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RESULT

経営者目線を持ちながらも、現場とコミュニケーションを取って一緒に最適解を模索してくれる。これが伴走支援か、と思いました。

八州製作株式会社さま

掲載日 2024.02.23
利用規模50〜100人
地域岐阜県
導入ソフトコムデック販売管理、kintone
業種製造業
HP https://www.yashima-ss.co.jp/

八州製作株式会社

八州製作株式会社さまは、岐阜県羽島市に本社を構える製造業の企業さまです。
本社のほか同市内に3つの工場を展開し、アルミダイカスト金型の専門メーカーとして、自動車の部品などの金型を設計から製造まで一貫して手がけておられます。

目的 ・必要なタイミングで必要な情報にアクセス
・社内の情報格差なくす
・原価管理 進捗管理 の仕組化
課題 ・社内で情報がバラバラで管理されている
・情報がブラックボックス化
・情報のつながりがない(仕組化されていない)
効果 ・情報格差がない状態になった(見てるかどうかはさておき、誰でも情報が見れる環境になった)
・普段の業務をkintone中心に行うだけで原価集計が自動化された
・全員に目標をkintoneを通じて発信できる環境が整った

ゴールの的を絞って、期日をしっかり定めることで仕組化を実現。「システム開発」を目的にしない伴走支援とは

お話を伺った方:代表取締役 瀬古知里様

それぞれの部署がそれぞれのやり方で情報を管理。長年の蓄積で社内の情報がブラックボックス化していました。

事業内容

当社は岐阜県羽島市に本社と3つの工場を構え、1963年の創業から半世紀以上にわたり、ダイカスト金型・治工具の設計や生産に携わってきました。
当社が手掛けた金型は1万型にのぼり、そのすべてがオーダーメイドです。その分の技術力・設計力・生産力が当社にノウハウとして蓄積されています。

当社の強みは、設計、生産からメンテナンスまでワンストップで対応できることです。
設備投資はもちろんのこと、人材育成や挑戦できる風土、働きやすい環境づくりにも力を入れ、これらによってお客様の信頼に応え、品質の高い金型を安定供給できているのだと考えております。

IT活用の目的と当時の課題

私は異業種から当社に移ってきたのですが、当社では情報管理の方法が部署ごとにバラバラで、紙資料が多いことに驚きました。
手書き資料も多く、各部署の情報はブラックボックス化していて、情報の整理や横の連携が取れていない状態でした。

また、原価管理や進捗管理も部署ごとな上、はっきりとした数字が見えていなくて。必要な数字は都度計算しないと出てこない、情報も必要な時にさっと確認できない、社内の情報格差がある…そういった課題があったんです。
ここはITを活用して、しっかりと情報管理の体制を整え、仕組化したほうがよいのでは、と考えはじめました。

ただ、会社自体は一点物のオーダーメイド品を作っているわけで、仕組化とは逆ですよね。
果たして仕組化することが正しいのか、仕組化できるのか、と模索する日々でした。

苦労したのは理想像を社員と共有すること。原価管理に目的を定めて、業務の棚卸に本気で取り組みました。

コムデックを選んだ理由を教えてください

数年前に参加したCybozuDays(サイボウズデイズ)で企業とコムデックさんの生田さんとの対談を聞いたことがコムデックさんを知るきっかけでした。
そこでは、「IT部門やIT担当者がいなくてもkintoneを使って業務改善を進められること」や「コムデックさんの伴走支援がどうやっておこなわれているか」といったお話が聞けて、それがコムデックさんに問い合わせるきっかけになりました。

私は前職時代にデジタル化による業務改善や生産性向上を経験しているので、当社の技術面での深い理解や貢献は難しいですが、業務改善や仕組化という部分では自分も会社の役に立てるのでは、という思いがありました。
ただ、「こうしたい」という理想はあれどすごく漠然とした状態でしたし、デジタル化やITを使った業務効率化を自社でイチから、ということには不安があって。
対談を聞いたら「コムデックさんにお願いしたら理想像を一緒に形にしていくことができそうだな」と思い、最初の一歩を踏み出せるような気がしてコムデックさんに問い合わせたんです。

サイボウズデイズ登壇レポート IT部門が不在でも業務改善を成功させたコツとは?伴走支援を徹底討論!

kintoneの導入で苦労されたポイントを教えてください。

既製品の導入とは異なり、kintone導入によって業務や社内がどう変わるのか、という明確な成果物を見せられない状態で構築がスタートすることは私も社員たちも不安でした。
この時、「業務改善の取り組みやそれに伴う仕組みの変更を社内にどう伝えていくか」という点や、進め方などもコムデックさんが力になってくれました。

コムデックさんと話し合いを進めていく中で構築したいシステムのイメージが具体化してきたため、そこからわかりやすいひとつのゴールと期日を決めました。
あれもこれも…と業務改善したいことを全部伝えるのではなく、「いつまでに原価管理を自動化させる」という明確な目標を宣言したあたりから、社員たちの理解も得られていったように思います。

ゴールと期日がはっきりすると、業務改善のスピードも上がりました。
はじめはなにをしていいかわからなかった私たちですが、ゴールに向けて必要なこととして業務の棚卸を腰を据えて実施したり、情報を一元化して誰でもアクセスできる社内データベースの整理をしたり。
社員たちもとても協力的で、自ら勉強して、できる対応をしてくれてありがたかったです。

コムデックさんが社員たちの要望をきちんと聞いたうえで、仕組化を進めてくださったことも大きかったですね。
現場と幹部の間でハブとなって意見の吸い上げなどもしていただきました。

「システムを開発するためにどうしたらいいか」ではなく、「経営者の目線で次にすべきこと」をアドバイスしてくれるのが印象的でした

コムデックの伴走支援は御社にとってどのようなメリットがありましたか?

