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Salesforceからkintoneへ移行!ライセンス料を抑えながら現場の声を反映する柔軟なシステムを構築|株式会社EBILABさまの開発事例

kintone→Salesforce移行に失敗しないためのポイントを解説

営業の業務を効率化させるためにSFAを導入したものの、「使う人と使わない人がいる」「自社に合った使い方にカスタマイズできない」「機能がありすぎて使いこなせない」と悩まれていませんか?
毎月かかるライセンス料も安くないため、SFAによる効果を最大限に引き出したい……と歯がゆさを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

kintoneをSFAとして活用すると、現場の声に合わせて柔軟にカスタマイズできるため社内に浸透させやすく、社内全体で効果的に運用できます。

今回は、もともと利用していたSalesforceからkintoneへ移行したことで、現場の声に合わせて機能やレイアウトをカスタマイズできるようになったうえ、月々のライセンス料を抑えることに成功した株式会社EBILABさまの事例を紹介します。

SFAを自社に合わせてカスタマイズできず困っている、ライセンス料を抑えながら充実した機能を利用したい企業さまはぜひご覧ください。

Salesforceはライセンス料が高く課題が多い…kintoneをSFAとして導入したい!

株式会社EBILABさまは、サービス業向けクラウドサービスの開発・販売・サポートを行っている企業さまです。

伊勢神宮・内宮のおはらい町において150年以上続く食堂、有限会社ゑびやさまの業務を大改革したシステムを発展させ、さまざまな企業を支援しています。

株式会社EBILABさまではもともとSalesforceを活用していましたが、社内でSalesforceをカスタマイズできる人材が限られており、現場の声に合わせた柔軟なカスタマイズが難しいことが課題でした。
また、行動履歴の管理やダッシュボード機能などを使うかどうかは個人の判断に委ねられていることや、営業に関する部分以外の業務が管理しにくいことも問題として挙がっていました。

Salesforceとfreeeの連携が使えないという不具合も発生しており、ライセンス料が高くなったこともあって株式会社EBILABさまでは移行先を探し始めました。

価格を抑えつつfreeeと問題なく連携できて、より使いやすいSFAを探す中、株式会社EBILABさまがたどり着いたのがkintone(キントーン)でした。
kintone自社の業務に合わせてアプリを作れるクラウドサービスのため、株式会社EBILABさまが求める機能や連携を自分たちで構築することができると考えたのです。

Salesforceからkintoneへ移行するときのポイントとは?移行プロセスも解説

株式会社EBILABさまは、Salesforceからkintoneへ移行することで、ライセンス料を抑えながら自社に合った形にSFAをカスタマイズし運用できるようになりました。
移行のポイントとプロセスを解説します。

Salesforceからkintoneへの移行はできるが、「全く同じ」は難しい

Salesforceからkintoneへの移行は可能ですが、Salesforceと「全く同じ」環境をkintoneで再現するのは簡単ではありません。
そのため、Salesforceを再現してkintoneを構築することにこだわらず、kintoneならではの運用方法を新たに構築するという視点が重要となります。

kintoneをSFAとして活用すれば、クラウド上に顧客情報を集約できるようになり、案件の進捗や全体の進行状況を担当者以外も把握できます。
担当者以外でも顧客対応ができるようになるため、業務量の分散が可能です。
また、担当者不在でも顧客が問い合わせたタイミングで即時対応できるため、顧客満足度の向上も狙えます。

さらに、kintone上に蓄積した顧客情報と作成したアプローチリストからメールを一斉配信したり、開封確認したりも可能です。

このように、kintoneがSFAとしてできることを理解したうえで、自社に必要な機能を整理する必要があります。
Salesforceと全く同じ機能や見た目、使い勝手ではありませんが、自社に合わせてプラグインやアプリをうまく組み合わせることで、痒い所に手が届くSFAとして構築可能です。

