Salesforceの料金は高い?導入費用を抑えられるCRMツールを紹介
Salesforceは世界でNo.1のCRMツールと言われており、これまで約15万社に導入した実績があります。
しかし、売上予測や高性能のAIを搭載するなど多機能かつ利便性が高い反面、月額料金が高いという意見も聞かれます。
そこで本記事では、Salesforceよりも月額料金を抑えられるCRMツールを紹介します。
Salesforce以外のCRMツールでも十分活用できる企業の特徴も解説しますので、ツール選定の際の参考にしていただけると幸いです。
この記事でわかること
- Salesforceよりも低価格で導入できるCRMツール
- Salesforceの導入に向いている企業
こんな人におすすめの記事です
- CRMツールの料金を比較検討したい方
- 自社に最適なCRMツールを導入したい方
目次
Salesforceの機能・できること
Salesforceはいくつかのシステムを提供していますが、ここではCRMに特化した「Sales Cloud」の機能について解説します。
Sales Cloudは、営業進捗管理や顧客関係管理の2つをあわせ持ち、情報を管理・共有できるクラウドサービスです。
営業に関する情報管理を得意としており、営業活動の進捗やタスクの管理ができます。
また、自社商材がいくつ売れるのかを予測する売上予測機能や、その予測をグラフ化して分析しやすくするレポート作成機能も備えています。
営業DXの推進に必要な機能がすべて揃っているので、営業活動をDX化したい企業にはおすすめのCRMツールです。
そもそもSalesforceの料金は高い?価格表にまとめて解説
ここでは、CRMツール「Sales Cloud」の料金を表で紹介します。
プラン | 1ユーザーあたりの月額料金 |
Starter | 税込3,300円 |
Professional | 税込10,560円 |
Enterprise | 税込21,780円 |
Unlimited | 税込43,560円 |
Einstein 1 Sales | 税込66,000円 |
CRMツールにおける月額料金の相場は、1ユーザーにつき1,000〜3,000円と言われています。
Sales Cloudで最も安いプランは「Starter」で税込3,300円です。
Starterは小規模企業やスタートアップ企業向けで、顧客が増加しており管理に悩んでいる企業におすすめのプランとなっています。
一方で、中小企業や大企業まで幅広く対応しているプランはEnterpriseです。
Enterpriseは最も使われているプランで、基本的なCRM機能はもちろん、売上予測管理や承認プロセスなどもついています。
月額料金は税込21,780円で費用相場の約7倍なので、非常に高いといえるでしょう。
しかし、自分だけのWEBサイトを作る機能や、Sales Cloud内にある検索窓からすべて検索できる機能などをうまく利用することで高い費用対効果を見込めます。
1つのツールでさまざまな機能を使いたい企業におすすめです。
Salesforceよりも利用料金を抑えられるおすすめCRMツール5選
Salesforceはしっかりと運用することで十分に費用以上の価値を見込めますが、費用がネックとなることもあるでしょう。
ここでは、Salesforceよりもコストを抑えて利用できるCRMツールを紹介します。
CRMツール名 | 1ユーザーあたりの月額料金 |
kintone | スタンダードコース:税込1,650円 |
Zoho CRM | スタンダード:税込1,848円 プロフェッショナル:税込3,036円 |
HubSpot | Starter Customer Platform:税込1,980円 |
Flex CRM | スタンダードプラン:税込1,320円 |
Ecrea | ベース機能:税込1,100円 トッピング機能:1つにつき税込550円 |
kintone(キントーン)は顧客情報を一元管理できるので、欲しい情報を簡単に引き出せます。
また、顧客の行動や購入状況をグラフ化して分析できるので、データをもとに戦略を立てて実行に移しやすくなります。
CRM以外にも、自社の業務に合わせた業務アプリを作成できるため、あらゆる業務の効率化が可能です。
Zoho CRMは分析レポート機能で登録している顧客情報を集計し、自動でグラフ化できます。
