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コンテンツSEOの強化・CVR改善でWEBからの問い合わせが10倍に!記事制作のポイントと進め方を解説

コンテンツSEOの具体的な進め方を事例で解説!

コンテンツSEOを強化し効果的に運用できれば、WEBからの問い合わせが増えるため売上アップを狙えます。

しかし、コンテンツSEOの重要性を理解していても「どのように記事を制作すればよいかわからない」「記事を作成して売上につながるイメージがわかない」などの悩みから、なかなか実行に踏み切れない企業さまも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、コンテンツSEOの強化に取り組み、WEBからの問い合わせ数を10倍に増大させたコムデックの具体的な取り組みを解説します。

本記事の内容は動画でも一部ご紹介しておりますので、合わせてご覧ください!

また、本記事はコムデックがWEB集客を強化するために実践した事例の2話目になります。
課題の抽出・改善をどのように行ったか順番に公開していますので、まだご覧いただけていない方はぜひ1話からお読みください。

【コムデックWEB集客事例1】

▼ホームページリニューアルとSEO対策で年間問い合わせ数が10.8倍に成長!WEB集客を安定化させるポイントとは

WEBからの問い合わせを増やしてアナログ営業から脱却したい……コンテンツSEOを強化しよう!

コムデックでは元々セミナー営業や既存顧客からの紹介などアナログな集客を中心に行っていました。
しかし、コロナ禍による移動の制限や、地方の市場は徐々に縮小していく状況の中、それらの集客方法から脱却する必要があると危機感を抱いていました。
具体的には、商圏を全国に広げ、WEBからの問い合わせを増やして新規顧客を継続的に獲得し、会社の安定的な成長を図りたいと考えており、そのためにホームページのリニューアルとSEO対策の強化を行いました。

▼ホームページリニューアルとSEO対策で年間問い合わせ数が10.8倍に成長!WEB集客を安定化させるポイントとは

そして、さらに多くのユーザーに向けてアプローチするために、コンテンツSEOの強化に着手しました。

コンテンツSEOとは、自社の持つノウハウや事例を記事コンテンツに落とし込み、Googleのような検索エンジンの上位に表示させるコンテンツマーケティングの手法です。
検索結果の上位に表示されればされるほどクリックされる確率が上がるため、SEOを意識した記事でユーザーをWEBサイトへ流入させることで見込み客の獲得・育成につなげることができます。
また、SEOに強い記事を増やせば、問い合わせに至るユーザー数の増加だけではなく、自社の認知度向上も実現可能です。

たとえばコムデックの場合、「kintone 構築」のようにkintoneを導入したい人が検索しそうなキーワードで上位表示できれば、問い合わせの増加につながります。
そこで、「kintone構築の方法」のようなコンテンツ(記事)を作成し、検索結果での上位表示を狙うのがコンテンツSEOです。

しかし、明確にkintoneを導入したいと考えている顕在層は多くないため、顕在層が検索するようなキーワードだけを対策しても限界があります。
そこで「kintone カレンダー」「kintone 何ができる」「kintone とは」のように、kintoneに関連するキーワードで網羅的に上位表示を狙い、潜在層を取り込む戦略を立てました。

具体例

「kintone できること」で検索結果上位に表示されているコムデックラボの記事

 

コンテンツSEOについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

▼コンテンツSEOとは?メリット・デメリットからやり方まで網羅的に解説

アクセスとお問い合わせにつながる高品質な記事制作体制を構築するための戦略と進め方

コンテンツSEOを実行するため、コムデックではSEOのプロと協力して質の高いSEO記事を安定的に公開できる体制を構築しました。

ここでは、SEOに強い記事の作り方がわからない方や、継続的に記事を制作し続ける体制の構築に不安がある方に向けて、実際にコムデックが行ったコンテンツSEOの強化施策を解説します。

お問い合わせにつながる記事制作の戦略と進め方

記事制作では、kintoneに興味のあるユーザーを広く集客するための「ノウハウ記事」と、集客したユーザーにコムデックの実績を知ってもらうための「事例記事」の2つに分けて制作しました。
それぞれの記事の内容や役割は以下の通りです。

