クラウドPBXとは?
ABOUT
クラウドPBXを一言で言うと、「インターネットにつながる会社用電話システム」です。
スマートフォンの普及により、通話手段もLINE電話などアプリによる通話がメインに変わった現代、個人宅に電話機を置いている人は激減しています
※コムデック社員は全員が自宅固定電話を持っていません。
しかし企業だけは、いまだに何十年と変わらないPBX(主装置といわれる構内交換機を利用した電話)やFAXを頑なに利用しています。
これらをインターネット上にある仮想主装置を使った電話に切り替えて、従来できなかった機能を実現するのがクラウドPBXなのです。
クラウドPBXと従来PBXの比較表
一言で言えば、従来の電話設備は「重厚長大」、一方のクラウドPBXは「軽薄短小」です。
つまり迅速に素早く変化を続けることが求められる現代の組織に対応できる電話システム=クラウドPBXなのです。
国産PBX「INNOVERA(イノベラ)」
「Zoom Phone」など海外製の製品など、現在では様々なサービスがリリースされています。
各サービスを比較検討した結果、海外製品を中心に日本の中小企業の業務には適していない部分が多々見られました。
そんな中、コムデックでは、「INNOVERA」が国産製品で比較的導入事例の多いことからおススメさせていただいております。
「INNOVERA 」をお勧めする決定的な理由は、オプションサービスや機器の購入により従来の電話番号がそのまま使える点にあります。
「03」や「06」など大都市部の電話番号であれば、ほとんどのクラウドPBXでそのまま番号を利用できますが、それ以外の地域では「050」番号を使わざるを得ないなどの制約があったのです。
コムデック自身が利用している事はもちろん、パートナー契約を結んでいますので、皆様へのご提供も可能ですので、多数のお問い合わせお待ちしております!
クラウドPBXのデメリットは?
DXに失敗する原因の一つと言われるのが、新しい機能に着目せずに「従来と同じことができなければ使えない」と言い出す抵抗勢力の存在です。
クラウドPBXは従来の主装置(オンプレミスPBX)を置き換えるものですが完全ではありません。
着目すべきは「従来できなかったことができるようになる」ことです。「これができなければダメ」という従来機能への固執から始めていては、クラウドPBXは導入できません。
これまでできていたことをすべて求めるのであれば、高額な費用と硬直した仕組みである従来の主装置(オンプレミスPBX)を使い続けたほうがよいでしょう。
① インターネット環境に依存する
クラウドPBXはインターネット回線を通じて通話を行うため、ネットワークが不安定だと通話品質が低下したり、通信が途切れたりするリスクがあります。
② セキュリティリスク
電話番号や通話履歴、通話録音がクラウドに保存されるため、セキュリティの脆弱性によるデータ流出や不正アクセスのリスクがあります。特に機密情報を扱う業務では、セキュリティ対策が重要です。
③ 月額課金(ランニングコスト)が発生
クラウドPBXはサービス利用料が月額で発生するため、従来の主装置(オンプレミスPBX)に比べ、短期的にみるとコストがかさみます。
クラウドPBXは、従来できなかったことが出来る仕組みであり、コスト削減目的で導入するのはNGなのですが、長期的には更新による購入・停止が発生しないため低コストになります。
④ インターフォン連動などの制限
構内放送やインターホン、非常サイレンなどの様々な機器と連携している大規模な事業所では、従来の設備(オンプレミスPBXなど)からの移行には、経営者様や担当者様の相当な決断と割り切りが必要となります。
また、消防設備に関連する回線については、現状のまま設置が必要となる場合もございます。
クラウドPBXのメリットは?