リアルタイムで現状を把握するので、スピード感のある意思決定が可能です。
また、報告書も自動で作成するので、顧客対応など属人性の強い業務に取り組めます。
HubSpotはマーケティング、営業、カスタマーサービスなど包括的なアプローチを行う機能が揃っています。
また、AI機能が利用者をサポートしており、コンテンツの下書きやワークフローの合理化、データ分析も可能です。
Flex CRMは顧客管理や営業プロセス管理、お問い合わせフォームも作成機能、グループウェアなど業務改善に役立つ機能があるCRMツールです。
顧客データをもとにグラフ化できるので分析しやすくなり、捉えられていない市場のニーズを把握することが可能です。
Ecreaは初めてCRMツールを利用する方のために作られたツールで、SFA機能とCRM機能の両方を搭載しているのが特徴です。
また、KPI分析機能で目標をダッシュボード化し、達成するための動きについて戦略を立てることができます。
Salesforce以外のCRMツールがおすすめの企業の特徴
Salesforceは多くの便利機能がありますが、すべてを使わないのであれば他のCRMツールで十分な場合もあります。
ここではSalesforce以外のCRMツールでも問題ない企業の特徴を紹介します。
Salesforceが求めるモデルに当てはまらない企業
Salesforceの営業プロセスは、マーケティング・インサイドセールス・外勤営業・カスタマーサクセスの流れで構成された「The Model」を活用しています。
Salesforceを活用する場合は、このモデルに当てはめた営業活動を行うと、より大きな効果を得られます。
The Modelの流れを実現するには、構築するための資金・人員・時間が必要です。
特に中小企業はこのようなビジネスプロセスにするのは難しいかもしれません。
中小企業は柔軟な動きができるので、他のCRMツールを用いて自社の営業プロセスで運営していくことが売上アップにつながるでしょう。
Salesforceの知識を持つ担当者がいない企業
Salesforceは多くの機能があるので「なぜその機能を使うのか」という目的から、どこで使うのか、どのように使うかのルール決めが重要です。
専門的な知識やスキルを持っている担当者がいなければ、このようなルールを決めるのは難しいでしょう。
機能が発揮する効果を見誤り、うまく活用できない場合があります。
Salesforceに向いていない管理機能を求めている企業
Salesforceは多機能なCRMツールであるものの、対応できない機能もあります。
例えば人事や給与などの労務管理、売上や販売管理費などの会計・財務管理はSalesforceに向いていません。
労務管理や会計管理もあわせて行いたい場合は、別の適したCRMツールを使ったほうがスムーズに運用できるかもしれません。
また、Salesforceは営業だけでなく販売管理も得意としていますが、納入先や数量、原価による金額の変動に関わる販売管理だと複雑になり、カスタマイズする必要があります。
カスタマイズ費用が高額になるケースもありますので、自社がSalesforceでどこまでの業務をカバーしたいのかをあらかじめ検討しておきましょう。
Salesforceの料金・特徴を理解して自社に合ったツールを選定しよう
Salesforceの導入費用は割高に見えますが、その分CRMツールの中でも高機能なツールです。
しかし、利用の難易度が高いため、十分に活用できないケースもあるかもしれません。
Salesforceの担当者を配置したり、メンバーを編成し、Salesforceが想定している営業プロセスを構築したりすることでより良い効果が出るでしょう。
とはいえ、今の営業スタイルを崩して再度構築するのは、相当な時間とコストがかかります。
営業スタイルを維持した状態で運用するには、Salesforce以外のCRMツールを選ぶと良いでしょう。
そこでおすすめなのが、kintoneです。
月額税込1,650円で顧客情報の一元管理やデータ分析など本格的なCRMツールを構築できます。
自社の業務に必要なアプリを自分たちで作れるので、業務効率化も見込めるCRMツールです。
コムデックではkintoneの導入・運用支援を実施しております。
基本的な部分はもちろん、複雑な業務を行うアプリ作成のサポートも可能です。
kintoneでCRMと業務効率化を実現したいという企業さまはお気軽にご相談ください。