記事 内容 役割
ノウハウ記事 kintoneの使い方や知識を解説する 集客
事例記事 kintoneを導入した企業の成功事例を紹介する 接客

ノウハウ記事で集客したユーザーにあわせて事例記事も読んでもらうことでkintoneのより便利な使い方やカスタマイズを検討してもらうよう導線を整備し、問い合わせにつなげる狙いです。

この戦略のもと、効率的に高品質な記事制作を行うため、一部の業務を外注しながら記事制作を以下のように進めました。

1.キーワード選定

最初に、コムデックの問い合わせにつながる可能性があるキーワードを洗い出し、優先順位をつけました。

『すでにkintone導入・カスタマイズを検討している人が調べる顕在キーワード』と、『kitnoneに興味を持っている潜在層が調べるKnowクエリ(kintoneとは?など情報を知りたい人が調べるキーワード)』に分けて各キーワードのユーザー像を明確化し、コムデックの問い合わせにつながりやすい順で記事制作を進めていきました。

2.記事制作

キーワードが決まったあとは、以下の体制で記事制作を進めていきました。

分担 役割
コムデック ・記事監修、kintoneのノウハウや専門知識を提供する
・記事の品質をチェックする
ディレクター(外部) コムデックとライターの橋渡しとなり、記事制作をハンドリングする
ライター(外部) SEOに強い構成と原稿を制作する

SEOに強い記事の具体的な作り方とポイントは、以下の記事を参考にしてください。

▼SEOの良質なコンテンツとは?具体的な作り方とポイントを解説

CVR改善のために導線設計・分析・改善を実施

コムデックでは、SEOに強い記事制作を進めることで当初の戦略どおりアクセス数の増加を実現することができました。

しかし、「kintone プラグイン」のように『kintoneに関する情報』だけをメインで知りたいキーワードから流入する潜在層は、直接CV(コンバージョン)につながりにくいという特徴があります。

CVとは、WEBサイトで獲得できる成果のことで、たとえば「問い合わせ」や「資料ダウンロード」などです。
また、アクセスに対してどれだけCVが発生しているかの割合をCVRと呼びます。

そこで、実際に問合せをしていただいたユーザーのWEBサイト内での動きを調べたところ、ノウハウ記事から流入した後、事例記事へ飛んでイメージを深めたうえで問い合わせいただくケースが多いことがわかりました。

そこで、ノウハウ記事から事例記事へつながる導線を整えるとともに、CVにつながりやすいバナーに改修するなど、客観的なデータをもとによりCVRが高まるよう改善を繰り返しました。

コンテンツSEOの強化によってアクセス数48倍、お問い合わせ数10.8倍に増加

SEOのプロと協力し、質の高い記事を安定して掲載できるようになった結果、月間のアクセス数は0.25万PVから48倍の12.2万PVに上昇しました。
PVとは、WEBサイトに訪問したユーザーが記事にアクセスした数を指します。
この結果から、より多くのkintoneに興味のあるユーザーがWEBサイトに流入するようになったことがわかります。

また、コンテンツSEOやCVR改善といったさまざまな施策によって、問い合わせ数は年間24件から260件と、10.8倍に増大しました。
ノウハウ記事から事例記事へと誘導する導線を改善したことで、事例記事を見た方から「この事例と同じことをやりたい」とお問い合わせをいただくことも増え、より成約率の高いお問い合わせが増えたことも大きな成果と言えます。

コンテンツSEOを成功させるポイント

ここでは、コンテンツSEOを成功させるポイントを3つ紹介します。

成果が出るまで根気よく取り組む

コンテンツSEOは、記事を作ったからと言ってすぐに効果が出るわけではありません。
Google等の検索エンジンから評価されるためには、ある程度の時間がかかります。
また、コムデックの場合、ノウハウ記事での集客(流入増加)は順調でしたが、施策を展開してからデータを集めて分析するまでに時間がかかってしまい、「ノウハウ記事から流入したユーザーを問い合わせにつなげる」ためのCVR改善には時間を要しました。