クラウドPBXは、コスト面、運用面、業務効率化の面で多くのメリットを持っているため、特に中小企業や働き方改革に取り組む企業に人気が高まっています。
特に成長企業においては、社員数が増加するに従って最初に購入した主装置(オンプレミスPBX)の収納台数不足により、電話機が増設できないといった問題が発生することがあります。実際、コムデックでも収納限界台数に達したため、新入社員に電話機を付与できない問題が発生しました。
クラウドPBXであれば、こういった問題からも解放され、安価で迅速に増設対応ができるようになります。
① 初期費用が安い・場所も不要
従来型のPBXに必要な主装置や専用電話機が不要なため、導入時の設備費用や工事費を抑えることができます。
② 場所を選ばず利用可能
インターネット環境があれば、スマートフォンやパソコンでどこからでも会社の電話番号を使った発着信が可能です。在宅ワークや外出先からでも会社の代表電話番号を利用できます。
③ マルチ拠点・複数番号管理の容易さ
複数拠点の電話環境をクラウドで一元管理でき、拠点間の内線通話を無料化できます。これにより、各拠点の電話設備の削減と管理の効率化が実現できます。
社員の増減や拠点の追加に伴う設定変更が柔軟に行え、内線番号の発行や削除も簡単です。
④ 運用・保守の負担軽減
自社に主装置がないため故障リスクもなく、機器のメンテナンスや障害対応はクラウドPBX提供ベンダーが対応するため、自社の運用負荷やIT担当者の負担を大きく軽減できます。
⑤ 災害時の事業継続性向上
災害や停電時に自社内の設備が被災しても、クラウド上で電話サービスが稼働しているため、インターネットさえ使えれば継続して電話が利用できるため、事業継続性(BCP)が向上します。
緊急時こそあらゆる問い合わせは会社代表番号にかかってきます。
そのような場合でも、インターネットに接続できる環境があり、クラウドPBXのアプリがインストールされたスマートフォンがあれば、代表番号に架電する電話を継続して対応することが可能になります。
INNOVERAで利用する電話機
電話機といえば、かつてはNTTやSAXA(サクサ)、沖電気、日立、パナソニック、岩崎通信機(IWATSU)など、日本の電機メーカーはこぞってビジネスフォンを製造していました。
そして、異なるメーカーの機械を混ぜて使うようなことは絶対に出来ないため高額な電話機を買う必要がありました。
しかし世界では既にクラウドPBXが主流となっており、YealinkがクラウドPBXで利用するインターネット対応電話機(SIP方式)の分野で世界No.1のメーカーになっています。
※Yealinkは「ZoomPhone」などでも採用されている実績があります。
SIP-T43U T4シリーズ(エグゼクティブ向けハイグレード)
Yealinkの新しいSIP-T48U IP電話機は、エクゼクティブやプロフェッショナルのためのダイナミックなビジネスコミュニケーションソリューションです。大型タッチスクリーンを搭載し、画面を素早く簡単に切り替えることができます。
T48UはYealink Optima HD VoiceテクノロジーとOpusのワイドバンドコーデックを組み合わせ、優れたオーディオ品質と鮮明な音声通信を提供します。 さらに、T48UはBluetooth、Wi-Fi、USBヘッドセット、USB録音などのために、2つのUSBポートを搭載し、ニーズに応じてこれらの2つのポートを自由に使用できます。
SIP-T43U T4シリーズ(一般用電話機)
従来の固定電話機に代わるSIP対応IPフォンです。NTTなどの日本の電機メーカー製品とボタン構成は異なりますが、完全な日本語対応がされているため、操作に大きな戸惑いはありません。
Bluetoothアダプターを接続することで、ワイヤレスヘッドセットを利用することも可能になっています。
W73H DECT Phone DECTフォン
一般的なDECT規格に対応した小型のIPフォンです。利用する際はDECTアンテナ1台に対して、子機を10台まで接続することが可能です。
デジタル通信を行っていますので、音声も非常にクリアに聞こえます。
Bluetoothに対応したヘッドセットも利用可能
コムデックでは、サポート部署に関わらずサポート対応が行われた場合、kintoneのサポート履歴アプリなどに登録することがルールになっています。
また、ITサポート部では、お客様と会話しながらTeamViewerを使ってリモート対応させていただくこともあり、両手が開いた状態で電話対応をしたいという希望が常にありました。
スマートフォンであればBluetooth対応のヘッドセットで対応が簡単にできるのですが、もはや平成の遺物といえる従来のビジネスフォンでは、安価で豊富に出回っているBluetooth対応機器が使えないため不便に思っていました。
クラウドPBXに変わったことで、普段使っているBluetoothワイヤレスイヤホンが使えるようになり、非常に便利になっています。
※YeaLinkの電話機でのBluetoothアダプタには相性問題もあるようですが、弊社では互換リストにないPoly製( 7S431AA#UUF) の世界的にもメジャーな製品を使っていますが、正常に動作しています
他にも多彩な機能がいろいろあります!
録音データの確認
INNOVERA(イノベラ)は標準機能の範囲で、顧客対応のトラブル時のエビデンス確保やサポート品質向上に役立つ機能である、全通話自動録音が利用できます。
データは最大6ヶ月間クラウド上に保存され、録音した通話のテキスト化(文字起こし)にも対応しています。
※テキスト化はオプションサービスで対応しています。そのほか、Wavファイルをダウンロードして他サービスで行うことも可能です。
チャット連携
INNOVERA(イノベラ)は、着信情報をラインワークスなどのチャットツールにと連携させる機能が用意されており、留守番電話が着信した時点で担当者にチャット送信することができます。
スマートフォンの内線化
DECT規格による専用の子機も用意されていますが、日常的に利用しているスマートフォンを子機にするアプリも提供されています。
このアプリにより内線通話だけでなく外線発信も可能となります(もちろんインターネットがつながる場所ならどこでもOK)。
コムデックではノイズキャンセリングイヤホンを使って、ハンズフリーの電話環境を日常的に利用しているメンバーもいます。
オプションサービス IP-Line で従来の代表番号が使える!
