COMDEC

Imadoki 2026年9月号が発行されました

Imadoki 2026年9月号が発行されました

記事(PDF)を開く

夏は花火と最賃改定の季節…

夏といえば、花火、台風、落雷、停電。そして最低賃金改定…。夜空に上がるのは花火だけでなく、人件費と社会保険料――今年も、経営者の背筋が少し涼しくなる季節がやってきました。

コムデックの本社がある、三重県の最低賃金は、現在の1,087円から56円上がり、10月1日から1,143円となる予定です。
昨年は11月21日の発効でしたから、今回は1年を待たずに次の改定。夏が終わる前に、秋からのコストが駆け足でやってくることになります。

この数年、掛け声は「ITで効率化」から「DXで変革」へ、さらに「DX/AIで生産性向上」へと進化しました。
しかし、掛け声が最新版になっても、会社の仕事が自動的に最新版になるわけではありません。
現場の高齢化、IT人材の不足、そして経営側のデジタルへの苦手意識から、紙・Excel・属人的なやり方が残り続ける会社も少なくありません。

経済産業省の各種レポートでも、中小企業ではI Tリテラシーや人材リソースの問題が顕著であり、経営者の危機意識も不足していると指摘されています。
お役所の資料としてはなかなかの直球で、行間からは「そろそろ本気で変わらないとヤバいよ」というメッセージが聞こえてきます。

業務を時短しても、物価高を背景に、空いた時間で副業や「タイミー」に向かう人もいます。
会社は労働時間を減らしたい、働く人は収入を増やしたい――どちらも切実で、どちらも間違ってはいません。
だからこそ生産性向上は、単なる「楽をするための時短」ではなく、より良い賃金を払いながら会社を持続させるための経営課題なのではないでしょうか?

コムデックでも、AIによって明らかに短縮できた仕事が増えました。
ただし、空いた時間は品質向上や別の仕事に充てられるため、私は正直なところ「楽になった!」という実感はあまりありません。
それでも総労働時間は確実に減少しています。

KKD(勘・経験・度胸)で働き方を語る時代から、AI の支援をもらいながらデータを見ながら働き方を設計する時代へ――今年のお盆は、そんなことを考え、各種指標づくりに充てる時間になりました。

賃金は上がる。人手は増えずに高齢化が進む。物価も上がる。ならば、仕事の仕組みを変え、AI も助成金も上手に使い、同じ時間からより大きな価値を生み出すしかありません。
この夏、夜空に打ち上げたいのは経営者の悲鳴ではなく、「生産性向上」という大輪の花火です。

取締役会長 樋口 雅寿

いつまでメールで調整しますか?LINE WORKSで日程調整をもっと簡単に!

すでにコムデックから「LINE WORKS日程調整アプリ」を受け取っているお客様も多いかと思いますが、昨年末ごろにLINE WORKSへ日程調整のオプション機能が追加されました!
TVドラマや映画の世界なら、優秀な秘書がパッと予定を調整してくれます。
しかし現実の世界では、そんな人はいないため、忙しい人ほど、自分で何度も電話や調整メールを送ることになるのが実情であり、スケジュール調整を営業、納品、打ち合わせ、採用面談、サポート対応など会社全体でみるとかなりの時間を奪われているのではないでしょうか?

今月号のImadokiでは、簡単なようで、実は難しい仕事である、日程調整を「LINE WORKS日程調整アプリ」を通じて、改めてスケジュール管理について考えます。

日程調整、こんな手間がかかっていませんか?

ビジネスの現場、特に営業や納品作業が多い忙しいメンバー程、日程や時間調整だけで多くの時間が奪われているのではないでしょうか?

  • 候補日をいくつも出してメールで2~3往復
  • 相手の返信待ちで日程が確定しない
  • 確定後に会社カレンダーへ手入力?手帳に記入?

そんな課題を解決するのが、LINE WORKSの「日程調整機能」です!

