KING OF TIMEで給与計算を効率化!WEB給与明細の発行も実現|伊勢の老舗精肉・コロッケ店 有限会社豚捨さまの導入事例
| 業種 | 飲食業 |
| 従業員数 | 83名 |
| 地域 | 三重県 |
| 目的 | ・社長以外でも給与計算ができるようにしたい ・WEB給与明細を発行したい |
| 課題 | ・給与計算ソフトの使い勝手が良くない ・給与振込に時間がかかる |
| 効果 | ・社長以外でも給与計算が可能になった ・給与振込時の手入力が不要になった ・WEB給与明細の発行を実現 |
オンプレミス型の給与計算ソフトやエクセル、紙などを使って給与計算を行っている企業さまでは、効率化が課題となっている場合が多いはずです。
課題を解決するためにクラウド型の給与計算システムを検討しているものの、コストを考えて移行に踏み切れないケースもあるでしょう。
そんな時、KING OF TIMEなら勤怠管理から給与計算までを月額300円/人でクラウド化できます。
今回は、KING OF TIMEを使って給与計算の効率化を実現し、WEB給与明細の発行にも成功した有限会社豚捨さまの事例を紹介します。
「低コストで給与計算をクラウド化したい」「紙の給与明細から脱却したい」という企業さまは、是非ご覧ください。
目次
勤怠管理に続いて給与計算もクラウド化して、WEB給与明細を発行したい!
有限会社豚捨さまは、三重県伊勢市の老舗和牛専門店「豚捨」を経営する企業さまです。
現在は東京や愛知など県外にも出店して厳選された上質な国産黒毛和牛(伊勢肉)を提供されており、精肉店のラードでこんがりサクサクと揚がっているコロッケは多い日には一日に一万個が販売されるほどの大人気商品となっています。

以前はタイムカードを使い手書きで集計されていた有限会社豚捨さまですが、数年前にKING OF TIME(キングオブタイム)で勤怠管理をクラウド化し、集計時間を大幅に短縮することに成功しました。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
▼クラウド勤怠管理導入で集計時間削減|伊勢の老舗精肉・コロッケ店 有限会社豚捨さまのKING OF TIME給与
▼お客様インタビュー 勤怠管理クラウドKING OF TIME導入の効果とは?
勤怠管理を効率化したあとも、給与計算はオンプレミスのソフトを使って社長が行っていましたが、インターネットバンキングに一人ずつ振込額を手入力する手間がかかっていたり、給与明細は紙で配布していたりといった課題があり、ツールの乗り換えを検討されていました。
有限会社豚捨さまが実現したい給与計算の形は以下の通りです。
- 社長以外のメンバーも給与計算ができるようにしたい
- 印刷や配布業務を簡略化するためにWEB給与明細を発行したい
- 手作業で行っている年末調整の書類配布・回収を効率化したい
これらの要望と、もともとKING OF TIMEを導入されていた背景を受けて、今回はKING OF TIME給与を活用することにしました。
KING OF TIMEなら月額300円/人で勤怠管理・給与計算・人事労務に対応!
KING OF TIMEは、初期費用0円、月額300円/人で利用できるクラウド勤怠管理・人事給与システムです。
50人なら月額1万5,000円、100人なら月額3万円と低コストで勤怠管理から給与計算をデジタル化できます。
KING OF TIME人事労務で人事データを管理しつつ、KING OF TIMEで勤怠管理、KING OF TIME給与で給与計算と年末調整を行える仕組みで、WEB給与明細にも対応しています。
給与計算や勤怠管理、人事労務といった機能は、KING OF TIME勤怠を導入していれば追加費用なしで導入できるのも魅力です。
KING OF TIME給与の機能等、詳しくは以下の記事をご覧ください。
▼KING OF TIMEなら無料で給与計算機能を追加できる!給与からメリット・デメリットを紹介
KING OF TIMEを使って給与計算と年末調整を効率化する仕組みを構築!
以前からKING OF TIMEを使って勤怠管理をされていた有限会社豚捨さまは、KING OF TIME給与と人事労務を導入することで、コストをかけずに給与計算の仕組みを構築できました。
KING OF TIMEで給与計算ができる環境を整える流れは以下のとおりです。
1.KING OF TIME人事労務と給与計算の初期設定を行う
まずは、有限会社豚捨さまから既存の給与計算ソフトのスクリーンショットと給与明細・支給控除一覧を頂き、コムデックが初期設定をサポートさせていただきました。
こちらは、事業者情報の設定画面です。

初期設定では、社会保険等の企業情報や給与規定など細かい設定が必要になります。
KING OF TIME給与で必要な設定は、ほとんどKING OF TIME人事労務側で行うのがポイントです。
こちらは締日をはじめとする給与計算の設定ですが、人事労務側で入力を行っています。


