【2026年版】kintoneはデジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)を使って導入できる!申請の流れ・支援事業者の選び方を解説
kintoneを導入しようと思ったとき、コストの課題に直面される方も多いかと思います。
kintone単体の導入コストはそれほどではありませんが、「ニーズに沿ったアプリを構築してほしい」「自社に必要な連携サービスも導入したい」という場合、コストが大きくなりすぎてしまい断念する……という方も少なくありません。
そんな時、デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)を使えば、kintoneの導入だけではなく、IT導入支援事業者が提供するkintoneのパッケージや、アプリをカスタマイズするサポート、機能拡張等のオプション費用を補うことが可能です。
本記事では、kintoneの導入に活用できるデジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)の概要と申請の流れ、IT導入支援事業者の選び方を解説します。
この記事でわかること
- kintoneの導入にはデジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)を利用できる
- デジタル化・AI導入補助金の申請にはIT導入支援事業者とのパートナーシップが必要
- デジタル化・AI導入補助金申請の流れ
こんな人におすすめの記事です
- デジタル化・AI導入補助金を使ってkintoneを導入したい方
- デジタル化・AI導入補助金の導入サポートを受けたい方
目次
kintoneの導入に活用できるデジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)とは
デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)とは、中小企業や小規模事業者を対象として、労働生産性の向上に役立つITツールの導入を支援する制度です。
ITツールにはkintone(キントーン)も含まれ、導入や運用コストに補助金を活用できます。
2025年までは「IT導入補助金」という名称だった補助金が、2026年からはデジタル化・AI導入補助金と名前を変え、「中小企業・小規模事業者における生産性向上の実現に向け、ITツールの導入にとどまらず、より踏み込んだデジタル化の推進及びAIの活用(公式サイトより引用)」を後押しする補助金と位置付けられています。
ここでは、デジタル化・AI導入補助金の概要について、補助金額・対象者・対象ツールの3つの観点から解説します。
※本記事は2026年3月時点の情報をもとに記載しております。最新情報はデジタル化・AI導入補助金の公式サイトをご確認ください。
▼kintone(キントーン)とは?できること・できないこと・使い方を業務別に紹介!
補助金額
デジタル化・AI導入補助金の補助額は、5種類の「枠・類型」ごとに異なります。
最大補助額は、通常枠における450万円です。
補助率は1/2~4/5となっており、最大値はインボイス対応類型における4/5です。
ただし、これは対象者が小規模事業者に限られます。
以下は、昨年の補助金について中小企業庁から出されている類型と活用イメージ、金額の上限を記載した表です。
昨年の資料ですが、今年のデジタル化・AI導入補助金も同じ内容となっています。

引用:https://it-shien.smrj.go.jp/about/
たとえば、通常枠の場合、ソフトウェア購入費やクラウド利用料(最大2年分)、導入関連費および導入後の活用支援サービスなどが対象となります。
対象者
デジタル化・AI導入補助金の補助を受けるには、資本金と従業員規模の条件を満たす必要があります。
たとえば、製造業の場合、「資本金が3億円」か「常時使用する従業員数が300人」のどちらかの条件を満たさなければなりません。
また、従業員規模だけで判断する業種分類・組織形態もあります。
細かい用件は公式サイトの資料をご確認いただければと思いますが、デジタル化・AI導入補助金は中小企業だけではなく、小規模事業者や個人でも申請が可能です。
まずは自社が対象かどうかを確認しましょう。