私たちがどう進めてよいのか、そもそも何をしたらよいのかがわからない時に、コムデックさんが状況を整理して優先順位を決めて進めてくれました。
決まったサービスを提供する、というよりも、当社に必要な情報管理の最適解を模索してくださる姿勢がありがたかったですね。

また、伴走支援していただく中で、社内での大きなプロジェクトを立ち上げ進めていくためにはどういった準備、どういったコミュニケーションが必要か、というところまでサポートしてもらえたことは大きかったです。コムデックさんとkintoneを導入、構築していくことで、ロジカルシンキングを現場の社員たちに教えることもできました。

kintone導入は伴走支援の活用がおすすめ!課題の洗い出しで業務フローの改善も実現

西道&徳田の担当チームの支援で印象的なのはどんなところでしたか?

いわゆる「システム開発」とは視点が違うな、というところですね。
システムを開発するときって、一般的には「どんな機能が必要か」とか「どう使いたいか」といったシステム開発をするための質問のやり取りがメインだと思うんです。
コムデックさんはいつも、経営者目線で「次はどうすべきか」「そのために何が必要か」という話をしてくれます。
自社サービスの話なのに、「費用対効果が合わないから導入はやめましょう」なんてこともあって(笑)。

やり取りをしていると視座が高い回答が多く、同じ目線でお話ができるのでチャットでも気持ちよくやり取りさせてもらっています。
当社は男性ばかりの会社なので、徳田さんに対し「こんなにバリバリ働く女性がいるんだね」「時代の変化を感じた」というポジティブな声もあがっていました。
そういう意味で、社員の価値観をアップデートできたのもひとつの成果かもしれません。

経営者と現場、両方の意見をまとめてくれた。システムだけじゃなくて新しい文化を取り入れたい企業にもおすすめです。

コムデックに依頼してよかったポイントや、他社との違いはどんなところだと思いますか。

先ほども少し触れたように、幹部と現場の意見をうまくまとめてくださり、必要な資料を用意してくださったことがありがたかったです。
チャットでのやり取りがメインでしたが、ほぼリアルタイムに対応、修正などをしてくださって、密にコミュニケーションが取れたこともよかったですね。

はじめは、コムデックさんとは物理的にも三重と岐阜で距離があるし…とか、一時的に常駐してもらったほうがいいのでは、とか思っていましたが、Zoomとチャットのやり取りメインでここまでの仕組みが構築できるとは思っていなかったので驚いています。
あとはやはり伴走支援の内容やコミュニケーションでしょうか。

他社さんや他のサービスでは、経営や会社の今後といった目線ではないことが多く、コムデックさんほど深いコミュニケーションを取る必要がないかもしれません。
現状維持やなにかの置き換えだけならそれでもよいのかな、と思いますが、それだと一緒に何かを進めていく、取り組んでいく、という感じではなく、あくまで「取引先」としての関わりですよね。

コムデックさんの関わり方やコミュニケーションは「これが伴走支援か!」と感動しました。
今回、当社としては年単位の大改革になったこともあって、一緒に頑張ってくれる人がいることは大きな支えでした。

コムデックのサービスはどのような企業に合うと思いますか。

柔軟性が高い企業さんや自分たちの好きなようにしたい企業さんに向いていると思います。
また、社内に新しい風や文化を入れることに抵抗がない企業さんが合いそうですね。

当社はコムデックさんに伴走してもらうことで、すべてコムデックさんにおんぶにだっこではなく、業務整理や仕組みづくり、プロジェクトの進め方、考え方が学べたことも大きくて…そういった人材を作りたい、育てたいと考える企業さんにも大きなプラスがあるでしょう。
ただし、所在地にもよるとは思いますがやり取りは基本的にZoomやチャットになるため、「絶対に対面じゃなきゃイヤ」という企業さんには難しいかもしれません。

現状の見える化はできたので、次のステップは「どうやったら利益を最大化できるのか」。自社の強みを活かしながら挑戦していきたい。

今後はコムデックとどのような課題を解決して、どのような会社にしていきたいですか?

これまでに社内の情報管理の基盤ができあがり、数字の見える化も実現しました。
各部署にタブレットも配置し、誰でも見たいときに情報を確認できる環境も整えたので、次はこの見える化された数字を活かして原価を下げ、利益を最大に持っていくことが目標です。

オーダーメイドの一点物を製造してきた当社ですから、臨機応変な対応は社内みんな得意なんです。
一方で標準化できること、したほうが良いこともあると思うので…不要なイレギュラー対応を減らしていくことにチャレンジしていきたいと考えています。

担当者より

担当者:西道

はじめにお話させていただいた際、社内の情報全てが紙中心の管理になっており、「どこから手を付けよう…」と困惑したことが印象に残っています。
また、部署ごとに独自の管理ができあがっていたため、どこまで標準化一元管理)すべきなのか、についてもかなり悩みました。
ただ、瀬古社長とじっくりお話していく中で会社の方針や瀬古社長の想いが理解できたため、それをどうやったら実現できるのか、を考えて取り組ませていただきました。
伴走支援にあたっては、管理されている各情報について「どうして管理しているのか」「その結果から何をどう判断しているのか」などかなり細かくヒアリングしていきました。振り返ると、ちょっとうっとうしいレベルだったかもしれません(笑)。

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