人事評価フローにAIを組み込んで会社の成長につながる評価制度を実現!工数負担の軽減にも成功|卸・小売業のAI導入事例
| 業種 | 卸・小売業 |
| 従業員数 | 50名程度 |
| 目的 | 評価制度の運用負担を軽減しながら会社の成長につなげたい |
| 課題 | ・被評価者の目標設計が的外れだと、初期段階で評価者の工数が増える ・目標設計やアクションプランの構築などが被評価者の負担になっている ・これらの運用によって評価者・被評価者の業務リソースが圧迫される |
| 効果 | ・事前にAIがチェックすることで、本来評価者が指摘すべき事項が減り、工数を削減できた ・被評価者が目標設計をするときにAI活用することで、形式に沿って適切な目標設計を行うことができるようになった |
従業員の会社への貢献度を評価するために、人事評価制度を設定している企業さまは多くいらっしゃると思います。
なかには、企業目標と個人目標を連動させて管理しつつ、評価基準を定めている場合もあるでしょう。
その場合、目標設定や進捗管理で従業員に負担がかかり、本来の業務に割くべきリソースがとられてしまうことがあります。
そんな時、評価フローのなかにAIを組み込むことで、従業員の負担を抑えつつ、効果の高い評価制度の実施が可能です。
今回は、評価フローのなかにAIを組み込んだことで、従業員の負担軽減と企業目標の達成につながる評価制度の実施が可能になった事例を紹介します。
「評価制度を実施しているが上手く回っていない」「形骸化してしまい、従業員の成長につながっていない」「目標設定や評価を公平に行えるようにしたい」という企業さまは、是非ご覧ください。
目次
公平・公正な評価につながる評価軸の設定例
今回の事例の評価制度は、MBOとコンピテンシーという2つの評価軸で運用されています。
ここでいうMBOとは、売上金額や顧客数など、会社全体で達成すべき数値目標のことです。
一方、コンピテンシーは、MBOを達成するために個々人に与えられる行動目標と位置づけています。
被評価者それぞれの能動的な行動(コンピテンシー)によって「そのコンピテンシーを達成すればMBOも達成できるだろう」という仮説を立てたうえで、見積件数や訪問件数などの目標を設定します。
評価軸の設定方法はさまざまあるので、あくまで一例として参考にしてみてください。
評価者と被評価者の負担軽減につながる!AIを組み込んだ評価制度の仕組み
AIを実際の業務に組み込んだ評価制度フローがこちらです。
目標を立ててアクションプランを実行し、自己評価と中間報告を行ったあと、改善点を上司と考えます。
その後、再度自己評価を行い、最終的な評価が下されるというフローを四半期ごとに行う運用です。
この場合、自己評価のサイクルは3ヵ月のスパンとなります。
この評価フローのなかでは、都度目標を修正したり、達成できなさそうなものはどんどん軌道修正をしたり、といった動きが繰り返されます。
仕組みだけ見ると簡単そうですが、全て人力で回そうとすると被評価者・評価者ともに作業負担が大きくなるので、AIを組み込むことでカバーしています。
これにより、AIの強みである「評価の善し悪しを妥協せずにコメントしてくれる」という良さも活かすことが可能です。
ここからは、各フェーズにおけるAIの動きを解説します。
1.AIによる目標設計の事前チェックで手戻りや修正の回数を減らす
目標設計の段階で、従業員が立てた目標(コンピテンシー)が会社の目標(MBO)達成につながるかどうか、AIを使って事前にチェックします。
的外れな行動目標を立てれば、全体の目標達成に寄与しないどころか、本人も成長しません。
また、初歩的な設計ミスがあると、初動で評価者とのコミュニケーション工数がかかるほか、お互いに手戻りが増えます。
事前にAIでチェックしておけば、大幅にズレた目標にはならず、こうしたリスクを回避できます。
2.AIによるアクションプランの提案で本来の業務に集中させる
AIと練った目標を実行するときは、「やっぱりできなかったために低評価がつく」といったことがないように、目標達成につながるアクションプランをAIに作成してもらいます。
今回は「これを実行すれば最低限の目標は達成できる」という状態になるよう、仕組みを設計しています。
従業員はAIが作成したアクションプランを実行していけばよいので、目標に対するアクションプランを検討する負担が軽減され、本来の業務に集中できるようになります。
3.軌道修正のプランもAIに考えさせて被評価者の負担を減らす
3か月の内の最初の1か月が終わったところで、振り返りのフェーズです。
順調に進んでおり、目標を達成できそうなのであればプランを継続します。
しかし、「これ以上アクションプランを継続しても目標を達成できない」と判断した場合は、アクションプランについてもう一度AIと相談して見直します。
「やってみたけどダメだった、どうしたらいい?」とAIに投げかければ、AIが既存のアクションプランを見直して、ブラッシュアップしてくれます。
あとは目標達成に向けて、被評価者が軌道修正したアクションプランを実行するだけです。
4.部下の自己評価をAIにチェックさせて評価者の負担を軽減する
被評価者と評価者の面談では、評価者の負担を軽減するために、目標に対する事前チェックをAIで実施します。
目標に対する被評価者の自己評価が、上司の求めている内容になっているかどうかをAIでチェックします。
内容に問題がなければ面談に移行するという運用で、時間を効率的に活用して評価を進めることが可能です。
AIに丸投げは禁物!評価フローにAIを組み込むときのポイント
評価のすべてをAIで実施できればより効率化可能ですが、残念ながらAIは万能ではありません。
そのため、AIに人事評価を丸投げするのは禁物です。
評価者と被評価者の負担をなるべく軽減することを目的として、AIを組み込んだ仕組みを活用するという視点を大切にしましょう。
評価制度は会社の成長に欠かせない重要な要素なので、AIを活用して最大限の価値を生み出す構造にしていくことが求められます。
kintone for 生成AIを活用して評価制度にAIを組み込むメリット
コムデックでは、kintone(キントーン)とAIを掛け合わせた仕組みをご提案する「kintone for 生成AI」を提供しています。
各企業の評価制度に合わせて、現在の評価フローを整理したうえで、最適な仕組みをご提案可能です。
kintoneをベースにAIを組み込んだ評価フローを構築するときは1つのアプリだけでは足りないので、複数のアプリのデータをもとにAIで分析させる構造になります。
kintone for 生成AIなら、kintoneとAIを連携し、複数アプリの組み合わせで情報を抽出して、任意の形で分析結果を出力することも可能です。
また、AIの学習機能をオフにできるので、社内データ(個人情報や機密情報)を学習させずに活用できるのもメリットと言えます。
kintoneに社内情報を集約している企業さまはプライバシーやセキュリティの観点からAI学習に対して慎重になられることが多いですが、kintone for 生成AIなら安心してご利用いただけるでしょう。
評価制度にAIを溶け込ませて負担を軽減しながら会社の成長を促そう
評価制度は会社の成長を促す重要な取り組みです。
しかし、成長につなげるために徹底して運用しようとすると、評価者と被評価者の負担は増大します。
評価フローのなかにAIを溶け込ませれば、各フェーズの作業負担が軽減され、本来の業務にリソースを集中できるようになるはずです。
コムデックが提供する「kintone for 生成AI」なら、評価制度に合わせて自然にAIを溶け込ませたフローを構築できます。
制度設計やフローの整理からお手伝いできますので、制度の地盤を固めたい企業さまはお気軽にお問い合わせください。
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