LINE WORKSの日程調整機能とは?

LINE WORKSの「日程調整」は、社外とのスケジュール調整をシンプルにする機能です。
候補日の抽出から相手への打診、予定の確定までをワンストップで完結できます。

LINE WORKSの日程調整機能(月額80円/L)でできること

  • 日程調整リンクを送るだけで、 相手はブラウザから選択可能
  • 自社の参加者予定を一画面で確認でき、 空いているところを候補日として選択できる
  • 候補日・時間を決めたら、参加者の予定を仮押さえできる
  • 日程が確定したら、他の候補仮予定が自動で消えて、確定予定がカレンダーに登録される

コムデックでも、予定調整がかなり楽になりました

GoogleカレンダーやOutlookカレンダーを使っている会社であれば、以前から日程調整サービスとの連携がしやすい環境がありました。
一方で、コムデックは過去には「サイボウズOffice」、現在は「LINE WORKS」を中心にスケジュール管理をしてきました。
つまり、Googl eカレンダーやOutl ookのような世界標準のカレンダーを前提にした日程調整サービスとは、少し相性が悪い場面があったため、社外との予定調整には大きな手間がかかっていました。
ところが、LINE WORKSの日程調整機能が使えるようになったことで、状況はかなり変わりました。

▲実際のLINEWORKS調整リンクの画面、お客様も日付&時間をクリックするだけなので好評です。

▲お客様が予定を選択すると仮押さえが確定されたチャットが届きます。

特に、kintoneの営業担当者やサポート担当者、ITサポート部のパソコン納品日の調整のように、社外との打ち合わせや作業が多いメンバーにとっては、かなり実用的な機能となっています。
1件あたりの削減時間は、10分程度かもしれませんが、月に何十件、何百件と積み重なると、会社全体では大きな業務改善になるため、業務生産性向上の大きな手助けとなりそうです。

スケジュール管理とチャットについて再考するタイミング?

ここで、もう一歩踏み込んで考えたいことがあります。
それは、日程調整機能そのものよりも前に、そもそも会社としてスケジュールをどう管理しているか、という問題です。
今でも中小企業では、次のような運用が少なくありません。

  • 各自が紙の手帳で予定を管理している
  • 事務所のホワイトボードに予定を書いている
  • 社長や営業担当者の予定を、特定の人しか把握していない
  • 社内の予定確認が、毎回電話やメールになっている

しかし、AI活用が現実になってきた今、『各自の予定が把握できない』、『予定がホワイトボードにしかない』といった状態は、大きな機会損失であり、自ら業務生産性向上の芽を摘む行為となりかねません。
なぜなら、ホワイトボードに書かれた予定は「人間の目」には見えても、「システム」や「AI」には見えないからです。

まとめ:予定調整は、スケジュールがデータ化されているからこそ簡単になる

LINE WORKSの日程調整アプリは、単に「日程調整が便利になる機能」ではありません。
その背景には、もっと大きなテーマがあります。

それは、会社のスケジュールをデータとして管理することです。

スケジュールがデータ化されていれば、日程調整が簡単になり、社内外のやり取りがスムーズになり、その先にはAIエージェントによる予定調整や業務支援が見えてきます。

  • まだホワイトボードで予定を管理している
  • 社員それぞれが個人の手帳で予定を持っている
  • 日程調整のたびに何度もメールを送っている

そんな会社こそ、今が見直しのタイミングです。
AI活用時代に必要なのは、いきなり高度なAIツールを入れることではありません。
まずは、会社の情報をデータとして扱える状態にすることです。
スケジュール管理は、その第一歩です。
人手がないと嘆く前に、人手がかからない仕組みを導入する、予定調整のムダを減らし、本来やるべき仕事に時間を使う。
LINE WORKSの日程調整アプリは、そのための身近で実用的な一手です。
コムデックでは、LINE WORKSの活用支援や、会社単位でのスケジュール管理の見直しについてもご相談を承っています。
「うちの予定管理、このままでいいのかな?」そう感じた方は、ぜひ担当者にご相談ください!

