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「kintone for 生成AI」でkintoneとChatGPTの連携を実現!治療計画書の作成の効率化に成功|訪問歯科医療 一般社団法人ヘルサさまのアプリ開発事例

kintone×AI×医療 治療計画書の作成をkintone-for-生成AIがサポート
業種 訪問歯科医療
従業員数 25名程度
地域 三重県
目的 治療計画書の作成と管理を効率化したい
課題 手書きの治療計画書は作成も管理も手間がかかり、患者数が増えるほど負担が増大する
効果 ・治療計画書の作成時間が大幅に削減された
・患者情報と治療計画をkintoneに一元化できた
・ChatGPTによる説明文の自動生成で文章作成の手間が削減された
・訪問先で治療計画書を印刷して患者さまにお渡しできるようになった
・紙の治療計画書をDropboxへ保存する工程が削減された

患者さまに治療計画書等をお渡しする医療機関では、紙ベースで資料を作成し管理されているケースが少なくありません。
しかし、患者さまが増えるほどに手間と時間がかかり、現場にとっては大きな負担になりやすいのが課題です。

kintoneなら、治療計画を含め患者さまの全情報を一元化したうえで、そのデータを活用した資料の作成および管理が可能になります。
今回は、手書きで作成していた治療計画書をkintone化し、ChatGPTによる説明文の作成補助を実装したことで治療計画書の作成業務を大幅に効率化した一般社団法人ヘルサさまの事例を紹介します。

「kintoneとAIを連携させて資料の作成を効率化したい」という企業さまは、是非ご覧ください。

手書きの治療計画書は作成も管理も手間がかかる……kintoneに一元化して効率化したい!

一般社団法人ヘルサ(ナカハマデンタル)さまは、訪問歯科に特化した歯科医院さまです。
通院が困難な患者さまのもとにチームで駆けつけ、その場で診療を行われています。
スウェーデン式予防歯科の考え方にもとづき、口腔内の清掃から虫歯治療、その他本格的な治療まで幅広く実施しておられるのが特徴です。

一般社団法人ヘルサさまは、患者さま一人ひとりに治療計画書を手書きで作成してお渡しし、Dropboxへ保存するという運用を行っていました。

訪問治療中に治療計画書を作成しきるのは難しいため、治療の際には必要事項をメモして、帰社後に治療計画書を作成する必要があります。
しかし、患者さまの数が増えると共に治療計画書の作成や管理の負担も増大し、この部分をどうにか効率化できないかという声が現場から上がりました。

一般社団法人ヘルサさまでは、以前kintone(キントーン)を使って患者さまの情報をレセコンと同期する仕組みを導入されていたため、基本情報はkintone内で管理されている状態です。

また、k-Report(ケイレポート)を使った帳票印刷も以前実装していたため、治療計画書をkintoneから出力するためのツールもそろっています。
そこで、コムデックでは、kintoneで治療計画書の作成と管理を一元化できる仕組みを構築するサポートをさせていただきました。

レセコンのデータとkintoneのデータを同期させた事例はこちらの記事で詳しくご紹介しています!

▼Dropbox連携でレセコンの患者情報をkintoneと自動同期|訪問歯科診療 ナカハマデンタルさまのアプリ開発事例

kintoneに診療情報や治療計画を一元化!ChatGPTとの連携で説明文を自動生成する仕組みを構築

一般社団法人ヘルサさまの課題を解決するためには、まずkintoneに診療結果と治療計画を記録できる仕組みが必要です。

さらに、そのデータを元にPDF出力できれば手書き作業の削減につながります。
携帯プリンターがあれば訪問先でも紙に印刷できるため、治療計画書の控えを患者さまにそのままお渡し可能です。

さらに今回は、ChatGPTと連携させることで「治療方針に関する説明文」のベースを自動作成できるようにし、治療計画書の作成を大幅に効率化することを目指すことにしました。

ここからは、実際の構築の流れとポイントを解説します。

1.治療計画アプリを作成

まずは、従来活用されていた治療計画書の手書きフォーマットをもとに専用アプリを作成しました。

基本的な項目はほとんど選択式になっており、手入力の手間は最低限に抑えられているのがポイントです。
これらの情報を入力しておくことで、後述するChatGPTが帳票に記載する治療計画の文章を自動生成してくれます。

2.帳票イメージを作成

次に、アプリに入力した内容をどのように出力するのか、k-Reportを使ってイメージを作成しました。
k-Reportとは、治療計画書はもちろん、請求書や納品書などの帳票をkintone上で作成し、PDFで出力できる連携サービスです。

帳票のデザインからページレイアウトを柔軟に編集し、お好みの用紙サイズで印刷できます。
kintoneの標準機能には、任意のレイアウトに合わせてアプリ内の項目をPDF出力するような機能はありません。

そのため、kintoneで帳票を作成して出力したい場合は、k-Reportのようなプラグインや連携サービスが必要となります。
一般社団法人ヘルサさまでは、以前k-Reportを使って診療情報提供依頼書等の書類をkintoneから出力する設定を行っていたので、今回もk-Reportで構築を進めることになりました。