こちらの資料も昨年の補助金の資料ですが、2026年も内容に変わりはありません。

引用:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r7/r6_it_summary.pdf
対象ツール
デジタル化・AI導入補助金の対象となるITツールは、事前に登録された製品に限られます。
この「事前に登録」についても、登録されている全てのツールが申請できるわけではなく、「パートナーシップを結ぶIT導入支援事業者が登録しているツール」のみが対象となります。
デジタル化・AI導入補助金の公式サイトの「ITツール検索」ページから登録された製品の検索が可能です。
毎年kintoneは登録されているため、2026年も登録されると予想されます。
kintoneのほかにも、クラウド型会計システムや販売支援システム、POSレジやプリンタなど、多様な製品が対象となっています。
インボイス枠であればソフトウェア・クラウドサービスの使⽤に資する機器(PC・タブレット)の購入・設置費用も補助対象となるため、自社が導入したいものを取り扱っているIT導入支援事業者を選定しましょう。
kintoneに利用できるデジタル化・AI導入補助金の枠・類型の違い
先ほどご紹介した通り、デジタル化・AI導入補助金は5つの枠・類型に分かれます。
| 枠 | 類型 | 概要 |
|---|---|---|
| 通常枠 | 事業のデジタル化を目的としたソフトウェアやシステムの導入を支援 | |
| 複数社連携IT導入枠 | 複数の中小企業・小規模事業者等が連携し、地域DXの実現や生産性の向上を図る取り組みを支援 | |
| インボイス枠 | インボイス対応類型 | インボイス制度に対応した会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、PC・ハードウェア等の導入を支援 |
| 電子取引類型 | インボイス制度に対応した受発注システムを商流単位で導入する企業を支援 | |
| セキュリティ対策推進枠 | サイバー攻撃の増加に伴う潜在的なリスクに対処するため、サイバーインシデントに関する様々なリスク低減策を支援 |
kintoneの導入には、通常枠とインボイス枠を利用できます。
kintoneの利用料だけではなく、導入支援サービスやアプリのカスタマイズ、拡張機能の導入費用なども補助の対象です。
ただし、kintoneをゼロベースでフルカスタムする場合は、デジタル化・AI導入補助金の対象外となるためご注意ください。
IT導入支援事業者が提供するパッケージに含まれるアプリのカスタマイズであれば対象となります。
保守運⽤やマニュアル作成等のサポート費⽤に加えて、IT活⽤の定着を促す導⼊後の「活⽤⽀援」も補助の対象となります。
導入後の活用研修費用なども申請でき、従来よりもITツールの定着・活用が期待できます。
類型ごとの加点項目
デジタル化・AI導入補助金は、様々な条件によって採択されやすくなる「加点項目」が公表されています。
選定するツールによって加点されたり、認定などを取得することで加点されたり、類型によって何が加点となるかは異なりますが、可能なものは取り組んでから申請するのがおすすめです。

引用:https://it-shien.smrj.go.jp/pdf/it2026_addition_list.pdf
通常枠の補助金額の例
通常枠は、補助対象のプロセス数によって補助額が変わります。
| 補助率 | 補助額 | |
|---|---|---|
| 1/2以内 | 1プロセス以上 | 5万円以上150万円未満 |
| 1/2以内 | 4プロセス以上 | 150万円以上450万円以下 |
※令和6年10月~令和7年9月の間で、地域別の最低賃⾦以上~令和7年度改定の地域別最低賃金未満で雇⽤している従業員が全従業員の30%以上である月が3か月以上あることを⽰した場合には補助率の上限が2/3となります。
参考:https://it-shien.smrj.go.jp/pdf/it2026_koubo_tsujyo.pdf
プロセスとは業務工程のことで、たとえば「顧客対応・販売支援」ができるツールを導入すると1プロセスと数えます。
IT導入支援事業者がツール登録を行う際に「このツールはこのプロセスを満たす」とあらかじめ申請をしており、ツールによっては複数プロセスを満たす場合もあります。
