お客様インタビュー
INTERVIEW
現場で使えるシステムが早期に整い、データ活用が一気に進みました
有限会社カミハギサイクルさま

掲載日 | 2025.10.15 |
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地域 | 愛知県 |
利用規模 | 1〜49人 |
業種 | 卸売・小売 |
導入ソフト | kintone |
HP | https://kamihagi.com/ |

有限会社カミハギサイクル
有限会社カミハギサイクルさまは、愛知県内に5店舗を展開する自転車販売・修理業の企業さまです。
スポーツバイク(マウンテンバイク・ロードバイクなど)を専門に取り扱っており、丁寧な接客やメンテナンス、充実したアフターサービスも魅力です。
目的 | ・セールスフォースからの移行 ・アプリを内製化できるようにしたい ・集計の強化してリアルタイムで数値を把握できるようにしたい |
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課題 | ・カスタマイズできない ・自分たちでシステムをより良くしていきたい ・日々登録しているデータを活用したい |
効果 | ・業務のプラットフォームがkintoneになることで、アプリの修正が容易になった ・岡田さんがアプリを修正できるようになった ・日々登録しているデータを元にKPI、KGIが集計できるようになった |
データ活用で進化する自転車専門店の伴走支援とは
お話を伺った方:上萩社長、岡田様(IT担当)
より良いサービス提供を目指し、CRMのためにkintoneを選びました
事業内容
当店は地域の自転車屋として1973年に創業しました。
現社長が後を継ぎ、現在ではスポーツバイク専門店として愛知県内に3店舗を展開しております。
スポーツバイクにはさまざまな楽しさ、楽しみ方があります。私たちが目指すのは、お客様が自転車を楽しむお手伝いをすることはもちろん、乗る人の人生までもが豊かになることです。
さまざまなニーズに応え、全力でお客様のサポートができるよう日々の業務に取り組んでいるほか、スポーツバイクに関する情報発信も積極的におこなっています。
kintone活用の目的と当時の課題
(岡田さん)
元々当社では、市販のクラウドタイプのCRM・顧客管理システムを使っていました。
しかし、データ入力しなくても業務自体はできる仕組みだったため、日々の業務に追われて入力が進まず、データが蓄積していかないという状況になっていて…
お客様により良いサービスを提供するためには、データの分析や活用は必須だと考え、仕組みを変えたかったんです。
(上萩社長)
前のシステムは、データ入力不足もありましたが、データがうまくまとまらないという印象でしたね。
使えば使うほど収集がつかなくなっており、このまま使い続けるのは良くない、とさえ感じていました。
(岡田さん)
今は世の中にいろいろなツールがありますが、自社に合わせたカスタマイズができるという点からkintoneを選び、構築に挑戦しました。
店舗にはクラウドタイプのPOSレジ(スマレジ)を導入していましたから、そこから顧客データや売上データを拾って…など自分で仕様を考え、YouTubeやWebから情報を集めつつ、プラグインも使い、構築を進めていたんです。
しかし、自分での構築はかなり大変でしたし、なかなか思うようにはならず…サポートしてくれる企業を探しはじめました。
コムデックを選んだ理由を教えてください
(岡田さん)
kintoneのサポート企業のリストを見るなどして、いくつかの企業を検討させてもらいました。
ひとつの企業さんは、残念ながらあまりこちらの話をじっくり聞いてくださる雰囲気ではなかったですね。
まずこれを作りましょう!と推してくるアプリがこちらの考えや認識と合わないなど、どうもしっくりこなくて。
コムデックさんのYouTube「kintone芸人」や事例が紹介されているコムデックラボは、自分でkintoneを勉強していた時によく観ていたんですよ。
コムデックさんはとにかくkintoneに関して露出が多かった!笑
コムデックさんの「伊勢からITで日本を元気にする」という理念も良いなと感じたので、こちらから問い合わせし、お願いすることになりました。
安心して相談できる対応の速さが大きな支えになっています
コムデックの伴走支援は御社にとってどのようなメリットがありましたか?
(岡田さん)
困った時にすぐチャットや電話で連絡でき、サポートしてもらえる「安心感」が最も大きなメリットですね。
コムデックさんは対応がとにかく速いので、問題が起こった時にも時間をかけず復旧でき、業務への影響が小さく済むので助かっています。
今はコムデックさんに、Microsoft365やセキュリティについてのサポートもお願いしており、社内のIT全般について頼らせてもらっている状態です。
(上萩社長)
前のシステムは、1年以上掛けても理想の形にできませんでした。
自転車屋向けにカスタマイズされたものではありましたが、一口に自転車屋と言っても環境・規模・やりたいことなどは異なっていますから、そのシステムでは自分たちのやりたいことがなかなか実現できなかったんです。
