お客様インタビュー
INTERVIEW
コムデックさんの伴走によって、当初にイメージしていたことを超えることが実現できています
株式会社今井機業場さま

掲載日 | 2025.09.03 |
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地域 | 富山県 |
利用規模 | 50〜100人 |
業種 | 製造業 |
導入ソフト | KING OF TIME、kintone |
HP | https://imaikigyo.ecweb.jp/ |

株式会社今井機業場
株式会社今井機業場さまは、富山県南砺市に2つの工場を構え、経編ニット生地の開発・製造を手掛ける企業さまです。
国内有数の織物の街で、高い商品開発力と技術力を強みとして、年間300点以上の商品を開発・製造されています。
目的 | ・紙/Excelを脱却したい ・業務を効率化して人手不足を補いたい ・在庫数を見える化したい |
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課題 | ・創業から続いていた古い管理体制に限界を感じていた ・人手不足 |
効果 | ・紙の台帳が脱却できた ・現場のリアルタイムの状況が把握できるようになった ・在庫数がリアルタイムで把握できるようになった ・トラブル対応時に写真も共有できるようになり、正確かつ早急に伝わるようになった |
未来を見据えた挑戦を支える伴走支援とは
お話を伺った方:今井宏社長
昔ながらの情報管理を変えたいと考えていました
事業内容
私たち株式会社今井機業場は、1950年に織物の街である富山県南砺市で立ち上がり、2025年で75周年を迎えました。
他社に先駆けて2方向(経緯)に伸縮する「2WAYトリコット」の開発に成功するなど、設立の頃より商品開発に力を注ぎ続け、現在も年間300点以上の商品を生み出しています。
長い歴史や積み上げてきた経験を重んじる一方で、こだわっていることは独自性や創意工夫です。若い社員の先入観のない新たな考え、発想も大切にし、新しいものを作り出そうと日々努めています。
まだまだ会社も商品もレベルアップする余地がありますから、これからも働く皆とともに成長していきたいです。
kintone活用の目的と当時の課題
当社は、長く続いてきた会社である分、データや情報の管理方法が古いままでした。
パソコンを導入した20年前からは一部がエクセル管理に切り替わってきたものの、紙で管理している業務・情報も残っていたんです。
紙やエクセルでの管理は、リアルタイム性に欠け、記入ミスや漏れもなかなかゼロにはできませんから、折を見て管理方法を見直したいと考えていました。
そして、これから働き手不足も深刻化していくだろうという見込みもあり、業務効率を上げることは当社にとって重要な課題でした。
新しいツールやシステムの導入にあたって、
- スマホやタブレットなどでも使いやすいこと
- フレキシブルに活用できること
- 自分たちでも管理ができること
- 内容とコストのバランスが見合っていること
などが条件としてあがり、市販のツールやソフトも検討した中で選んだものがkintoneです。
まずは自社で構築にチャレンジ。でもイメージ通りとはいきませんでした
コムデックを選んだ理由を教えてください
kintone導入を決めた後、まずは私が自分でアプリを作成し、プラグインも使ってみたんです。
しかし、設定が思うようにできず、イメージしていた形にはならなかったため、どこかにサポートしてもらおうと考えました。
まずは地元でkintone開発のサポートをしてくれそうな企業を探しましたが、見つかりませんでした。
知人や取引先などにもIT支援をしている企業を紹介してもらいましたが、「簡単なアプリを1つ作成したらこの料金」という契約形態のところが多く、費用も高くて…。
せっかくkintoneを導入するのであればいろいろな業務に活用したいという当社の要望と合いませんでした。
そんな中、YouTubeの「kintone芸人」でコムデックさんを知り、「私がkintoneでやりたいことはコムデックさんとならできるかもしれない」と思ってご連絡した次第です。
厚労省が出している業務改善助成金も活用できると知り、コムデックさんとkintone導入にチャレンジしようと踏み切りました。
kintone導入の効果を教えてください
kintoneを導入したことで、各部署・現場ごとの管理ではなく、一元管理できるようになったことは大きいですね。
これまで人が時間を使って作業していた情報のまとめやデータ集計などをkintoneがやってくれるようになり、「仕事が無くなった」という従業員もいて(笑)。
その分、付加価値を生み出すような業務に時間やパワーを割けるようになっています。