kintoneの単体導入は「1プロセス」に該当し、「4プロセス以上」にするためにはアプリや連携サービスの追加によってkintoneの機能を拡充する必要があります。
加えて、プロセスが多いほどよいというわけではなく、プロセスが多ければそれだけ見込まれる効果が高いということになります。
そのため、導入したいITツールの業務領域が4プロセス以上の場合は、事業計画期間において、非常勤含む全従業員の給与⽀給総額を年平均成⻑率3%以上増加させ、事業場内最低賃⾦を地域別最低賃⾦+30円以上の⽔準にする賃⾦引上げ計画を策定し、従業員に表明する必要があります。
(2022年~2025年の間に一度でもIT導入補助金の交付を受けている場合には、さらに条件が厳しくなります)
事業期間内での達成が必須となるため、大幅に申請ハードルが高くなる点に注意しましょう。
以下は、コムデックが建設業の企業さまの補助金活用をサポートした際の補助金額例です。
| 申請内容 | 価格(税抜) |
|---|---|
| (1)建設業業務改善パッケージ利用料(2年分) ※kintone基本料金を含む |
¥1,020,000 |
| (2)建設業業務改善パッケージ導入費用 | ¥200,000 |
| (3)業務改善パッケージ最適化支援(3回分) | ¥390,000 |
| (4)krewData | ¥120,000 |
| (5)krewDashboard | ¥200,000 |
| ①総事業費 ※(1)~(5)合計 | ¥1,930,000 |
| ②補助金額 | ¥965,000 |
| ③実質負担額 ※①~② | ¥965,000 |
総事業費が193万円に対して補助額が96万5千円となっており、ちょうど1/2の金額が補助されます。
インボイス枠(インボイス対応類型)の補助金額の例
インボイス枠は、インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフトの導入に使える補助枠となり、ソフトウェアがもつ機能の数や企業規模によって補助率と補助額が異なります。
| 補助率 | 補助額 | 機能要件 |
|---|---|---|
| 3/4以内(中小企業) 4/5以内(小規模事業者) |
50万円以下 | 計・受発注・決済のうち1機能以上を有すること |
| 2/3以内 | 50万円超〜350万円以下(※) | 会計・受発注・決済のうち2機能以上を有すること |
※補助額のうち50万円以下の分:3/4(小規模事業者は4/5) 50万円超の分:2/3
参考:https://it-shien.smrj.go.jp/pdf/it2026_koubo_invoice.pdf
以下は、製造業の企業さまのIT導入補助金活用をサポートした際の補助金額例です。
| 申請内容 | 価格(税抜) |
|---|---|
| (1)製造業業務改善パッケージ利用料(2年分)※kintone基本料金を含む | ¥1,020,000 |
| (2)製造業業務改善パッケージ導入費用 | ¥200,000 |
| (3)業務改善パッケージ最適化支援(6回分) | ¥780,000 |
| (4)krewData | ¥120,000 |
| (5)KOUTEI | ¥98,000 |
| (6)MoneyForwardビジネス(2年分) | ¥119,520 |
| (7)kintone×MoneyForward連携利用料 | ¥60,000 |
| (8)kintone×MoneyForward連携初期導入費用 | ¥20,000 |
| ①総事業費 ※(1)~(8)合計 | ¥2,417,520 |
| ②補助金額 | ¥1,667,235 |
| ③実質負担額 ※①~② | ¥750,285 |
パッケージ2種と連携サービス3種を導入して総事業費約241万のところ、補助額約166万円が適用されて、実質負担額は約75万円と約30%に抑えられています。
kintoneの導入にインボイス枠を利用するのであれば、kintoneのほかにインボイス対応のソフトウェアや両者の連携サービスを導入するなどの工夫が求められます。
今回は、インボイスに対応しているマネーフォワードクラウドの導入によってインボイス対応類型の条件を満たしました。
kintoneを含むITツールの導入でデジタル化・AI導入補助金を申請するならIT導入支援事業者との協力が必要!
