SKYSEA ClientViewサーバー版からLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版へ移行してIT資産管理を効率化!セキュリティの強化も実現|株式会社スコルチャ三重さまの事例

IT資産管理のためにオンプレミス型サーバーやツールを利用されている企業さまにとって、管理コストの問題は大きいでしょう。
PCやスマートフォン、タブレットなどのIT資産が増えるたび管理コストがかさむうえ、セキュリティ管理も煩雑になりがちです。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版なら、管理コストを抑えつつIT資産管理の効率化とセキュリティ強化を実現できます。
今回は、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版に移行してIT資産管理を効率化し、SKYSEA ClientViewサーバー版のコスト削減とセキュリティ強化に成功した株式会社スコルチャ三重さまの事例を紹介します。
「IT資産管理のコストを削減したい」「オンプレミス型から移行したい」という企業さまは、是非ご覧ください。
目次
SKYSEA ClientViewサーバー版は管理コストの増大とセキュリティリスクが課題……IT資産管理の効率化とセキュリティ強化を両立したい!
株式会社スコルチャ三重さまは、三重県営サンアリーナや三重電子スマイルアリーナ小俣(伊勢市小俣総合体育館)の施設管理を行う事業者さまです。
施設管理に加え、各種イベントやスポーツ、文化教室の企画・運営も行い、県民の健康増進や文化交流、地域観光の振興、さらには地域経済の活性化に貢献しています。
株式会社スコルチャ三重さまは、SKYSEA ClientViewサーバー版を利用して事業運営やIT資産管理をされていました。
2016年にはG7 伊勢志摩サミットのメディアセンターとして運用されたため、セキュリティには相当の投資を行っておりましたが、利用していたサービスは定期的なハードウェアの更新が必要で、更新の度に数十万〜百万単位のコストが発生します。
運用コストは右肩上がりに増大しており、将来的な運用が懸念される状態でした。
また、全体の端末管理のために拠点間VPNを維持する必要があり、運用コストが膨らんでいました。
拠点間VPNとは、離れた拠点同士を安全につなげるネットワーク技術です。
インターネットを経由するものの、ローカルネットワークのような形で運用できます。
しかし、VPNを利用する端末自体がマルウェアに感染すると、拠点間VPNを通じて感染が広がるというセキュリティリスクがあります。
株式会社スコルチャ三重さまにとって、セキュリティリスクも懸念点でした。
あわせて、操作ログデータの保存に伴って、サーバーを増強する必要性も感じておられました。
現在の体制では、将来的に拠点や扱う端末の種類・数が増えたとき、コストやセキュリティの面で課題があります。
運営を効率化するためにモバイル端末を導入するといった柔軟な対応が困難な状況です。
こうした背景があり、サーバー管理におけるコストの削減と効率的なIT資産管理体制の構築を実現したいと考えておられました。
これができれば、運用効率とセキュリティの強化の両立が可能です。
浮いたコストをクラウドの活用や業務支援ツールの導入といった別のIT投資に回すことで、裏方から施設運営をサポートする「現場を支えるIT」も実現できます。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版ならIT資産管理の効率化とセキュリティ強化を両立できる!
