DXやkintoneの伴走支援について、皆で考える研究所。

Zoomによるリアルに近いオンライン面会で、入居者さまやご家族さまに安心や感動が提供できる施設に!|介護業 合同会社パークヒルズさま

コロナ禍では、ほとんどの高齢者向け介護施設で面会が制限されています。

入居者さま、ご家族の方両者とも、互いの様子を知ることができず、それが不安やストレスにつながってしまう恐れがあります。

この状況をどうにか打破しようと、Zoom導入でオンライン面会を実現した介護業 合同会社パークヒルズさまの事例をご紹介します!

kintoneで「入居者さまのために」を実現

三重県伊勢市で2011年に福祉事業をスタートされた合同会社パークヒルズさま。(http://parkhills-aloha.com/)

デイサービス事業所や訪問介護事業所、そして住宅型有料老人ホームを展開し、利用されている方々に提供する「食」に特に力を入れてセカンドライフが豊かで楽しいものであるようサポートしてこられました。

合同会社パークヒルズさまの大きな特徴は、利用される方とそのご家族に安心感や信頼感をもっていただきたいと考えておられるだけではなく、従業員さんがやりがいを感じられ、「ここで働いていてよかった」と思える会社を目指していること。

従業員さんが「入居者さまのためにこういうことがしたい」と考えた時に、それを実現できる会社でありたい、との強い想いがあります。

実際これまでにも、「利用者さまに向き合う時間を増やしたい」「緊急時に必要な情報をすぐに確認できるようにしたい」という想いから、さまざまな新しい取り組みを推進してきました。

例えば、紙とパソコンでおこなっていた介護記録や利用者さまの情報・データの管理を、kintone(キントーン)の一元管理へ切り替え、それを社内に定着させるために勉強会を実施。

使いやすさにこだわった仕組みに改善していったことで業務効率が高まり、利用者さまに向き合う時間が増えました

介護施設入居者さまとご家族のリアルな面会交流を実現したいけれど…

「利用者さまのために」を軸に、様々な業務改善を進めてこられた合同会社パークヒルズさま。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、高齢者向け介護施設の多くで面会制限が実施される中、なんとか安心を届けたいということで、kintoneの情報を共有できる「じぶんページ」を導入。

ご家族さまは入居者さまの様子を知りたいときにIDとパスワードでログインできるため、電話のように時間を限定されることもありません。

日々入力される介護記録から、ご家族さまが知りたい情報を絞って共有しているため、リアルタイム性の高い情報をスムーズに得られる環境を実現しています。
じぶんページでご家族の方へスムーズに情報共有した事例はこちら!
▼kintone×じぶんページでご家族さまにスムーズな情報共有と大きな安心感を!|介護業 合同会社パークヒルズさま

じぶんページの画面

入居者さまの日ごろの様子は、「じぶんページ」で随時各ご家族に共有されていますが、やはり「記録」だけでは直接対面して話すような体験を得ることはできません。

入居者さまとそのご家族さまが面会でお互いの顔を見て声を聞いて…という交流は、入居者さまには感動を与えられるものであり、介護施設で生活を送る上でとても大切なものです。

また、ご家族にとっても、入居者さまがどのような様子でおられるかを実際に見られるということは、文字でどれだけ情報をお伝えしても得られない大きな安心感に繋がるもの。

そこで、合同会社パークヒルズさまは「入居者さまとご家族に、面会に代わるなんらかの交流を提供したい」と検討を重ねました。

デバイスや場所を選ばず、簡単に始められるZoomでのオンライン面会を導入

介護施設の面会に代わる新たな入居者さまとご家族の方の交流の機会として、合同会社パークヒルズさまが導入を決められたのはZoom(ズーム)でした。

Zoomは、1対1から複数人まで対応しているビデオミーティングプラットフォームです。

ファイル共有や背景設定、チャット機能などが無料でも利用できるため、コロナ禍のテレワークによるオンライン会議や授業などで用いられることが急増。
その名前を耳にしたことがある方も少なくないのではないでしょうか?
今回Zoomを導入することになった理由は、以下の5つのポイントが合同会社パークヒルズさまの望む条件に合致していたためです。
  1. デバイスを選ばない
  2. 場所を選ばない
  3. セキュリティ対応がしっかりしている
  4. タイムラグが少ない
  5. サポート体制が整っている