デジタル化・AI導入補助金は自社だけで申請できるわけではありません。
補助の申請をするためには、デジタル化・AI導入補助金事務局に登録されたIT導入支援事業者とパートナーシップを組む必要があります。
IT導入支援事業者とは
IT導入支援事業者とは、デジタル化・AI導入補助金事務局に登録されたITツールを提供するサービス事業者や導入をサポートするITベンダーなどです。
コムデックも2021年度から5年連続でIT導入支援事業者に登録しており、数々の企業さまのIT導入補助金の活用をサポートしてきました。
2026年も登録を進めておりますので、kintoneの導入にデジタル化・AI導入補助金を活用したい方はお気軽にご相談ください。
IT導入支援事業者を選ぶポイント
次の2つのポイントをチェックして、信頼できるIT導入支援事業者を選びましょう。
ポイント1:実績が豊富かどうか
デジタル化・AI導入補助金は申請すれば通るわけではないため、kintoneの導入サポート実績と採択率をチェックしましょう。
たとえば、コムデックの採択実績は、以下のとおりです。

このように、採択可能性が高いパートナーを選ぶことが大切です。
ポイント2:手厚いサポートを受けられるかどうか
kintoneの導入だけではなく、定着まで手厚いサポートを受けられるかどうかも重要なポイントです。
コムデックの場合は、デジタル化・AI導入補助金の申請手続きからkintoneのカスタマイズまでをワンストップでサポート可能です。
書類の準備からサポートいたしますので、デジタル化・AI導入補助金についての知識を深めなくても申請できるメリットがあります。
このように、kintoneの導入から定着・活用までを一気通貫でサポートしてくれるIT導入支援事業者を選びましょう。
kintone導入に活用できるデジタル化・AI導入補助金のスケジュール
2026年のスケジュールは、2026年3月時点では4次締切分まで公開されています。
最も早い1次締切の予定は以下の通りです。
| 募集期間 | 2026年3月30日(月)~ |
|---|---|
| 締切日 | 2026年5月12日(火) |
| 交付決定日 | 2026年6月18日(木) |
| 事業実施期間 | 交付決定~2026年12月25日(金)17:00 |
| 事業実績報告期限 | 2026年12月25日(金) |
参考:公式サイト 事業スケジュールをもとに作成
1次締め切りの後も、6月15日、7月21日、8月25日と毎月締切があります。
スケジュールは順次発表されていきますので、詳細は公式サイトを確認しましょう。
あまりに後の募集回になると予算が足りず不採択になる可能性があがります。
デジタル化・AI導入補助金活用を考えているのなら、早めに申請するのがおすすめです。
kintoneを導入する場合のデジタル化・AI導入補助金の申請から交付までの流れ
ここでは、コムデックとパートナーシップを組んだときの申請の流れを紹介します。
デジタル化・AI導入補助金は申請してすぐ交付されるわけではなく、交付決定後にツール導入やサポートを実施し、報告を行うことで交付されます。
そのため、申請から交付までには時間がかかる点に留意が必要です。
| 申請から交付までの流れ | 詳細 |
|---|---|
| 1.IT導入支援事業者に問い合わせる | kintoneの導入目的や貴社の業務課題を含めて、コムデックの問い合わせフォームからご連絡ください |
| 2.サポート内容の打ち合わせ | 打ち合わせで貴社の課題を改めてお伺いし、課題解決につながるサポートをご提案します |
| 3.申請の事前準備を行う | デジタル化・AI導入補助金の申請に必要なgBizIDの取得や書類の準備などをサポートします |
| 4.申請手続きを行う | gBizIDのマイページ開設から申請までのサポートを行います |
| 5.サポートの実施 | 採択後、各種ライセンスの手配からパッケージ関連アプリのカスタマイズまでサポートします |
| 6.補助金が交付される | 実績報告完了後、事務局の審査を経て補助金が交付されます |
デジタル化・AI導入補助金を活用してkintoneを導入しよう!
kintoneはデジタル化・AI導入補助金を活用することで、導入費用や利用料、サポート費用を低く抑えられます。
▼kintoneで管理する助成金の手続き状況を顧問先に公開|neo社会保険労務士法人さまの開発事例
申請する際はIT導入支援事業者とパートナーシップを締結することが条件であるため、まずは信頼できるIT導入支援事業者を探しましょう。
コムデックは毎年IT導入支援事業者に登録しており「デジタル化・AI導入補助金」の申請サポートを行っています。
kintoneの導入サポートや各種パッケージも豊富に提供しているため、お客さまのニーズに合わせてkintoneを構築したうえで、補助金の申請をサポートできます。
デジタル化・AI導入補助金を利用してkintoneを導入し、定着させたい方はお気軽にお問い合わせください。

コムデックでは業種にあわせた業務効率化の
支援を行っております!
お問い合わせはこちら