株式会社スコルチャ三重さまの課題を解決するためには、運用コストが莫大になるSKYSEA ClientViewサーバー版やツールの運用を見直さなければなりません。
そこで、オンプレミス型のようにサーバーを設置・管理する必要がなく、インターネット環境さえあれば利用できるクラウド型への移行を検討しました。
ヒアリングを通じて、株式会社スコルチャ三重さまの目的に合ったLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版への移行が決まったのです。
ここでは、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の特徴と、株式会社スコルチャ三重さまがどのようにクラウド型へ移行したのかを解説します。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の特徴
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版は、エムオーテックス株式会社が提供するクラウド型のIT資産管理ツールです。
PCからスマートフォン、タブレットまで、企業が扱うあらゆるIT資産を統合的に管理できます。
端末を登録すると、機器情報や設定情報が自動取得されるため、デバイスが増えたときも管理がしやすい特徴があります。
自動取得できない項目があっても、あとから追加可能です。
IT資産をすべて登録してしまえば、IT資産管理台帳としても活用できます。
Windows・macOSの操作ログを管理できる点も魅力のひとつです。
ログの確認画面では、端末の使用状況が非常にわかりやすく表示されます。
リアルタイムに機器の使用状況を可視化できるほか、「切断していない機器」に絞って検索するといったことも可能です。
遠隔からの画面ロックやデータの初期化も可能で、端末紛失や盗難があっても情報漏洩を防ぐことが可能です。
記録メディアの柔軟な制御にも対応しており、現場での運用を妨げず安全な活用を実現できます。
また、同社が提供するAI搭載次世代型アンチウイルス「LANSCOPE サイバープロテクション」と連携すれば、従来のアンチウイルスでは未然に防げなかった未知や亜種のウイルスに対しても、高いセキュリティを発揮します。
このように、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版なら、IT資産管理の効率化とセキュリティの強化を両立可能です。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版への移行とポイント
まず、株式会社スコルチャ三重さまから利用端末の台数や目的など、細かいヒアリングを行いました。
その後、ヒアリング内容を踏まえて、目的に合ったツールを選定しています。
このとき選ばれたのが、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版です。
SKYSEA ClientViewサーバー版のIT資産管理ツールを利用していたときは、USBメディアを制御していたため、移行とあわせて許可端末の登録と動作確認を実施しました。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版では、個別に記録メディアを許可するだけではなく、読み取り専用にすることも可能です。
設定時は「ログから選択して追加」するか、ベンダーIDなどから「手動入力して追加」する必要があり、やや難易度の高い操作が求められます。
操作説明に工夫が求められましたが、柔軟に対応いただけたことで、記録メディアの登録と利用が可能になりました。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の環境が整ったら、管理者さま向けに利用方法の説明会を実施しました。
使いやすさは日常の運用に直結するため、デモ画面を通じて具体的な操作を確認しています。
あわせて、運用開始時だけではなく、その後の社内対応で迷われないように、管理者さまの操作を定期的にフォローアップできる体制を確立しました。
必要なときに連絡をいただければ、コムデックがすぐにサポート可能です。
最後に、SKYSEA ClientViewサーバー版の運用に使用していた拠点間VPNを切断し、管理コストの抑制に成功しました。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版へIT資産管理を移行したメリット
株式会社スコルチャ三重さまは、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版に移行したことで3つのメリットを得られました。
1つ目は、SKYSEA ClientViewサーバー版の管理コストと運用負荷を大幅に削減できたことです。
社内で管理するサーバーの管理費用が不要になり、コストが60%以上削減されました。
2つ目は、拠点間VPNがなくても安全な多拠点管理が可能になったことです。
今後、拠点や利用端末が増えても、費用や管理負荷を考えなくてもよくなりました。
3つ目は、記録メディアの柔軟な制御や操作ログの取得が可能になり、セキュリティが強化されたことです。
過去の操作履歴をいつでも確認できることも、ヒューマンエラーによるセキュリティリスクや内部不正の発生を抑制することにつながっています。
ただし、クラウド型への移行で常時インターネット接続が必要になったため、回線障害に対して注意が必要になりました。
操作画面に慣れるまではお問い合わせをいただきましたが、都度困りごとを解消していくなかで定着し、現在はスムーズな運用を実現されています。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版を活用してさらなるIT資産管理の効率化を図る
株式会社スコルチャ三重さまは、課題の多いSKYSEA ClientViewサーバー版やツールからLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版に移行したことで、IT資産管理の効率化と管理コストの削減に成功されました。
今後は、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の機能を活用してさらなるIT資産管理の効率化を図るとともに、モバイル端末の導入やBCP対策にも柔軟に対応できる運用体制を構築する予定です。
コムデックでは、ITに関するお困りごとの解決や最適な環境への更新をサポートする「IT環境サポートサービス」を提供しています。
「効率的にIT資産を管理しながらコストを削減したい」「セキュリティを強化して安全にIT資産を使いたい」という方は、是非お気軽にご相談ください。