kintoneとAIを連携する方法とは?メリットと注意点も解説

kintoneを使っていると、レコードの作成や更新など手作業が多々発生します。
そのため、最近何かと話題のAIと連携して、一部の作業を自動化できないかと考える企業さまも多いでしょう。
kintoneとAIを連携させれば、kintone単体ではできない機能の追加や作業の自動化が可能です。
今回は、kintoneとAIを連携する方法とメリット、注意点を解説します。
「kintoneとAIを連携させる方法を知りたい」「kintoneとAIを連携して課題を解決したい」という企業さまは、是非ご覧ください。
この記事でわかること
- kintoneとAIを連携するメリット
- kintoneとAIを連携する方法
- kintoneとAIを連携する際の注意点
こんな人におすすめの記事です
- kintoneとAIを連携して活用の幅を広げたい人
- kintoneとAIの連携方法を知りたい人
目次
kintoneとAIを連携させるメリット
kintone(キントーン)とAIを連携させると、kintoneの標準機能や通常のプラグイン・連携サービスでは難しい機能を拡張できます。
AIを活用すれば、今行っている手作業を自動化することができ、今まで以上に業務の効率化を実現できるでしょう。
このセクションでは、kintoneとAIを連携させる3つのメリットを解説します。
kintone内の情報を素早く検索できるようになる
kintoneの検索機能は、標準だと一文字での検索ができなかったり、英字の場合には完全に一致しないと検索結果に表示されなかったりなど今一歩な部分が多々あります。
そのため、検索機能を拡張できるプラグイン・連携サービスが多数存在しているのですが、検索性を高めるためにプラグインや連携サービスを導入すると、ランニングコストがかさむという新たな課題が生まれます。
そこで、kintoneをAIと連携させると、従来よりも高度な検索機能を実現できます。
たとえば、生成AIと連携してkintone内の情報をもとに質問に回答するような仕組みを構築すれば、チャット形式でのフリーワード検索が可能になります。
また、この仕組みなら、アプリをまたいだ検索や情報の絞り込みも可能です。
例えば、kintone上でAIに「前回のA社とのやり取りは?」と尋ねると、AIが関連情報を踏まえつつ情報を要約して教えてくれます。
その結果、ユーザーは情報が記録されているアプリを開かなくても、知りたい情報をすぐに得られるようになるでしょう。
このように、kintoneでナレッジを蓄積・管理しておけば、AIとの連携で素早い情報検索が可能になり、業務の効率化につながります。
作業の自動化が進む
kintoneとAIを連携させると、AIがテキストを読み取ったうえでkintoneの作業を自動化してくれます。
kintoneの標準機能やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)との連携によっても、繰り返しの多い単純な作業や定型業務における自動化はある程度可能ですが、AIならより複雑な作業も自動化可能です。
例えば「問い合わせ内容を読んで理解したうえで優先度を分類する」という人間の作業は複雑で、kintoneの標準機能やRPAによる自動化はできません。
しかし、AIならテキストを読み取ったうえで指示どおり作業できる他、登録された情報をもとにレポートを自動生成したり、問い合わせ内容から対応パターンを抽出・提案したりといったことも可能です。
AIによる作業の自動化によって浮いたリソースは、より付加価値の高い業務に集中投下できるようになり、生産性の向上につながります。
以下の記事では、kintoneと生成AIを連携させて資料作成を効率化した事例を紹介しているので、あわせてご覧ください。
▼kintoneとChatGPTを連携して介護記録に基づく資料作成を効率化|介護福祉事業 株式会社ワンセルフさまの開発事例
kintoneの活用をAIがサポートしてくれる
kintoneとAIを連携させると、AIがkintoneの活用をサポートするアシスタントにもなります。
たとえば、AIにkintoneアプリの構成案を提案させ、JavaScriptコードを生成するよう指示すれば、専門知識がなくてもアプリを構築できます。
これは、ユーザーが打ち込んだテキストを理解したうえで提案できるAIならではの活用法です。
これまでサンプルアプリで乗り切ってきた企業さまも、AIによってkintoneの活用の幅を広げることが可能です。
以下の記事では、AIとの連携でkintoneアプリの構築を自動化した事例を紹介しているので、あわせてご覧ください。
▼kintone芸人がCybozu Days2024「kintone show+case unlimited」に出場!生成AIで自動的にkintoneアプリを作る方法とは