オンライン面会を行うにあたり、パソコンでもスマホでも利用でき、入居者さまのご家族さまがZoomのアカウントを作成する必要がない、ということは大きなポイントでした。

ご家族さまの環境はさまざまであるほか、ご高齢である場合も少なくありません。

URLをクリックするだけで面会ができることに加えて、必要なデバイスの縛りが少ない方がオンライン面会をしていただきやすいのは間違いありません。

「ご家族さまにとって手間が少ないこと」は、最初の利用でつまづかないためにも、その後継続して利用していただくためにも、なくてはならない要素でした。

また、サポート体制が整っていることは、実際に使用する従業員さんにも大きなメリット。

チュートリアル動画が用意されているほか、チャットでリアルタイムに問い合わせができるなど、トラブルが起こった際にもスムーズに解決可能です。

さらに、タイムラグが少ないことで、ご家族さまと入居者さまがやり取りする際のストレスが軽減できると考えました。

声掛けに対し、ぱっと反応が返ってくる、笑顔が見える、ということは面会において重要な部分となります。
この部分をなるべく大切にするために、Zoomは最適なツールだったのです。

Zoom導入からオンライン面会スタートまでがスムーズに実現!

住宅型有料老人ホームの入居者さまとそのご家族のオンライン面会実現に向け、まずは無料のZoomを使ってみることからスタート。

Zoomを導入するのに、大掛かりな作業などは必要ありません。

無料のZoomアカウントで従業員同士でオンライン面会のテストを実施し、パソコンやスマホで問題なく利用できるかを確認したら、あとは他の従業員さんにもZoomの説明会を行い、使える従業員さんを増やしていきました。

テスト段階で「ご家族の顔を実際の大きさくらいで見てもらえると、入居者さまにも表情がわかりやすいし、喜ばれるのでは」という意見があり、介護施設側には大型モニターを用意。

直接面会をしているかのような距離感を実現し、「小さい画面を見る必要があり疲れてしまう」といった入居者さまの負担を最小限に抑えることができました。

介護施設側の準備が整ったら、Zoomでオンライン面会ができる旨を広報誌を使ってご家族の方々にお知らせし、オンライン面会がスタートしたのです。

大型モニターのZoom画面 / 携帯のZoom画面

表情を見ながら会話ができることは、入居者さまにもご家族にも幸せや安心を運べる!

Zoomと大型モニターを導入し、入居者さまとご家族のオンライン面会がスタート。

入居者さまのお顔や様子を目で見たい、声が聞きたいというご家族の方からすぐにご連絡をいただき、オンライン面会が次々と実現しています。

コロナ禍で面会が難しくなった方だけではなく、遠方にお住まいのため元々あまり面会に来ることができなかったご家族の方にとっても、オンライン面会の導入はうれしい変化。

やはり、実際にご家族の声や表情を見てのやり取りができると、入居者さまのご様子はとても明るくなり、イキイキとされるのだとか。
ご家族の方からも「顔が見られてよかった」「元気そうでほっとした」とのお声が届いており、従業員さんたちも「介護記録の文字での情報では伝えきれないものがあり、実現できてよかった」と話されています。

社内の説明会により、オンライン面会に対応できる従業員さんが複数人いるため、ご家族のご希望になるべく沿いながら介護業務の合間にスムーズにオンライン面会をサポートできています。

今回、ご家族の方の手間と入居者さまの負担を最小限に抑えながら、オンライン面会の仕組みをスムーズに導入できてよかったと合同会社パークヒルズさまはおっしゃられています。

これからも入居者さまを大切に想う気持ちで合同会社パークヒルズさまが力を合わせて、よりよい施設、事業所を展開されていくであろうことがとても楽しみです!

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この記事を書いた人

西道 涼

『クラウドサービスの先導者』

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 主に中小企業のクラウドサービスの提案から導入支援まで、一貫してサポートさせていただいております。 たくさんのクラウドサービスが普及する中、どのクラウドサービスが自社に合っているのか…お悩みではありませんか? 是非一度御社の理想をお聞かせください。ぴったりのクラウドサービスをご提案させていただきます!

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