IP-Line 提供範囲外でも従来の代表番号が使える!
INNOVERAであれば、「IP-Line」の提供範囲外の地域であっても、VoIPルーターと呼ばれる機器を導入することで従来の代表番号を継続して利用することが可能となります。
この場合は従来のオンプレミスPBXと似た構成になるため、クラウドPBXの強みである災害対策という面では若干の課題があります。
しかし一方で、クラウドPBXのメリットを最大限に享受できることや、導入時に問題が発生した際も容易に元の状態に戻せるなど、デメリットばかりではありません。
特に、最初の導入で不安がある場合は、お勧めできる構成となっています。
信頼の国産無線メーカー 「アイコム」製の機器を経由して電話発信を行うことになります。
ゲートウェイ設置のメリット
・IP-Line対象外の地域でも現在の代表番号がそのまま利用できる。
・複合機(FAX)がそのまま利用できる。
・導入時に旧PBXへ切り戻しが容易にできる。
ゲートウェイ設置のデメリット
・本来不要であるゲートウェイが必要(25万)
・本社回線が停止すると、全拠点で電話が使用できなくなる。
導入事例(参考費用)
PRICE
導入事例:社員10名程度
電話番号:050番号を新規発行または、指定エリア内
FAX番号:現在の代表番号を利用
【初期費用】
品名 | 単価(円) | 数量 | 単位 | お見積金額(円) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
基本初期設定費 | 85,000 | 1 | 式 | 85,000 | |
アカウント発行費 | 2,500 | 20 | アカウント | 50,000 | |
INNOVERA Call初期設定費 | 1,000 | 6 | アカウント | 6,000 | スマホアプリ |
Yealink SIP-T43U | 32,650 | 5 | 台 | 261,200 | 固定電話機 |
Yealink W73P(パッケージ) | 34,530 | 2 | 台 | 69,060 | 親機+子機セット |
Yealink W73H(ハンドセット) | 20,410 | 4 | 台 | 81,640 | 子機 |
設定サポート費 | 100,000 | 1 | 式 | 100,000 | |
合計 | 417,800 |
【月額費用】
品名 | 単価(円) | 数量 | 単位 | お見積金額(円) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
基本利用料 (5アカウント、5内線番号 込) |
7,500 | 1 | 契約 | 7,500 | |
月額利用料 (6アカウント目以降) |
840 | 5 | アカウント | 4,200 | |
月額利用料 (6内線番号以降) |
360 | 5 | 内線番号 | 1,800 | |
INNOVERA Call | 250 | 2 | アカウント | 500 | スマホアプリ |
月額費用 | 14,100 |
- IT環境サポートサービス契約の場合、3,000円/月でサポート対応を実施いたします。
導入事例:社員10名程度 ※IP-LINE範囲外
電話番号:050番号を新規発行または、指定エリア内
FAX番号:現在の代表番号を利用
【初期費用】
品名 | 単価(円) | 数量 | 単位 | お見積金額(円) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
基本初期設定費 | 85,000 | 1 | 式 | 85,000 | |
アカウント発行費 | 2,500 | 10 | アカウント | 50,000 | |
INNOVERA Call初期設定費 | 1,000 | 2 | アカウント | 2,000 | スマホアプリ ※1 |
Yealink SIP-T43U | 32,650 | 5 | 台 | 261,200 | 固定電話機 |
Yealink W73P(パッケージ) | 34,530 | 1 | 台 | 34,530 | 親機+子機セット |
Yealink W73H(ハンドセット) | 20,410 | 4 | 台 | 81,640 | 追加子機 |
iCOM SR-8000VN | 250,000 | 1 | 台 | 250,000 | 電話収容GW |
P-net(固定IP)初期費用 | 10,000 | 1 | 式 | 10,000 | |
設定サポート費 | 100,000 | 1 | 式 | 100,000 | |
合計 | 912,700 |
【月額費用】
品名 | 単価(円) | 数量 | 単位 | お見積金額(円) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
基本利用料 (5アカウント、5内線番号 込) |
7,500 | 1 | 契約 | 7,500 | |
月額利用料 (6アカウント目以降) |
840 | 5 | アカウント | 4,200 | |
月額利用料 (6内線番号以降) |
360 | 5 | 内線番号 | 1,800 | |
INNOVERA Call | 250 | 2 | アカウント | 500 | スマホアプリ ※1 |
P-net(固定IP) | 2,100 | 1 | 式 | 2,100 | プロバイダ ※2 |
月額費用 | 16,100 |
- IT環境サポートサービス契約の場合、3,000円/月でサポート対応を実施いたします。
IT導入補助金
IT SUBSIDY
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