短期決戦! 業務改善助成金の活用

人件費や物価が上がる中、「賃上げは必要だけど、会社の負担も大きい…」と感じている経営者の方も多いのではないでしょうか。
そんな企業にぜひ知っていただきたいのが、令和8年度の「業務改善助成金」です。

この制度は、会社の中で最も低い時給を50円以上引き上げることとあわせて、業務を効率化するための設備やITツールを導入した場合に、その費用の一部を助成してくれるものです。条件によっては、最大600万円まで助成されます。
たとえば、「紙やExcelで管理している仕事を減らしたい」「勤怠や給与計算をもっと楽にしたい」「営業や顧客情報をまとめて管理したい」といった改善にも活用できる可能性があります。

まず確認!対象になる従業員はいますか?

申請要件で最も重要なのは、新しい地域別最低賃金を下回る賃金で働いている従業員がいることです。
令和8年度は、事業場内最低賃金が、その地域でこれから適用される最低賃金より低い事業所が対象であり、賃上げする従業員は、原則として週20時間以上働く雇用保険の被保険者が対象となります。
「うちの会社は使えるのかな?」と思ったら、まずは社会保険労務士さんと一緒に時給を確認してみるのがおすすめです。

昨年より、買えるものには制限があります

令和8年度は、昨年より対象経費が少し厳しくなりました。
特に注意したいのが自動車です。昨年度は一定条件の乗用車や保冷車などの自動車も対象になる場合がありましたが、令和8年度は特殊用途自動車を除き、原則対象外となっています。
一方、物価高騰などの条件に該当する企業では、パソコン、スマートフォン、タブレットなどを新しく購入する費用が対象になる場合があります。

補助金との違いもポイント

例えばIT導入補助金は申請しても採択されないことがありますが、業務改善助成金は、必要な条件を満たして審査で認められれば支給される助成金です。
ただし、「申請すれば自動的にもらえる」という意味ではありません。
計画どおりに賃上げや設備導入を行い、実績報告まできちんと進める必要がありますので、社会保険労務士の先生の支援を受けて申請することをおすすめします。
そして特に注意したいのが、交付決定前に契約・購入・導入してしまうと対象外になることです。先に注文してしまわないよう、必ず申請の順番を確認しましょう。

申請期間は短め。早めの準備がおすすめです

令和8年度の申請は9月1日から始まります。締切は、各都道府県の新しい最低賃金が発効する前日、または11月30日の早い方です。
地域によって発効日は異なりますが、10月ごろに改定される地域が多いため、9月中に申請を終える覚悟で準備を進めるくらいのスケジュール感がおすすめです。

コムデックなら、ITツールの選定からご相談いただけます

コムデックでは、申請のお手伝いはできませんが、kintoneはもちろん、マネーフォワード、KING OF TIMEなど、バックオフィス業務を効率化するITツールを幅広く取り扱っており、必要な見積書をすぐにご用意することができます。
「どの業務を改善すれば助成金を活かせるのか分からない」「自社が対象になるのか確認したい」という段階でも大丈夫です。
せっかく賃上げをするなら、助成金を活用して、毎日の仕事も少し楽にしてみませんか?

業務改善助成金の活用を検討される際は、ぜひコムデックにご相談ください。

 

Imadokiバックナンバーはこちらから

関連記事

ARTICLE

業務効率化 個別相談会 概要

CONFERENCE

オンライン等にて、お客様の悩みに合わせた業務効率化についての個別相談を随時実施しています。
日程やお時間についてはお気軽にご相談ください。

セミナー/講演会

SEMINAR

セミナー/講演会

「IT活用を成功に導く3つのステップ」や、
「IT活用事例」について理解を深めたい方はこちら