このように、コンテンツSEOは即効性に欠けることを理解し、成果が出るまで検証と改善を繰り返すことが重要です。

自社に合った最適な形を模索する

記事からお問い合わせにつなげる際には、CTAの設置が必要です。
CTAとは、WEBサイトに訪れたユーザーに行動を促す施策を指し、具体的には「お問い合わせはこちら」といったテキストやバナーが使用されることが多くなっています。

コムデックの場合、元々CTAにシンプルなバナーを採用していましたが、途中で一般的に効果があるといわれるHTML形式の訴求に変更しました。
ところが、これが逆に問合せ数を下げる結果につながってしまったのです。

現在は改良済みですが、このようにコンテンツSEOではやってみなければわからないことも多く、一般的によいとされている施策でも自社にはフィットしないことがあります。

業界やターゲットとなるユーザーにあわせた最適な形を見つけるまでに時間はかかりますが、根気よくPDCAを回し続けることが大切です。

CTA

コムデックが設置しているCTA

記事の品質を高める工夫をする

記事制作の一部を外注する場合、ライターはSEOに対する知識は持っていますが、自社の取り扱うサービスについては知識を持たないことがほとんどです。
コムデックにおいても、記事を作成するライターはkintoneのノウハウや専門的な内容を完全に習得しているわけではないため、記事品質を高めるためにコムデックが記事作成に必要な事項をまとめてライターに提供しています。

自社事例

コムデックがライターに提供している記事作成チェックリスト

ライターは提供された情報を元に記事の構成を作成し、構成の制作時点でわからないことや知りたいことがあれば記事執筆に入る前にコムデックに質問してもらっています。
質問がなかったとしても必ず構成はコムデックが一度チェックを行い、不足があればコメントで指摘して修正を重ねていくため、能動的にコムデックのノウハウや経験を共有する流れができていると言えるでしょう。

このような工夫によって、コムデックのノウハウや考えが記事に反映された質の高い記事を制作できています。
この質の高さが評価され、kintone関連のキーワードでコムデックラボが上位に表示される件数が日々増加しています。
記事の閲覧数はもちろん、本文のボリュームやユーザーの滞在時間等から質の高い記事と判断され、検索エンジンでの上位表示につながっていると考えられます。

以下の記事では、コンテンツSEOにおいてほかにも押さえておきたいポイントを解説しています!

▼コンテンツSEOの事例7選!成功させるためのポイントも紹介

さらなるCVR改善とリードナーチャリングの強化を目指す

コムデックでは、コンテンツSEOの強化とCVR改善によってWEBからの問い合わせを10.8倍に増大させることができました。

しかしその一方で、勤怠管理や給与計算ソフトをテーマとした記事がうまくCVにつながらないという課題も見つかりました。
さまざまな施策によって「コムデックはkintone(キントーン)に強い」というイメージが強化された一方で、ユーザーがkintone以外のテーマで依頼しようと思える材料が少ないことが浮き彫りになったのです。

そこで次は、ユーザーを見込み客として育成するために、ホワイトペーパー施策の展開とMAツールの導入を行いました。
ここについては、次回の記事で詳しく解説します!

コムデックでは、持続的な成長を実現するために自社で取り組んだ5つの施策をパッケージ化した「DXart(デザート)」を提供しています。

コムデックで実際に成果が出たコンテンツSEOをはじめ、YouTubeチャンネルの解説kintoneの活用をサポートさせていただきますので、WEBからの集客を強化し、売上アップを達成したい企業さまはぜひお問い合わせください。

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この記事を書いた人

生田 智之

『DXの第一想起者』

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 kintoneをはじめとする、各社に合ったクラウドサービスの提案から導入、伴走まで一貫したサービスを得意としています。 また、youtubeではkintoneのノウハウを大公開する「kintone芸人」として活動しています。 「DX化したいけど具体的なイメージができない」「こうなりたい!はあるけど手段がわからない」…等の想いをお持ちの企業様、是非一度ご相談ください!

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