。

kintoneで工程管理を行うメリット
株式会社丸山工務所さまでは、工程管理をkintoneに移行して一元化されたことで、複数プロジェクトの工程を横断的に把握できるようになりました。
工程管理のガントチャートには案件情報と工程表が同時に表示されるため、情報のキャッチアップや管理が効率化されます。
それだけではなく、人員配置の最適化と下請業者の早期確保も可能となり、結果的にプロジェクト全体の戦略的なリソース管理を実現できています。
また、ガントチャートプラグインではなくkrewDataとkrewDashboardを選択したことで、今後他の場面でも広く活用できるのも大きなメリットでしょう。
kintoneに原価管理や先行管理の一元化を目指す
株式会社丸山工務所さまは、kintoneに案件情報を集約し、krewDataとkrewDashboardを使って工程管理をガントチャート化したことで、リソース管理の最適化を実現されました。
リアルタイムに情報共有ができるようになったことで、より戦略的に会社全体のプロジェクトを動かしていけるでしょう。
今後は、原価管理や先行管理もkintoneで行っていく予定です。
コムデックでは、お客さまのニーズに合わせてその場でアプリを構築する「kintone対面開発」を提供しています。
「煩雑化している工程管理を効率化したい」という企業さまは、お気軽にご相談ください。

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