ですから、kintone構築をコムデックさんにお願いしてからかなり早い段階で、現場で使えるレベルのものができあがってきたことにとても驚きました。
自分たちがやりたかったことが実現していますし、想定していた以上のところまで進んでいます。
データ管理の簡略化や効率的な運用を叶えた様子は以下の記事でご紹介しています!
▼kintone×スマレジ連携で顧客情報管理を一元化!|自転車販売・修理業 有限会社カミハギサイクルさまのアプリ開発事例
kintoneの導入に関しても、当社のスタッフの多くはデジタルに強くありませんが、コムデックさんと作ったkintoneアプリは使いやすいようで、入力に戸惑ったり抵抗感が出たりということはなく、すんなりと定着していっていますね。
担当チームの支援で印象的なのはどんなところでしたか?
(岡田さん)
西道さん、島上さんとZoomで打ち合わせした際、こちらの要望を伝えたら「じゃ、そこちょっと直してみますね」とその場ですぐ画面を開いて作業がはじまって…お話ししている間に「こんな感じでどうでしょう?」と出来上がってきたことがありました。
驚くとともに、コムデックさんの経験値や専門性の高さ、知識の豊富さを実感しまして…改めて「もっと早くから相談しておけばよかった」と、しみじみ思いましたね。
自分で構築しようとしていたころは一つひとつに時間もかかり、本当に苦労しましたから。
(上萩社長)
はじめに岡田がkintoneを選定し、構築にチャレンジしてくれて、kintoneなら思った仕組みづくりができそうだと感じるところまでは到達できていました。
ただ、コムデックさんにお願いするようになってわかったことは、「素人が作るものとプロが作るものの違い」です。
表向きはほぼ同じでも、中身の整い具合が違い、次の展開を見据えたシステム構築になっていましたね。
コムデックに依頼してよかったポイントや、他社との違いはどんなところだと思いますか。
(上萩社長)
お願いしてよかったポイントは、先ほど岡田が話したことと重複しますが、やはり安心感が得られたこととサポートや対応のスピードが速いことです。
以前のシステムの業者さんでもサポートはありましたが、ひとつ問い合わせても時間がかかったり、「それはできません」と言われたりするばかりでしたから。
そして、コムデックさんにはデータが全くまとまっていない状態だったところから整えていただき、おかげで再スタートがきれて良かったです。
(岡田さん)
コムデックさんは、当社が「こうしたい」とお願いしたこと以外にもいろいろと提案してくれるのがありがたいですね。
やったほうがいいと思いながら忙しさなどを理由に二の足を踏んでいた部分についても、具体的にご提案いただいたことで一気に進んだものもありました。
例えば評価制度やAI活用など、会社全体を客観的に見て先に先にご提案くださるためとてもありがたいですし、「こちらもしっかり考えていかないと」「ちゃんとやらないと」と気が引き締まります。
次のステップはAI活用と「kintoneを見れば全てわかる」仕組みの構築ですね
今後はコムデックとどのような課題を解決して、どのような会社にしていきたいですか?
(岡田さん)
クラウドのPOSレジとkintoneのデータ連携にタイムラグがあることが気になっています。
データ数が多く、時間が掛かってしまっていますが、お客様対応にも影響が出るため、この点は急ぎ改善したいです。
そして次は、AI活用へのチャレンジですね。
kintone導入でデータが溜められるようになりましたから、その集計結果の分析にAIを使ってみたいですし、定量的な部分だけではなく、定性的な部分へのAI活用についてもコムデックさんからご提案いただいているので、前向きに検討していきます。
(上萩社長)
「対お客様」というところでは、お客様のデータをグループ分けして、RMF分析みたいなことをしたいですね。
来店頻度の低いお客様や離れていかれるお客様に対しても、いつどのようなフォローをすべきか、できるかを考えていきたいな、と。
スタッフや社内に対しては、今はPOSレジのシステムで見ている数字、kintoneで見ている数字があるため、「kintoneを見れば全て確認、把握できる状態」にすることを目指したいです。
各自の実績や売り上げなどをkintoneのダッシュボードなどで見える化できればわかりやすいですし、意識付けにも繋がると思っています。
担当者より

担当者:島上
スタートはサイクルフォースからkintoneへの移行でしたが、個人のお客様の情報が非常に多く、データ移行にかなり苦労したのが印象的でした。
構築を進めるにあたっては、岡田様がご自身でCDataとkintoneの連携を設定できるほどリテラシーが高く、カミハギ様でやりたいことの解像度が高い状況で相談いただけるのでとても進めやすかったです。
提供する環境は専門性をもって対応させていただくことで、カミハギ様が理想とすることの実現をサポートさせていただけたと思っています。
今後はデータ活用の文脈でAI活用、ダッシュボード化といった部分をいっしょに進めさせて頂きたいと考えています。
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