売上見込管理をkintoneに一元化してエクセルから脱却!二重入力の削減に成功|製造業 株式会社小島製作所さまのアプリ開発事例
売上をはじめとする数値を管理するとき、基幹システムとは別にエクセルを活用されている企業さまは多いでしょう。
使い慣れたエクセルはアウトプットしやすい一方、データの転記が発生したり、数値をリアルタイムで把握できなかったりといった課題もあります。
kintoneにデータを一元化すれば、転記作業を削減して、数値のリアルタイム管理が可能です。
今回は、エクセルで行っていた売上見込管理をkintoneへ一元化したことで脱エクセルを実現し、二重入力の削減と営業活動の精度向上に成功された株式会社小島製作所さまの事例を紹介します。
「エクセルへのデータ転記が手間になっている」「売上管理を効率化したい」という企業さまは、是非ご覧ください。
目次
エクセルへの転記が手間……売上見込管理もkintoneに統合したい!
株式会社小島製作所さまは、名古屋市中川区に本社を構える製造業の企業さまです。
1919年に創業され、水栓などの水道衛生器具の製造・水栓鋳造を中心に、排水金物・マンホール鋳造や特殊継手開発、樹脂製継手などへと事業を拡大されています。
1973年に開発された「排水通気調和管継手-CORE排水システム」は40年以上進化を続け、現在では約130万戸の住宅に採用されるというように、主力ブランドとなっています。
そんな株式会社小島製作所さまは、これまでkintone(キントーン)を活用してさまざまな業務の改善に取り組まれてきました。
たとえば、指示書作成業務の効率化です。
製造業では、円滑かつスケジュールどおりに製造を行うため作業指示書を作成します。
株式会社小島製作所さまの場合は、基幹システムで受注情報を管理し、そのデータをCSV出力したうえで別途指示書を作成・プリントアウトして共有していました。
この運用だと指示書を発行したあとの修正を反映する際手間がかかります。
そこで、kintoneでデータの管理から指示書の出力までを一元管理できる仕組みを構築しました。
ほかにも、日報アプリで営業から開発部署への伝達を円滑化したり、製造業で煩雑化しやすい在庫管理や棚卸作業を効率化したりと、kintoneをフルに活用しています。
これまでの詳しい取り組み内容については、以下の記事をご覧ください。
▼作業指示書の作成はkintoneアプリと基幹システムの連携で効率化!|製造業 株式会社小島製作所さまのアプリ開発事例
▼kintoneの日報アプリで営業活動を一元管理!|製造業 株式会社小島製作所さまのアプリ開発事例
▼kintoneで在庫管理!棚卸作業を劇的効率化!|製造業 株式会社小島製作所さまのアプリ開発事例
▼kintoneで2週間先まで在庫管理!変動を予測し生産計画の精度を向上させよう|製造業 株式会社小島製作所さまのアプリ開発事例
これまでどおり継続的に業務改善を進めるなかで、今回着目したのが売上見込管理です。
kintoneで物件情報を管理する一方で、物件ごとの売上見込の管理にはエクセルを活用されていた株式会社小島製作所さま。
必要な情報は活動記録や日報を通じてkintoneに登録されているにもかかわらず、エクセルにデータを転記しなければならず非効率的でした。
また、この運用だと数値をリアルタイムで確認できないため、先々の数値を加味して営業活動を行うことが難しいという課題もあります。
こうした背景があり、データを二重入力する手間の削減と数値のリアルタイム把握が可能な環境を実現し、営業活動のさらなる精度向上を目指したいという相談をいただきました。
そこで、普段利用されているkintoneで売上見込管理を完結し、情報の一元化と営業精度の向上を実現を目指して構築がスタートしました。
kintoneに売上見込管理を統合!二重入力の削減と営業活動の精度向上を実現
今回サポートさせていただいたのは、「既存アプリへの機能追加」と、「売上見込みの可視化」の大きく2つです。
ここからは、2つのサポート内容を詳しく解説します。
既存アプリに売上見込管理機能を追加
1つ目のサポートとして、既存の物件管理アプリ内に売上見込管理機能を実装しました。
こちらは、株式会社小島製作所さまが従来活用されていたエクセルです。

ここに登録されている情報をkintoneに登録する仕組みが必要なため、既存の物件管理アプリに以下項目を追加しています。
- 売上見込(概算)
- 1ヶ月あたりの売上見込(概算)
- 1ヶ月あたりの売上見込
- 売上予定合計

これらの項目は、これまでエクセルで管理していた内容なので、kintoneのフォーム形式だと株式会社小島製作所さまにとって入力しづらい状態です。
そこで、krewSheet(クルーシート)を活用し、物件ごとにテーブルへ入力できる仕組みにしました。
krewSheetとは、kintoneアプリをエクセル感覚でデータ編集できる画面にするプラグインです。
エクセルのような見た目のSheetモードと、ピボットテーブル表示が可能なXrossモードがあり、用途に合わせてレイアウトを選べます。
今回は、SheetモードとXrossモードの両方を活用しました。
こちらは、krewSheetを使った売上予定の入力画面です。

この画面なら、従来どおりコピペや集計が可能なので、エクセルに慣れた株式会社小島製作所さまは入力しやすいはずです。
これにより、エクセルからの脱却とkintoneへの売上見込データの一元化が同時に実現できました。
krewSheetを使って売上見込み集計結果をリアルタイムに可視化
集計元となるデータの準備ができたら、krewSheetのXrossモードを使って、集計結果を可視化しました。
krewSheetのXrossモードは、kintoneの複数レコードのクロス集計や、単一レコードの行列変換ができます。
これを活用すれば、エクセルのような見た目で集計結果を一覧表示することが可能です。
実際に作成した画面は以下のとおりです。

左側に物件ごとの情報が、右側に2025年における各月の売上見込データを集計した結果が表示されています。
地区や担当者、状況(ステータス)など、それぞれ見たい切り口で絞り込んで集計できるのも大きな特徴です。
この画面から得られる情報は、いま注力すべき営業活動が何かを判断するための材料になります。
これにより、株式会社小島製作所さまが望まれていた、営業活動の効率化と精度向上を実現することが可能です。
kintoneに売上見込管理を一元化したメリット
株式会社小島製作所さまは、売上見込管理をkintoneに統合したことで、従来発生していたエクセルへの二重入力を削減できました。
物件管理アプリ内で売上見込管理を完結できるため、管理自体も効率化されています。
krewSheetの活用によって、これまでと変わらない入力形式を保てていることもメリットです。
担当者は、抵抗感なくエクセルからkintoneへ移行できています。
また、最新の数値をリアルタイムで把握・管理できるようになり、営業活動の効率化・精度向上につながっています。
ただし、kintoneで管理するデータが増えたことで、表示が重くなる可能性があるので、期間やステータスを絞って設定するなど、運用部分で工夫が必要です。
kintoneの売上見込管理をベースにさらなるデータ活用を促進させる
株式会社小島製作所さまは、従来エクセルで管理されていた売上見込データをkintoneに一元化したことで、手間だったデータの転記作業を削減できました。
krewSheetを活用しているため、エクセルに近い入力方法や集計画面を維持できています。
今後は、売上見込管理の一元化をベースに、さらなる営業データの活用と分析機能の強化を図る予定です。
コムデックでは、お客さまのニーズに合わせてその場でアプリを構築する「kintone対面開発」を提供しています。
「売上管理をエクセルで行っていて手間を感じている」「kintoneをベースに売上管理を効率化したい」という企業さまは、お気軽にお問い合わせください。

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