kintone製造業向けパッケージ導入で生産管理や在庫管理をシステム化|製造業 株式会社しまコスメティックさまの事例
                        製造業の現場では、生産管理や在庫管理に紙の書類を使っているところも少なくありません。
紙で管理するメリットはなんといっても柔軟性ですが、その分過去のデータや必要な情報を探しにくく、集計に時間がかかったり、担当者に聞かないと最新情報が分からなかったりするのが難点です。
一方で、システムを導入しようとしても、なかなか自社の製品や作業工程にフィットするものが見つからず、お困りの方も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、kintoneの製造業パッケージです。
本記事では、製造業パッケージを導入した株式会社しまコスメティックさまの事例を紹介します。
在庫管理や工程管理を効率化したい・脱紙を実現したい方は是非ご覧ください。
目次
生産管理や在庫管理が紙ベースで分かりにくい……情報管理をシステム化したい!
株式会社しまコスメティックさまは、化粧品・健康食品・衛生用品などの開発から販売までを手掛ける株式会社エム・ワイさまのグループ会社の1つです。
国内に自社工場を構え、化粧品の企画提案から製造までを担っています。
株式会社しまコスメティックさまはこれまでに、仕入管理や見積管理にkintone(キントーン)を導入されてきました。
一方で、製造部門における工程管理や進捗管理、在庫管理などにはまだ紙の書類を使っており、次の2点が課題となっていました。
1つめは、必要な情報を探すのに時間がかかることです。
紙の書類が見つかっても、結局は担当者に最新情報を確認しなければならないこともありました。
2つめは、集計の手間がかかることです。
例えば、商品に初期不良が生じた際には、仕入業者に対して支払金額を交渉することがあります。
その際、製造記録や検査データ、出荷記録などを根拠に適正な金額を算出するのですが、ここでも紙の情報をとりまとめるのに苦労していました。
また、株式会社しまコスメティックさまは、取り扱うアイテム数が多い反面それぞれの単位は小さいため、商品ごとの原価集計にも手間がかかることが課題でした。
在庫管理においても一度に大量の原材料を仕入れるため、集計に手間がかかるという課題があります。
このような状況を踏まえて、株式会社しまコスメティックさまでは生産管理や在庫管理の情報をリアルタイムで把握できるようにしたいと考えました。
会社の規模が大きくなってきたため、これを機に組織全体の管理体制も見直して、効率化を図りたいところです。
そこで、コムデックの「製造業 業務改善パッケージ」を導入することにしました。
製造業のお悩みを丸ごと解決できる「製造業 業務改善パッケージ」
製造業の企業さまでは、次のようなお悩みがよく聞かれます。
- 情報管理が紙やエクセルに分散していて、把握しづらい
 - 最新情報は担当者に聞かないと分からない
 - 製品ごとの原価管理まで手が回らない
 - 見積書・請求書などの作成に手間がかかる
 - 在庫管理ができておらず、たびたび欠品になる
 
こうしたお悩みは、kintoneを導入することで解決できます。
中でも「製造業 業務改善パッケージ」は、製造業で必要なkintoneアプリがセットになっているのでおすすめです。

パッケージには顧客管理、案件管理、原価管理、在庫管理、日報管理などのアプリが含まれており、一からアプリを構築しなくても自社の商品名や単価などを登録するだけですぐに使い始められます。

必要に応じて他のアプリを自作して追加したり、外部システムと連携したりもできるため、自社に今ある仕組みも活かせます。
製造業 業務改善パッケージについてはこちらの記事でも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
▼製造業でよくある課題をkintoneで解決!製造業務改善パッケージ
「製造業 業務改善パッケージ」を自社に合わせてカスタマイズ
「製造業 業務改善パッケージ」は導入すればそのまま使用することができますが、さらに自社にあわせてカスタマイズすることも可能です。
ここでは、実際に株式会社しまコスメティックさまで行ったカスタマイズについて解説します。
まずはじめに、基本情報として商品マスタの整理と確認を行いました。
株式会社しまコスメティックさまは取り扱う商品数が多いため、抜け漏れが無いよう確認し、管理しやすいように分類しておいたことがポイントです。
次に、パッケージに含まれるアプリを、1つずつ企業さまの実態に合わせて設定していきました。
具体的には、生産工程を反映したり、原価や在庫の集計方法を設定したりします。
集計フローの設定には、JavaScriptを使用しました。
というのも、株式会社しまコスメティックさまの場合、原材料や在庫を管理するのに、ただ合計数を把握するだけでなく、使用期限や仕入単価も考慮する必要があったためです。
JavaScriptで開発すれば、同じ品目であっても、ロット番号を付けることで区別して管理できるのがメリットです。
ロット番号が必要なタイプの在庫管理についてはこちらの記事でも具体例とともに解説していますので、あわせてご覧ください。
▼【動画あり】kintoneで製造業の在庫管理を実現する方法をケース別に5つ紹介
続いて、パッケージに含まれるアプリの設定が一通りできてから、前回開発した「見積管理アプリ」や「発注管理アプリ」とも連携できるよう設定しました。
現在はこれまで紙やエクセルで管理してきた過去のデータをkintoneに移行して、現場でテスト運用を実施しているところです。
これから実際に使ってみて、使いにくいところや足りないところをフィードバックしてもらい、調整をしていく予定となっています。
テスト運用を経て既存の顧客管理アプリや営業管理アプリともうまく連携できていることが確認できたら、本格運用となります。
生産管理や在庫管理にkintoneを導入するメリットとは
株式会社しまコスメティックさまのアプリ開発は、まだテスト運用の段階にあり、最終的な効果測定はこれからになります。
導入にあたっては、過去データの移行と、現場の方への操作方法浸透が特に課題となりました。
元々、社内のデータが紙やエクセルなどさまざまな形で分散していたため、データ化してkintoneに集約するのに手間がかかった他、新しいシステムの使い方を覚えてもらう必要があったのです。
導入時には一時的に負荷がかかりますが、長い目で見れば効率化のメリットの方が大きくなるため、根気強くデータを登録し、従業員の方に操作に慣れていただく必要があります。
kintone導入のメリットとしては、進捗管理や各担当者の作業状況、在庫状況などがひと目でわかるようになることが挙げられます。
知りたいことがあるときに、これまでは紙の書類、エクセル、メールなどをあちこち探していましたが、これからはkintoneで全て把握できるようになります。
原価計算についても、アイテムごとに手作業で計算する必要がなくなり、常に最新の数字が自動で計算できるため、作業時間を大きく削減できるはずです。
製造業でのkintone活用なら、コムデックにご相談ください!
株式会社しまコスメティックさまでは、営業管理に続いて在庫管理でもkintoneを活用できつつあります。
この調子で原価管理や売上予測などにも活用の幅を広げて、さらなる業務効率化と、顧客満足度の向上を目指していきたいとのことでした。
株式会社しまコスメティックさまのように、製造業でkintoneの活用をお考えの方には「製造業 業務改善パッケージ」がおすすめです。
業務に必要なアプリが一通り揃っていて、自社で使う品目や単価を設定するだけですぐに使い始められるため、パソコンが得意でない方が多い企業さまにもぴったりです。
カスタマイズに関するご相談も承っておりますので、是非お気軽にご連絡ください!

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