kintoneとAIを連携する方法
利用するAIサービスによって細かい仕様は異なりますが、基本的にkintoneとAIはAPIを通じて連携が可能です。
導入すればすぐに使えるプラグインや連携サービスもたくさん存在しています。
kintoneとAIを連携したい場合は、kintoneをカスタマイズするかプラグイン・連携サービスを導入するかといった2つの方法があります。
方法 | kintoneカスタマイズ | プラグイン・連携サービス |
メリット | ・自由度が高く、自社要件に合わせられる ・業務や作業にフィットした運用ができる |
・連携設定が済んでおり、短期間で導入できる ・専門知識がなくても利用できる |
デメリット | ・連携設定が済んでおり、短期間で導入できる ・専門知識がなくても利用できる |
・柔軟性に限界がある ・サービスの仕様変更や終了などの影響を受けやすい ・ランニングコストが発生する |
既存の連携サービスやプラグインなら、すぐに導入できるうえ、簡単な設定で使い始められるものがほとんどです。
そのため、まずはニーズに合う連携サービス・プラグインを探してみるのがよいでしょう。
ただし、kintoneの月額費用のほかに、連携サービス・プラグインの利用料がプラスされるほか、導入時に初期費用が発生することが多いため留意が必要です。
長い目で見たとき、カスタマイズしたほうがトータルのコストを抑えられる場合もあります。
kintoneとAIの連携における注意点
kintoneとAIを連携させるときは、2つの注意点があります。
AIが間違った情報を出力することがある
AIは万能ではなく、「人間の指示を理解できない」「間違った情報を出力する」といったエラーを起こすことがあるため、運用に注意が必要です。
たとえば、kintoneとAIを連携して「メルマガの作成と配信」を自動化できても、顧客に対して失礼な表現が混じっていたり、誤情報を掲載していたりするリスクがあります。
そのため、AIにすべてを任せるのではなく、人間による最終確認が必須となります。
高度な連携にはJavaScriptカスタマイズが必要になる
既存のプラグインや連携サービスの機能が不十分なときは、ニーズを実現するためにJavaScriptカスタマイズが必要になります。
社内に専門人材がいない場合は、kintoneパートナーへの相談・依頼がおすすめです。
kintoneとAIのカスタマイズ実績が多いパートナーを選び、自社が実現したい環境を伝えれば、kintoneとAIを自社に合わせて運用できます。
コムデックでもkintoneとAIの連携やニーズに応じたカスタマイズが可能なので、お気軽にご相談ください。
連携しなくても使える!kintone AIラボ提供開始
kintone AIラボでは、kintoneから直接AIを活用できる機能が一部提供され始めています。
これなら、カスタマイズの実行や連携サービス・プラグインの導入をせずに、kintone上でAIを活用できます。
既に提供され始めている「検索AI」と、現在開発中の「アプリ作成AI」の特徴を解説します。
検索AI
kintoneの検索AIは、kintoneに蓄積された情報をチャット形式で引き出せる検索機能です。
ユーザーが入力した質問内容に対して、適切な情報を文章で回答してくれます。
回答の生成に使用するフィールドを指定したり、独自のプロンプトを入力したりといった細かい設定によって、自社に適した形にカスタマイズ可能です。
たとえば、kintoneで営業やマーケティングなど部門単位でナレッジを蓄積・管理しつつ、検索AIを使って情報を引き出すという運用で、AIアシスタントとして活用できるでしょう。
アプリ作成AI
kintoneのアプリ作成AIは、チャット形式でkintoneに作りたいアプリを伝えると、適切なアプリ名やフィールドを提案してくれるAI機能です。
もともと、kintoneはノーコード・ローコードでアプリが作成できるものの、初めての人が慣れるまでには多少の時間がかかります。
しかし、AIがサポートしてくれれば、アプリを自作するハードルが下がり、気軽にアプリ作成に挑戦できるようになります。
これにより、コストをかけずに、自社におけるkintoneの活用幅を広げることが可能です。
kintoneとAIを連携して業務効率をさらに向上させよう
kintoneとAIを連携させると、標準機能や連携サービス・プラグインの導入では難しかったレベルの機能拡張や作業の自動化を実現できます。
これにより、業務効率のさらなる向上が可能です。
コムデックでは、kintoneとAIを掛け合わせてお客さまの課題を解消する「AI伴走支援」を提供しています。
「kintoneとAIを連携させたい」「AIを使ってkintone上の作業を自動化したい」という企業さまは、お気軽にお問い合わせください。