劇的改善! StarLinkによる現場事務所のネットワーク環境|株式会社アイケーディさまの事例
山間部や住宅街から離れた場所はインターネットの接続が安定せず、業務効率が下がってしまうことがあります。
こうした場所に事務所を設置しなければならない企業さまは、安定したネットワーク構築でお困りのことも多いでしょう。
StarLink(スターリンク)なら、住宅街から離れた場所でも、安定したネットワーク環境の構築が可能です。
今回は、StarLinkを導入して安定したネットワーク構築を実現し、業務効率を向上させた株式会社アイケーディさまの事例を紹介します。
「不安定なネットワーク環境を改善したい」「安定したネットワーク環境で業務のオンライン化を進めたい」という企業さまは是非ご覧ください。
目次
不安定な通信環境で業務効率が低下……現場事務所のインターネット接続を安定させたい
株式会社アイケーディさまは、三重県津市広明町にある土木・建築を専門とする総合建設会社さまです。
グループ企業との協力により、建設だけではなく不動産のサポートも行うワンストップ体制を確立しておられます。
国や自治体から優良工事の表彰をうけるなどの施工実績があり、地域からも信頼の厚い存在です。
株式会社アイケーディさまは、公共施設や工場の建築や道路・橋梁工事などを請け負っているため、山間部や住宅街から離れた現場に事務所を構えることが多くあります。
そのため、現場事務所のインターネット接続が不安定になりやすい課題がありました。
NTTやケーブルテレビのエリア外の場合は、モバイルルーターを活用して対処していました。
しかし、WEB会議やDropbox(ドロップボックス)・KSデータバンクなどのクラウドツールの使用が増えると、既存契約の内容では通信量不足が起こり、速度が制限されてしまいます。
その結果、業務効率が低下し、従業員や現場監督の残業時間が増加していました。
回線事業者に工事を依頼すると、開通までに1か月近くの時間を要する場合もあり、スケジュール調整を行う総務部の負担が増大してしまいます。
そこで、株式会社アイケーディさまは、現場や総務部の負担を軽減したいという強い想いから、安定したネットワークを構築するためにStarLinkの導入を決めました。
StarLinkで安定したネットワーク構築に成功!開通までの流れと課題解決のポイント
ここでは、株式会社アイケーディさまの事例をもとに、StarLinkの概要とネットワーク構築の流れ、重要なポイントを解説します。
多様な環境で安定したネットワーク構築が可能なStarLink
StarLinkとは、上空に遮蔽物がない場所にアンテナを設置することで、移動中や海上でも安定したインターネットを利用できるサービスです。
株式会社アイケーディさまのように、山間部や住宅街から離れた場所での作業が多い建設・土木工事の事業者さまが、現場事務所でネットワークを構築する際に役立ちます。
一度契約を結べば、任意のタイミングで利用を停止できるため、限定された期間内での利用にも適しています。
コムデックでは、IT環境サポートサービスを通じて企業さまのStarLinkの導入を支援しています。
ほかにも、能登震災発生時は、kintone(キントーン)を提供するサイボウズ株式会社の災害支援チームと連携したうえで、避難所にコムデックが利用しているStarLinkを設置してネットワーク環境を構築しました。
StarLinkがあれば、被災地でも安定したネットワーク環境の構築が可能です。
オンラインの情報収集や対応ができる環境を即座に整えられるため、BCP対策としても効果的です。
能登震災発生時の取り組みについては、以下のページでも詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
▼Imadoki 2024年3月号が発行されました
StarLinkによるネットワーク構築の流れ
StarLinkを活用したネットワーク構築の流れは、次のとおりです。
1.日程と工事場所の決定
現場事務所の場所が決まったら、コムデックに住所と工事作業日の連絡をいただきます。
住所がない現場事務所の場合は、GoogleMapのリンクや地図のスクリーンショットを共有いただくこともあります。
2.設置場所の確認とStarLinkの開通依頼
次に、現場事務所にアンテナを設置できる場所があるかどうかを確認します。
周囲に空を遮るものがあると安定したネットワーク環境を構築できないため、事前にGoogleMapで確認を行います。
たとえば、校舎のように大きな建物が空を遮る場合は、空が開けた場所にアンテナ取付用単管パイプを設置するように依頼します。
設置場所が決定したら、株式会社アイケーディさまに保管いただいているStarLinkアンテナの開通作業をフォローします。
なお、現場事務所の解体時にStarLinkの利用を停止していただくことで、利用しない月の費用の発生を防ぐことが可能です。
3.業者の調整
現場によっては複合機の設置が必要なケースもあるため、現場業務支援サービスを提供する株式会社CTSをはじめとする協力会社に作業を依頼し、作業日程を調整します。
コムデックが間に入って調整を行うことで、株式会社アイケーディさまの総務部の負担を軽減することが可能です。
4.開設作業
開設作業では、屋外にStarLinkアンテナを、屋内にStarLink用ルーター(写真右)と法人用無線ルーター(写真左)を設置します。
新たに機器を購入しなくてもよいように、コムデックがレンタルしている法人用無線ルーターをお使いいただいています。
機器の設置とあわせて、近隣の障害物の有無をStarLinkアンテナに情報登録しなければなりません。
また、複合機が必要な現場事務所では、このタイミングでLANケーブル配線も行います。
各種機器の設置が終わったら、接続通信テストを実施し、インターネット通信の可否を確認します。
問題がなければ、開通完了です。
事前検証で最適な課題解決方法を構築
StarLinkは、比較的新しい技術であるため、自社で事前検証を行いました。
そこで、StarLink用のルーターのみでは、IPアドレスの細かい設定を調整できないことが発覚したのです。
これは、業務用機器の設置が多い現場事務所におけるセキュリティを考えると、デメリットになります。
そのため、安全性を高めるために、StarLink用ルーターの配下に法人用ルーターを接続する方法をとりました。
事前に対策を打つことで、株式会社アイケーディさまが安心してStarLinkを利用できる環境を構築できたのです。
StarLinkによるネットワーク構築のメリット
株式会社アイケーディさまは、StarLinkを導入したことで、現場事務所でも通信容量を気にすることなくインターネットを使えるようになりました。
速度遅延が発生することがなくなり、山間部でもWEB会議やクラウドツールを使ったデータ共有をスムーズに行えるようになったのです。
また、以前はネットワーク構築の際、総務部が現場監督と各業者との間に立ち、スケジュール調整を行っていましたが、コムデックが手配することで2時間以上かかっていた作業を1時間ほどに短縮できました。
回線業者側の日程に左右されないため、短期間でネットワーク構築が可能となった点もメリットです。
災害が発生したときは、現場事務所用の機材を利用してネットワーク構築ができるため、BCP対策にもなります。
ただし、台風時などは、屋外にStarLinkアンテナを設置する際に、養生の強度を上げて倒れないようにする処置が必要です。
スムーズな遠隔作業の環境構築を目指す
株式会社アイケーディさまは、StarLinkを活用することで、安定したネットワーク構築を実現できました。
通信容量超過による速度制限や、回線工事のスケジュール調整の手間がなくなり、従業員の業務負担を軽減できています。
今後は、工事現場のカメラ映像を本社や監督のスマートフォンでも見られるように整備し、遠隔からの進行状況管理や指示ができる環境を構築していきます。
コムデックでは、ITに関するお困りごとの解決や最適な環境への更新をサポートする「IT環境サポートサービス」を提供しています。
「安定したネットワークを構築したい」「期間限定で現場にインターネット回線を引きたい」という方は、是非お気軽にご相談ください。