Salesforceからkintoneへ移行するプロセス

株式会社EBILABさまでは、以下の流れでSalesforceからkintoneに移行しました。

  1. Salesforceの環境をチェックする
  2. 使っている一覧やデータを整理し、不要なものを捨てる
  3. kintoneへ移行後のイメージを明確化・共有する
  4. kintone環境を構築する
  5. Salesforceからkintoneへデータを移行する
  6. kintoneのテスト運用を行う

不要な機能やデータを思い切って捨てる覚悟は、プロセスのなかでも特に重要です。
本当に必要なデータだけを移行することで、より自社に合ったSFAとして構築できるでしょう。

kintone Salesforce 移行

思い切って情報を取捨選択した顧客管理では、顧客と案件が紐づくことで顧客管理内でその顧客の全ての案件を確認できるようになっています

Salesforceをkintoneに移行した効果とは?自社に合わせて柔軟にカスタマイズ

Salesforceをkintoneに移行したことによるメリットは、現場の声に合わせてシステムをカスタマイズできるようになったことです。
データベースとなるアプリも作りやすく、パッとカスタマイズできるため、社内からの「こうやって使いたい」という要望に対して柔軟に対応できるようになりました。

kintone Salesforce 移行

EBILAB様の案件管理アプリ

カスタマイズや運用にかかる費用を抑えられたことも大きなメリットです。
Saleseforceの場合、項目を削除・追加するだけでも詳しい外部人材に依頼する必要があり、都度費用がかかっていました。
一方、kintoneは社内人材で対応できるため、費用をかけずにカスタマイズできます。
ライセンス料もほかのSFAと比較して安価なため、費用を抑えて運用できています。

また、kintoneはプラグインが充実しているため、それらを駆使することでできることの幅が広くなりました。
問題となっていたfreeeとの連携も、kintoneならスムーズに連携できたため、滞りなく業務を進められるようになりました。

kintone Salesforce 移行

kintoneで作成された請求情報は、freee連携システムによりワンクリックで連携されます

kintone Salesforce 移行

Salesforceの時に課題となっていた営業に関する部分以外の情報管理についても、以前はあちこちに情報が散らばってしまい、必要なときに顧客リストを再度作成しなければならないこともありましたが、kintoneに情報を集約することで解決できました。

要件定義をしっかり行ってkintoneをSFAとして活用しよう

株式会社EBILABさまは今後、kintoneとTeamsを連携させ、より使いやすいSFAにアップデートしていく予定です。

今回の移行を通して、導入前に自社でも細かい要件定義をしておけばよかったというお話もしていただきました。

kintoneに移行する前に、kintoneをどのように使うか、どういったデータを蓄積すべきかなど、要件定義を行うことが大切だといいます。
業務フローを整理し、いつ・だれがそのデータを活用するのかそのデータ形式が最適かどうかを改めて確認することも忘れてはいけません。
この部分を土台としてならしておくと、kintoneをSFAとして導入したあとの運用イメージがしやすくなります。

もし、要件定義をないがしろにすると、導入後に現場から細かい要望が発生し、対応しなければならなくなるため、自社で要件定義が難しい場合は外部業者に依頼したほうがよいとのアドバイスをいただきました。
Salesforceからkintoneへの移行をお考えの企業さまは、ぜひ参考にしてみてください。

株式会社コムデックでは、kintoneを活用し、顧客・商談・予実管理に必要な情報を一元管理するシステムである「コムデック営業管理システム」を提供しています。
本当に必要なデータや機能を整理する要件定義からお手伝いできるので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

西道 涼

『クラウドサービスの先導者』

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 主に中小企業のクラウドサービスの提案から導入支援まで、一貫してサポートさせていただいております。 たくさんのクラウドサービスが普及する中、どのクラウドサービスが自社に合っているのか…お悩みではありませんか? 是非一度御社の理想をお聞かせください。ぴったりのクラウドサービスをご提案させていただきます!

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