DXやkintoneの伴走支援について、皆で考える研究所。

中小企業が取り組むべきIT活用~広告&広報戦略編

Afterコロナ時代において、今まで以上に重要となる「オンラインでの情報発信」

既に取り組んでいらっしゃる企業さまもあるかと思いますが、それは果たして「地方の中小企業に最適化された」広報になっているでしょうか?

このような情勢の中、広報戦略を持って広告・広報を行っているかどうかによって、地方の中小企業と言えどもその差というものは広がっていきます。
第二部では、中小企業が取り組むべき広報戦略として、主にMEO対策についてお伝えいたします!

オンライン上の情報がないことは存在していないのと同じ

何か物を購入しようとするとき、事前にリサーチをすることは当たり前となっていますが、コロナウイルスの影響によりその傾向はより強まり、最終購入するところまでオンライン上で完結するのも珍しくありません。

コムデックでも、HPやFaceBookを見てお問い合わせいただき、実際のご支援までオンラインで行っていくケースが増えてきました。

そのような経路でご連絡いただくとき、お客様はオンライン上にある情報を元にコムデックを判断しています。
ここで、もしオンライン上にコムデックの情報が無かったらどうでしょうか?
何をやっているのかわからない、そんな会社に連絡してみようと思いますか?

そんな会社とは対照的に、「何をやっているのか、どんなサービスを提供してくれるのか」が明確に記載されている企業があったら…
何もこれは「購買行動」に限った話ではなく、採用や協業という点でも重視してしかるべき部分です。「欲しいものはまず調べる」が当たり前の時代において、「オンライン上に情報が無いこと」は「購入の選択肢に入らない=存在していないのと同じ」状態とさえ言えるのです。

中小企業が取り組むべき広報戦略

とは言っても、大規模な広報や広告には費用も掛かります。
中小企業がそこまで費用をかけずに取り組める情報発信はないのか?
もちろん、あります!しかも無料!

それが「Googleマップで行うMEO対策」です。

Googleで検索を行った際に、自動で地図が表示されたことは無いでしょうか?
それも、通常の検索結果よりも上の方に。

通常の検索結果のクリック率が1%なのに比べて、Googleマップのクリック率は3~9%。ここで上位に表示されれば、より自社の情報を知ってもらえるツールとして活用できるのではないでしょうか?

この「地図エンジンで検索上位に表示されるよう最適化を図ること」MEO対策と言います。

MEO対策の効果

①検索した場所から近い情報が上位に表示される

同じキーワードで検索を行ったとき、いる場所によって検索結果が異なるのがGoogleマップの特徴です。

例えば、伊勢市で「家 建てる」と検索したときと、名古屋市で同様の検索を行ったときには、全く違う企業が地図上に表示されてきます。

ということは、もし地域密着で事業をしているようであれば、このMEO対策をしていなければ機会損失の恐れがあるということです。

②文字検索より上部に表示される

これは先ほどもお伝えしましたが、スマホでもPCでも、検索したときに文字検索情報よりも上に表示されます。

そのため、ここに表示されればより人の目に触れる機会を増加させることができます。

③信用度を測ることができる

これは会社名をダイレクトに検索した場合ですが、検索結果ページの右側に企業情報が表示されます。

ここの情報に抜け漏れがあったり、全く更新されていないとどうしても見栄えが悪くなってしまいますし、逆にメンテナンスが行き届いていればその分情報の信頼度が増します

より上位に表示されるためのポイント

では、MEO対策を行うためには何をしたらいいのでしょうか?

これもGoogleマップの場合には明確で、以下の3つのポイントにまず着目して整備を進めていきましょう。

①Googleマイビジネスに情報を漏れなく入力

※店舗イメージ写真/Googleストリートビュー/提供している商品/サービスは可能な限り入力
※ページ内の文言を統一する

②一般ユーザーからの口コミ数を増やす

※高ランクローカルガイド(よく口コミを行っているユーザー[バッチがついている])の口コミ数
※コメントもしっかり返す

③HPやSNSのクオリティーアップ

MEO対策について、個別に解説した記事はこちら!

MEO対策を行ったら…次なる施策はホームページの拡充で顧客ナーチャリング

MEO対策を行う事で、地図情報において自社が上位に表示され、自社の事を知ってもらえる機会を増やすことができます。

そこから、自社のホームページに来てさらに詳しい情報を探す方も増えるでしょう。

その時、自社のホームページに情報が少なければ、せっかく来てもらっても十分な情報提供を行うことができません

自社ホームページを強化するためには、以下のような情報を掲載すると、よりお客様に検討していただきやすくなります。

①自社の商品/サービスを漏れなく掲載…
②どんな効果があるのか?
③導入(購入)までのフロー
④利用者からの声(導入事例)
➄導入費用

どうでしょうか、御社のホームページには以上のような情報が掲載されておりますでしょうか?

これらの情報が掲載され、さらに最新情報に更新され続けることで、営業担当がホームページを使って営業を行うことができます。

そこに記載されていることを説明すればいいため、説明漏れを無くすこともできますし、営業担当から「説明しにくい」というフィードバックがあればその声を元にどんどん改良を重ね、「説明しやすい商品=売りやすい商品」へとアップデートも可能となります。

加えて、ホームページ上にすべての情報が集約されることで、そこから情報を得たお客様自身がある程度学習し、こちらができることを把握したうえで「この中からこれが欲しいです」と連絡をいただければ、結果的には営業レスで業績アップを図ることができます。

どんなホームページにしたらいいかわからない!というような場合には、ベンチマーク企業のサイトと自社のサイトを比較してみると、足りない部分が見えてくるかもしれません。

中小企業の広報・広告に必要なこと

中小企業でも手軽に取り組むことができるMEO対策を主軸としてお伝えいたしましたが、冒頭でもお伝えしたとおり「オンライン上に情報が無いことは存在しないことと同義」です。

業務効率化とはべつの軸となりますが、広報・広告はもはや大手企業だけのものではなく、中小企業も取り組むべき近々の課題となっているのです。

この記事を書いた人

生田 智之

『DXの第一想起者』

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 kintoneをはじめとする、各社に合ったクラウドサービスの提案から導入、伴走まで一貫したサービスを得意としています。 また、youtubeではkintoneのノウハウを大公開する「kintone芸人」として活動しています。 「DX化したいけど具体的なイメージができない」「こうなりたい!はあるけど手段がわからない」…等の想いをお持ちの企業様、是非一度ご相談ください!

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