ちなみに、kintoneの導入には会社として大きな労力を要しましたが、若い社員が多いこともあり、現場では大きな混乱もなくスムーズに浸透し、実際に活用してもらえていて良かったです。
kintoneの伴走支援で、紙やエクセル+αを実現できています
コムデックの伴走支援は御社にとってどのようなメリットがありましたか?
コムデックさんの伴走によって、当初に私がイメージしていたことはもちろん、それを超えることが実現できています。
kintoneとプラグインによって、従来の紙やエクセルでの管理していたこと+αができるようになっているんですよね。
例えば、これまでトラブル時の社内情報共有は紙回覧でおこなっていました。これをkintoneに載せることで、全社への共有はスピーディになりましたし、現場で撮った写真をアップすることで紙資料よりもわかりやすくなりました。
ただのシステムの移し替えではなく、業務の効率も質もアップしています。
担当チームの支援で印象的なのはどんなところでしたか?
コムデックさんはチームワーク良く業務に取り組んでおられるな、という印象があります。
当社は工場なので、取引先は現場に出入りすることが多く、オンラインでのやり取りが基本という取引先はコムデックさんが初めてです。
正直なところ、はじめは不安もありました。
しかし、コムデックさんは2人チームで対応してくださっていることもあって、LINE WORKSなどのレスポンスもすばやくいただけますし、想像していたよりもスムーズに問題なくやり取りができ、助かっています。
製造現場におけるQRコードの活用は、現場の業務を大きく転換するきっかけになりました
コムデックに依頼してよかったポイントや、他社との違いはどんなところだと思いますか。
コムデックさんは、kintoneを含むIT全般に詳しいですが、さまざまな業種の企業を伴走支援されているだけあって、製造業における生産管理の知識や業務フローのことなどもよくご存じです。
広い知識と多くの経験をもとに、当社に合う、的確な提案をしてもらえます。
コムデックさんからご提案いただいた「QRコードを使った管理」は現場の業務を大きく変えたと言っても過言ではありません。
QRコードのおかげで現場から簡単にデータへのアクセス・入力ができますし、在庫のリアルタイム管理も可能になりました。
また、比較的安価な料金で、自分たちが実現したいkintoneの活用や業務効率化などを支援してもらえるところも良かった点です。
以前の仕組みをベースに、「+α」を実現した在庫管理アプリ開発の様子は以下の記事でご紹介しています!
▼kintoneで在庫管理アプリを自作したけどうまくいかない……プロに相談してリアルタイムで在庫を把握できる環境を実現!|製造業 株式会社今井機業場さまの事例
コムデックのサービスはどのような企業に合うと思いますか。
IT関連や業務効率化などの経費をある程度抑えたい、そして、自分たちのイメージしているものをどう作っていくかをサポートしてほしい企業におすすめしたいですね。
ただ、コムデックさんと話し合うために自社の業務への深い理解は不可欠です。エクセルやアクセスなど自社で構築・管理してきた経験があるとスムーズかもしれません。
一方、予算が潤沢にあり、作りたいものが明確で丸投げしたい企業さんは、むしろコムデックさんでなくてよいかな、と思いますね。
今までにできなかったことを着実にひとつずつ、全社で活用していきたいですね
今後はコムデックとどのような課題を解決して、どのような会社にしていきたいですか?
まだkintoneを導入できていない部署・業務がありますので、そこからですね。
構想→テスト運用→仮運用→実運用…と進めていくには時間がかかりますが、コムデックさんに伴走していただく中で身につけてきたことを活かし、取り組んでいきます。
さらに、導入している現場・業務においても、プラグインをもっと上手に活用するなどしながら、今までにできなかったこと、やりたいことをひとつずつ実現していければと考えています。
当社に合う、業務効率化を推進できそうなツールはどんどん取り入れたいですが、手を広げすぎると消化不良にもなりかねませんから、計画・見直しを繰り返しながらていねいに進めていきたいです。
担当者より

担当:西道・河井
当初の導入目的を達成できていること、大変嬉しく思います。
多くのお客様が業務効率向上を目的としてお問い合わせいただく中、従業員がITを使いこなしていけるようにレベルアップしていきたいと話されていたのがとても印象的です。
今回のQRコードの導入もそういう社長の思いが従業員様に伝わっているからこそだと思います。これからもよろしくお願いします!
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