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kintone × Google APIで最適な移動ルートを自動生成する方法

kintone×GoogleAPI 配送・訪問ルートを最適化

訪問営業や配送業を行う企業さまでは、訪問先の順序やルートをどのように決めていらっしゃるでしょうか。
慣れた場所であれば経験や勘を元に決められるかもしれませんが、そうでない場合はルート検索だけでも一苦労です。

「複数の訪問先を1件ずつ調べて順番を考えていたら、思いのほか時間がかかってしまった」という経験をお持ちの方も多いと思います。そんな方におすすめしたいのが、Googleマップの「Google Routes API」という機能です。

このGoogleマップとkintoneをAPIで連携すれば、瞬時に最適なルートを作成できます。
本記事では、Google Routes APIの連携方法や使い方を詳しく解説します!訪問営業がある企業様や、運送業の企業様は是非ご覧ください!

本記事の内容は、こちらの動画でも詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

訪問営業や配送業によくある「ルート検索問題」

1日に複数の訪問先や配送先がある場合は、効率良く回れるルートを組み立てることが重要です。
Googleマップを開いて「出発地」と「目的地1」の住所を入力してルートを検索したうえで、「目的地2」「目的地3」……と追加していくやり方を取られている方も多いのではないでしょうか。

この方法の場合、目的地の住所を何度もコピペしながら、効率の良い周り方になるまで順番を入れ替えて、試行錯誤しなければなりません。
目的地が少ない場合や同じ方面の場合はまだ良いのですが、これが10件以上になったり、出発地から見て異なる方面に分散していたりすると、もはや作成したルートが本当にベストなのかどうかも怪しくなってきます。

【比較】通常通り検索したルート VS Routesの最適化ルート

そんなGoogleマップで最適なルートを検索したいときに役に立つのが「Google Routes API」という機能です。
この機能を使うと、移動距離、所要時間、リアルタイムの交通量、通行料金等あらゆる要素を考慮して、最も効率的なルートを作成してくれます。

さらに、kintone(キントーン)の顧客情報アプリと連携すれば、目的地の住所を1件ずつ入力する手間も省けます。
実際に、通常の手順でルート検索をした場合と、Google Routes APIを使った場合の検索結果を比較してみましょう。

今回は、三重県内で10件の訪問先を回る場合を例にして実験します。
はじめに、kintoneの「顧客情報アプリ」のレコード一覧画面を開き、訪問したい企業10社にチェックを入れます。

なお、後ほど解説しますがこのチェックボックスはカスタマイズで実装しています。

kintone ルート最適化

次に、画面上部にある「選択した顧客のルートを最適化」ボタンをクリックします。

kintone ルート最適化

すると、ルート生成方法(選択順 or 最適化)と、出発地の設定画面が表示されるので、まずはシンプルに「選択順」でルートを生成してみます。

kintone ルート最適化

その結果、以下のようなルートが表示されました。
所要時間は8時間24分、移動距離は483kmとなっています。

kintone ルート最適化

今度は同じ訪問先10社について、Google Routes APIで最適化したルートを生成してみます。

kintone ルート最適化

その結果、以下のようなルートが表示されました。
先ほどとは違って、地図上できれいな一筆書きになっていることが分かります。

所要時間は7時間4分、移動距離は304kmとなっており、先ほど「選択順」で検索したときよりもかなり短縮されました。

kintone ルート最適化

この方法なら、1件ずつ住所をコピペして調べたり、順番をあれこれ考えたりしなくても、ワンクリックで瞬時に最適なルートが作成できます。

kintoneとGoogleマップを連携する方法

ここからは、kintoneとGoogleマップを連携する方法を解説します。
今回は、kintoneとGoogleマップを連携するためにJavaScriptでカスタマイズしました。

具体的に設定したことは、「顧客情報アプリのレコード一覧画面でチェックボックスを表示する」と「チェックを入れた企業の住所について、Google Routes APIで最適なルートを生成する」の2つです。

kintone ルート最適化

ここでポイントとなるのが、住所の表記です。
Google Routes APIでは、住所をテキストのまま検索してもルートをうまく生成できないため、住所の情報をテキストから緯度・経度の形式に変換して検索する必要があります。

例えばコムデックの住所は「三重県伊勢市小木町484-1」ですが、これを「34.50632289805562, 136.72112735484995」という形に変換します。
住所の変換については、TISの「住所/緯度経度変換プラグイン」が無料で利用できますし、今回のようにJavaScriptに組み込んでおくこともできます。

kintone ルート最適化

住所を変換できたら、あとはGoogle Routes APIを設定するだけでルート最適化を利用できるようになります。
なお、今回のカスタマイズのJavaScriptのコードはほぼ全てAIで作成しています。

会話形式で「最適なルートを作成したい」「Google Routes APIを使いたい」というように指示を出し、微調整するだけで実装できました。

kintone × Google Routes APIで移動時間を短縮しよう!

kintoneとGoogleマップを連携して活用すれば、ルート検索や実際の移動時間などを大幅に短縮できます。
実際に導入した企業さまでは、ルート検索の時間だけで1日あたり15〜20分も短縮できました。

ルートを決める時間に加えて移動時間やガソリン代なども削減できるため、さらに導入効果は大きくなると思われます。
訪問営業や配送業などで、時間やコストを削減したいとお考えの方はぜひ使ってみてください!

コムデックでは、kintoneアプリの構築だけでなく、プラグインや連携ツールを使ったカスタマイズも承っております。
「なるべく予算をかけたくない」「簡単にできて、効果が大きいことを実践したい」とお考えの方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

佐田 薫士

『kintoneスペシャリスト』

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 主にkintoneのカスタマイズを得意とし、サイボウズ認定資格である「kintone Associate」「kintone Customization Specialist」「kintone AppDesignSpecialist」「System Design Expert」を取得しています。 kintoneは他ツール(RPAや販売管理システム等)との連携も得意としていますので、皆様の業務の手助けになりそうな事例を見つけ、是非ご相談ください! youtube「kintone芸人」で検索!

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