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AI社員と働く時代へ。「AIで成果を再現できる組織」になろう|コムデック万博2026

コムデック万博2026 ”AI社員元年”に目指すべき組織の形

2026年6月26日、三重県伊勢市で「コムデック万博」を開催しました。

台風が接近するあいにくの天候にもかかわらず、約150名ものご参加をいただいたセミナーのテーマは「AI時代の経営」
ゲストスピーカーとして、コンサルティングのスペシャリストである岩崎剛幸氏と、マイクロソフト エバンジェリスト 西脇資哲氏をお招きし、AI活用の具体的な手法や戦略についてご講演いただくなど、充実したプログラムとなりました。

コムデック生田社長の第二講座では、コムデックでの具体的な活用事例を交えながら、中小企業がAIをどのように取り入れ、組織の成長につなげていくべきか、その考え方や実践のポイントを解説しました。
本記事では、生田社長が皆様にお伝えしたかったことを詳しくご紹介します。

その他の登壇者の講演内容等はこちらの記事でご紹介しています!
▼AI時代に経営者が果たすべき役割とは?台風の中約150名が集結した「コムデック万博2026」開催レポート

2026年は中小企業の「AI社員元年」

コムデック万博

テクノロジーというのは、新しいものが次々に生まれ、不可逆です。
AIも、あって当たり前となり、手放せないツールとして日常的に利用されている方が多いのではないでしょうか。

これまでのテクノロジーは往々にして、「費用が高い」「導入に時間がかかる」「業務にフィットしない」という点が導入のハードルとなることが多く、大手企業が率先して導入し、中小企業が使えるようになるまで5年程度のタイムラグがあるのが通例でした。

ところがAIは違います。
コストパフォーマンスが高く、進化のスピードも桁違いです。
その結果、中小企業でもAIを前向きに業務に導入し、上手に活用されているところが増えています。

現在、多くの中小企業では、採用難や人手不足が大きな経営課題となっています。
コムデックは、その課題を解決する鍵の一つが生成AIだと考えています。

生成AIは、単にWeb上の情報を検索・収集するツールではありません。
「この業務は誰に頼もうか」と悩むような仕事を任せられる存在へと進化しています。
人が手を止めて作業をしなくても、必要なアウトプットを短時間で得られるようになり、業務の効率化や生産性向上に大きく貢献する、そんな存在になっているのです。

コムデックでも、生成AIを積極的に業務へ取り入れ、日々さまざまな場面で活用しています。

コムデックの「AI社員」活用事例

コムデックは、自分たちが実際に使って「良い」と感じたものだけを皆さまにご提供しています。
これまで特に力を入れて導入・伴走支援を行ってきたのがkintoneだったわけですが、それを上回る可能性を秘めたツールとして注目しているのが生成AIです。

最近、特に活用している「Claude Cowork」
AIがパソコン内のファイルや資料を読み取り、文章作成や調査、コードの修正、ファイル編集などを自動化したり、作業をサポートしたりできる機能を備えています。

コムデックでは、「Claude Cowork」を活用し、オウンドメディア更新やメルマガ・SNSの文章作成・配信、タスクやスケジュールの管理といった業務を効率化しています。
その結果、月14時間程度の作業時間削減を実現しました。

コムデック万博

さらにコムデックでは、各業務の仕組みの中にAIを組み込み、「AI社員」として役割を担ってもらっています。
AIに任せられる業務はAIが担うことで、人はより付加価値の高い本業へリソースを集中できるようになりました。

ここからは、「AI社員」が各業務の中でどのような役割を果たしているのか、コムデックの具体的な活用事例をご紹介します。

営業でのAI活用:商談アドバイザーが営業をサポート

営業部門では、商談資料の作成や確認事項の洗い出し、Q&Aの準備、議事録の作成、追加提案資料の作成など、幅広い業務でAIを活用しています。

コムデック万博

現在では、AIによるkintoneの試作アプリ自動生成も可能となり、お客様とのやり取りをよりスピーディに進められるようになりました。

他にも、最近特に効果を実感しているのが、商談中のアドバイザーとしての活用です。

AIが商談前の準備段階から関わり、商談内容もリアルタイムで記録。
事前の準備内容と照らし合わせながら、確認漏れや伝え忘れがないかをチェックし、必要なタイミングで担当者へアドバイスします。

AIを取り入れることで、営業活動のあらゆる場面において、担当者ごとの経験や得意・不得意によるブレを抑えられ、準備の質や商談力の向上につながっています。

CS(顧客満足度)向上のAI活用:顧客分析でLTV向上

CS(顧客満足度)向上においても、顧客カルテの作成や担当者の役割提案、タスクの洗い出し、チャット監視(返信漏れ防止)などをAIが担っています。

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とりわけ、顧客カルテ作成については、AIの強みが特に発揮される業務です。
情報が特定の担当者に依存することなく、過去から最新までの情報を漏れなく活用できるうえ、常に最新の状態を維持できるため、高いレベルでお客様情報を管理できます。

この顧客カルテをもとに、AIが最適な伴走支援や提案内容を提示し、人はその内容をもとに判断・実行していくことで、LTV(顧客生涯価値)も向上していきます。

採用のAI活用:判断基準がブレないことで早期離職を防止

採用においては、企画段階、いわゆる募集要項の作成から書類選考、面接選考まで、一連のプロセスにAIを組み込んでいます。

コムデック万博

これまでは、面接には必ず社長が同席し、事前に応募書類へ目を通していました。
形式の異なる履歴書や職務経歴書から必要な実務経験や技術を読み取り、自社が求める人材かどうかを見極める作業には、多くの時間と熱量が必要です。