▼kintone × k-Reportで帳票印刷の手間を大幅カット!|一般社団法人ヘルサさまのアプリ開発事例

今回、k-Reportを使って出力した治療計画書がこちらです。

kintone ChatGPT 連携

先ほどの治療計画アプリに入力した内容が自動で出力される仕組みです。
どの年齢層の患者さまにとっても見やすいよう、文字の大きさやレイアウトに配慮されています。

この段階で一般社団法人ヘルサさまに内容をご確認いただき、細かいご要望を組み込みながら調整を進めました。
ここまでの仕組みでも治療計画書の作成は十分に効率化されるとともに、kintoneで情報を一元化することが可能です。

3.kintone for 生成AIで自由記述を自動生成

今回は、「kintone for 生成AI」を活用して自由記述の自動生成機能を追加することで、業務のさらなる効率化を図りました。
kintone for 生成AIは、kintoneとChatGPTを連携させることで、kintoneのデータを活用する仕組みを実現するサービスです。

AIとの連携によって「kintoneのデータ活用を促進させたい」「業務の一部を自動化したい」という方は、お気軽にお問い合わせください。

「kintone for 生成AI」のサービスページはこちら

今回は、治療計画アプリに入力したデータをもとに、ChatGPTが患者さまの現在の状態や今後の治療方針を自然な文章で自動生成する仕組みを構築しました。

こちらがAIの設定画面です。

kintone ChatGPT 連携

この設定画面から、ChatGPTとkintoneのAPI連携を行います。
使用するモデルも選べるようになっており、今回はGPT-4.1を選択しました。

続いて、AIで自動生成を行うにあたり、参照するアプリと項目・出力先を指定します。

kintone ChatGPT 連携

今回は、治療計画アプリに入力した「口腔内の状態」や「必要な処置」、「キーワード(治療内容)」、各選択項目の内容を読み込んで自由記述を自動生成するように設定しました。
文章が一定品質で出力されるよう、「キーワード(治療内容)」の内容を必ず反映するようプロンプトを組んだのが大きなポイントです。

運用自体は簡単で、担当者さまは各種項目の選択と、「キーワード(治療内容)」の入力後、一番上にある「自由記述作成」のボタンをクリックしていただくだけです。
すると、ChatGPTによる自動生成が始まり、「自由記述用」の欄が埋まります。

kintone ChatGPT 連携

kintoneとChatGPTを連携して治療計画書を作成するメリット

一般社団法人ヘルサさまは、治療計画書の作成と管理を紙からkintoneへ移行したことで、診療結果と治療計画の記録を一元化できるようになりました。
これにより、紙の治療計画書を別途Dropboxへ保存するという工程が削減されています。

また、k-Reportでkintoneから出力できるようにしたことで、携帯プリンターを訪問先に持参すればその場で治療計画書を出力してお渡しできるようになったのもメリットです。
患者さまは、診療を受けたその日に、今後の治療予定を把握できます。

また、今後の治療方針に関する説明文をChatGPTで自動生成する仕組みによって、担当者が文章を考えたり打ち込んだりする時間と手間が削減されました。
AIの出力は完璧なわけではないため、目視で確認のうえ必要に応じて手直しが必要ですが、大枠は問題ないため現状はそれほど大きな手間にはなっていません。

なお、ChatGPTを利用するにあたって、1回あたり数円程度のコストが発生する点には留意が必要です。
大きなコストではないため、大きな費用対効果を見込めています。

kintone for 生成AIでさらなる業務の効率化を目指す

一般社団法人ヘルサさまは、kintoneで治療計画書を作成・管理する仕組みを構築したことで、手書きによって発生していた手間を削減することに成功されました。
また、kintone for 生成AIを活用してkintoneとChatGPTを連携させたことで、文章作成の部分でも大幅な効率化を実現しています。

今回導入したk-Reportやkintone for 生成AIは、ほかの業務の効率化にも応用できます。
コムデックでは、費用対効果を踏まえつつ、現場の負荷が軽減されるアイデアについてサポートしていく予定です。

kintoneとAIを掛け合わせてさらなる効率化を目指したいという企業さまには、「kintone for 生成AI」がおすすめです。
kintoneとAIの連携に興味がある場合は、ぜひご相談ください。

「kintone for 生成AI」のサービスページはこちら

また、コムデックでは、kintoneとAIを掛け合わせて業務課題を解消する事例を多数ご用意しておりますので、ぜひ資料をご覧ください。

「【2025年版】kintone × AI 事例集」資料ダウンロードはこちら

この記事を書いた人

山本 裕也

補助金のスペシャリスト

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 サイボウズ認定資格である「kintone Associate」「kintone AppDesignSpecialist」を取得し、kintone構築を得意としています。 また、勤怠管理ツールのKING OF TIMEやMoneyForwardクラウドの導入などバックオフィス系のご支援も可能ですので、自社業務の改善要望やお困りごとがございましたらぜひご相談ください!

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