これらの項目を元にした各支給・控除項目の計算式設定はKING OF TIME給与側で行います。
初期設定の項目があちらこちらに散らばっているので、KING OF TIMEに慣れていないと時間がかかるでしょう。
2.従業員情報を取り込む
続いて、既存の給与計算ソフトから従業員データを書き出し、コムデック側で加工して可能な限り従業員情報を取り込みました。
設定上必要で不足している情報は有限会社豚捨さまにご協力いただき、入力していただきました。
3.過去の給与データとの整合性を確認する
設定が終わったら、過去の勤怠データをKING OF TIME勤怠から取り込み、実際に給与計算をしてみます。
このとき、過去に支給した給与額とKING OF TIME給与の計算結果が一致するかどうかを確認しました。
合わない部分があれば要因を確認して調整を重ね、「勤怠のデータが正しければ、税金等も含めて給与額が完全に一致する」状態になれば導入は完了です。
KING OF TIMEでスムーズに給与計算をデジタル化するための設定ポイント
KING OF TIME給与で給与計算を行う際、いくつか気をつけなければならない点があります。
ここからは、有限会社豚捨さまのサポートをさせていただく中で発生した、スムーズに設定するためのポイントを紹介します。
勤怠の締め処理がされているかを確認する
KING OF TIME給与は、勤怠の締め処理がされていないとデータを取り込めないので、締め処理を行う必要があります。
今回設定の確認を進めるなかで、有限会社豚捨さまではこれまで勤怠の締め処理をしていない状態で給与計算を行っていたことが判明しました。
勤怠締め処理を行うことで、全権管理者を除きそれ以上の勤怠修正や申請ができなくなるという仕組みのため、必ず締め処理は行うようにしましょう。
過去のデータの正誤を事前に確認する
給与計算の設定を調整する際は、自動計算の結果が過去の給与と合致しているかを確認します。
しかし、過去のデータそのものに誤りがあると突合が難しいため、調整に時間がかかります。
勤怠データの誤りなども影響するため、新旧の給与計算ソフトで突合を行う前に、元の給与計算ソフトで利用している勤怠の数値等に誤りが無いかを確認しておくとスムーズです。
後追いで1月からの給与データを入力する場合には、適用日に注意
年末調整を行うためには、その年の1月からの給与データが必要です。
年の途中で給与計算ソフトを導入する場合には、後追いで1月からの給与情報を登録する必要があります。
この時、人事労務側の設定の適用日によっては、過去の給与を入力する際にエラーが起こるリスクがあるため注意が必要です。
今回も、人事労務側で1月以降の日付を適用日にしたうえで給与明細の項目を追加したことにより、適用日前後で項目にズレが生じたためエラーになって給与情報の入力ができないエラーが発生しました。
適用日を1月以前に設定し直して解決していますが、年末調整は年末だからといって確認や入力を後回しにすると、給与データが蓄積されたあとに要因の検証が必要になり、項目の修正などが発生して手間がかかるため、初期設定の段階で確認するのがおすすめです。
住民税が正しく計算されているかを確認する
住民税の基本の考え方は「当月徴収、翌月納付」ですが、社内ルールによっては住民税の設定が難しいことがあります。
以下は、住民税の登録画面です。

有限会社豚捨さまの場合、「6月分の住民税を7月5日支給の給与から天引き」する運用でしたが、住民税は本来「当月徴収、翌月納付」(6月分の住民税を6月支給の給与から天引き)のため、実際の運用どおりには設定できません。
そのため、有限会社豚捨さまの運用を変えずに引き落としをしたい場合、6月分の住民税を7月の給与計算枠に登録する必要がありました。
しかし、その設定だと住民税の金額と月が市町村からの資料と食い違うことになり、登録や確認時に混乱が起きることが予想されます。
そこで、KING OF TIME給与上の支給日を翌月5日ではなく当月末に設定することで解決しました。
こうした細かい調整対応は給与計算の運用によって変わります。
なぜエラーが起こるか、要因を自分で探す必要があるため、スムーズに設定・移行したい場合はKING OF TIMEに精通した専門家のサポートがあると安心でしょう。
機能面・使用感の課題とコスト面のメリット・今後のアップデートを踏まえて導入を検討する
今回も調整が必要になったように、KING OF TIMEは低コストで導入できる反面、柔軟な設定ができず従来の運用にフィットしないことがあります。
また、部分的な使いにくさもあります。
たとえば、WEB給与明細は人事労務側で発行するため、KING OF TIME給与のデータを出力して人事労務に登録する手間がかかります。
ほかにも、作成したWEB明細はまとめてダウンロードできず、全員が自分でログインして確認できるようになるまでは、一人ずつ明細をダウンロードして印刷・配布しなければなりません。
こうした問題も多少はありますが、300円/人で使えるというコスト面のメリットと天秤にかけると、導入する価値は十分にあるといえます。
また、頻繁にアップデートされているのも事実なので、機能については今後に期待したいところです。
実際、有限会社豚捨さまで導入した当初は出力できなかった所得税徴収高計算書も、アップデートにより自動出力できるようになりました。
KING OF TIMEで給与計算をデジタル化したメリット
有限会社豚捨さまでは、KING OF TIMEで給与計算を行うようになり、社長以外も給与計算ができるようになりました。
また、念願だったWEB給与明細の発行も可能になり、印刷や配布の手間が削減されています。
さらに、KING OF TIME給与から全銀データを書き出して、インターネットバンキングに取り込めるため、従来のように1件ずつ手入力しなくてよくなったのもメリットです。
現在は導入直後で、使い方を確認しながら給与計算を行っていますが、慣れればより作業時間の短縮を見込めます。
KING OF TIMEによる年末調整の実現も目指す
有限会社豚捨さまは、勤怠管理を効率化するために導入したKING OF TIMEをベースに給与計算の仕組みを構築し、デジタル化に成功されました。
社長は属人化していた給与計算業務から解放されたとともに、従業員もWEB上で給与明細を確認できるようになるなど、数々の効果を感じられています。
今後は、今回構築した仕組みを活用して、年末調整のデジタル化も目指します。
コムデックでは「KING OF TIME」や「KING OF TIME給与」の導入・移行をサポートしています。
「手書きの給与明細をデジタル化したい」「低コストで給与計算システムを導入したい」という企業さまは、お気軽にお問い合わせください。

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