また、人が判断する以上、時には情が入ることもあります。
しかし、人の判断だけに頼る採用では、採用後のミスマッチや早期離職が起こることも少なくありませんでした。

現在は、書類の一次選考にAIを活用することで、選考にかかる時間を大幅に削減。
また、Zoom面接では、面接内容をAIが分析し、自社が求める人物像に合っているか、必要なスキルや業務遂行能力を備えているかを客観的に評価するなどしています。

成長企業が取り組んでいるAI活用事例

前述のとおり、中小企業では人材不足が大きな課題となっています。
しかし、AIの活用によってその課題を解消し、成長を実現している企業も少なくありません。

介護業や建設業、不動産業、製造業、士業など、さまざまな業種の中から、今回は具体的な事例を2つご紹介します。

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介護業の報告書作成にAIを活用して作成時間を95%削減

介護業のある企業では、利用者さまご家族との面談準備に必要な報告書の作成や、支援計画の作成などでAI社員が活躍しています。
報告書や支援計画の作成時間は95%削減され、その分、利用者さまとスタッフが向き合う時間は50%増加しました。

コミュニケーションの時間が増えたことで、利用者さまの変化や状況をより深く把握できるようになり、より良い報告や良い支援につながる好循環が生まれています。

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建設業の会議資料作成をAI-OCR活用で効率化

ある建設業の企業では、売上や仕入れ、日報などの情報をエクセルへ手入力していましたが、AI OCRを導入し、入力作業を自動化。
さらに、AI OCRで取り込んだデータをもとに、ワンクリックで実行予算書や見積書、工事台帳などを自動作成・更新できる仕組みを構築しました。

会議の下準備もAIに任せており、進捗や課題、改善点などはAIが整理。
担当者は内容を確認・調整するだけで済むという流れです。

資料作成にかかる時間は80%削減され、残業時間も40%削減を実現
加えて、情報やノウハウが組織全体で共有されるようになり、組織知の構築にもつながっています。

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求められるのは「AIを使える人」ではなく「AIで成果を再現できる組織」

これから私たちに求められるのは、「考え方を変えること」です。
生成AIの登場と進化によって、人が担う仕事は大きく変わりつつあります。

従来、人が行ってきた入力や計算、集計、要約といった業務は、AIが担えるようになりました。
一方、人にはAIが生み出したアウトプットをもとに、調整や判断、創造、意味付け、そして責任などの役割が求められます。

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これまでは「優秀な人」が成果を上げ、生成AIの登場後は「優秀な人がAIを使う」ことで高い成果を生み出してきました。
しかし、今後私たちが目指すべきは、誰が業務を担当しても、AIが適切に支援することで一定以上の成果を生み出せる次世代型の組織です。

その実現に欠かせないのが、社内に蓄積された仕事の進め方やノウハウといった「組織知」
この「組織知」と「ルール」、そして「AI」が連携することで、成果を再現できる組織への進化を可能にします。

AI社員に活躍してもらうために…独自データベースを構築しよう

AIは、多くの企業で当たり前に導入されていくでしょう。
では、その中で何を強みにし、どのように差別化を図っていくのか。

その鍵を握るのが、AIが活用するデータです。
誰でも入手できる情報だけでは、AIが生み出すアウトプットに大きな違いは生まれません。

一方で、自社が持っている一次情報、例えば議事録やヒアリング内容、商談記録などは、独自の貴重なデータです。
これらをAIに学習・参照させることで、自社ならではのアウトプットを実現できます。

さらに、社内ノウハウや成功パターン、成果を上げている従業員の判断基準や考え方といった「一次解釈」までkintoneでデータベース化できれば、AIの活用範囲はさらに広がっていくでしょう。

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AIは人を置き換えるのではなく、組織の力を引き出す

AIは、人の仕事を奪う存在でも、単なる業務効率化ツールでもありません。
人の知見や経験、組織知をもとに力を発揮する「AI社員」となり得る存在です。

ただし、「AIを導入するだけ」では、その価値を十分に引き出すことは困難です。
重要なのは、進化し続けるAIと、自社ならではの一次情報や一次解釈、組織知を掛け合わせること。

それによって、誰が担当しても一定以上の成果を生み出せる、再現性の高い組織へと近づいていきます。
中小企業だからこそできる、貴社ならではのAI活用を、コムデックとともに実現していきましょう。

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この記事を書いた人

生田 智之

『DXの第一想起者』

日本人の心のふるさとである"三重県伊勢市"を拠点に、中小企業のAI活用を支援しています。AIとkintoneを組み合わせ、資料作成の自動化や営業データ分析、OCR入力の自動化など、自社で実践してきた業務改善を各社の現場に合わせて設計するのが得意です。AIで人を減らすのではなく「会社の独自性を活かしながら成長させる」ことを信念に、人とAIのハイブリッド型組織づくりを伴走支援しています。youtube「中小企業AI活用チャンネル」では、明日から使えるAI活用法を発信中。「AIを導入したいけど具体的なイメージができない」「こうなりたい!はあるけど手段がわからない」…等の想いをお持ちの企業様、是非一度ご相談ください! 詳しいプロフィールを見る

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