2025.06.02 Imadokiバックナンバー

Imadoki 2025年6月号が発行されました

Imadoki 2025年6月号が発行されました

心を繋ぐコムデック万博～AIへの飛躍～

コムデック万博へご来場いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。
今年も多くの方々との出会いと学びに満ちた時間を共有できましたことを、大変光栄に存じます。

本年は、従来のIT活用戦略セミナーを「コムデック万博」として刷新し、弊社のお客様限定での特別な学びの場として開催させていただきました。
振り返れば、2016年から2020年には一軒一軒のお客様を訪問してご参加をお願いし、地元三重県伊勢市のお客様を中心に様々な企業様にご参加いただいておりました。

それが2025年のコムデック万博では、開催2カ月前には席の8割、懇親会に至ってはほぼ満席になるという驚くべき反響をいただきました。
そこには、未来を見据え、自社の可能性を追求しようとする皆様の強い意志とコムデックへの期待に深く感銘を受けました。

今回のコムデック万博では、弊社が長年取り組んでいる経営品質の世界だけでなく、ビジネス書の世界で長年読み継がれている『ストーリーとしての競争戦略』の著者である楠木建先生、そしてデジタル変革の最前線を牽引する日本Mi crosoftのエバンジェリスト（伝道師）である西脇様という、まさに時代を動かすお二方をお招きすることができました。
私も最後のトリを務めさせていただき、身の引き締まる思いで登壇いたしました。
このような豪華な講師陣による知見の共有は、必ずや皆様の企業経営に新たな視座をもたらすものと確信しております。

日頃はデジタルで皆様と繋がる私たちですが、このコムデック万博という場で、年に一度、志を同じくする仲間として実際にお会いし、共に学び、語り合える機会を持てることは、かけがえのない財産です。
来年は更なる進化を遂げ、皆様の期待を超える学びの場としてお届けする所存でございます。

残念ながら日程が合わずご参加が叶わなかった皆様には、心よりお詫び申し上げます。
来年は、より多くの方々と共に、新たな知見と感動を分かち合えることを、心より楽しみにしております。

代表取締役社長　生田智之

自社の経営とAIの先を見通す！コムデック万博2025開催レポート

例年よりひと月早く、5月21日に開催された毎年恒例のセミナー。

2016年から続いてきた「IT活用戦略セミナー」という名前を改め、大阪万博にあやかって「コムデック万博」にリニューアルした「令和のIT伊勢参り」には、全国から160名を超えるお客様にお越しいただきました。
今月号のImadokiでは、そんなセミナーの様子を速報でお伝えします！

「学び合う」スタイルへ進化した会場設計

まず会場に到着すると、万博とkintone芸人のロゴを大きくプリントしたバナーが皆様をお出迎え。
フォトスポットとして、会場の雰囲気づくりに一役買ってくれていました。

QRコードで受付を済ませ会場に入ると、一般的なセミナーとは異なる様子のテーブルやケータリングが目に飛び込んできます。

今回の万博では、長机を並べたスクール形式ではなく、丸テーブル形式を導入。
お座りいただくテーブルもあらかじめ決めさせていただき、ご参加いただく皆様が交流できるような会場を目指しました。

楠木建氏が語る「戦略」とは？ Betterではなく、Differentを生み出せるか

コムデックのバイブルともいえる「ストーリーとしての競争戦略」の著者、楠木建氏の基調講演では、「戦略とは違いを生むこと」「利益は顧客満足の証明である」といった経営の原点をユーモアある語り口で解説。
「今こそ激動期」だとはやし立てる時流に惑わされず、普遍的な戦略思考を持つことの重要性を強調されました。

ZARAやUNIQLOのように、異なる戦略を取ることで、同じ業界の中でも同時に勝者足りえることを例に挙げ、「やらないことを決めることが戦略であり、それこそが経営者の仕事である」と語った楠木氏。
企業が生み出すべきなのは“新しい選択肢”であり、「その企業に何が無いか」「何ではないか」にこそ、戦略のヒントがあると結びました。

AIは人材戦略、そして経営戦略へ西脇資哲氏が語る生成AIの最前線

マイクロソフトのエバンジェリスト・西脇資哲氏は、ChatGPTの登場がもたらした業務の革新性を紹介。
MicrosoftCopilotの実演も交えながら、どのようにしてAI を活用できるのかを紹介いただきました。

Copilotで作成したという楽曲やPVに会場からは驚きの声も挙がり、お客様からは「早速使ってみたい」と意欲的なご意見も聞かれました。
西脇氏は、AIを上手く活用するためには、「AIに完璧を求めない」「対話しながら質を高めていく」というスタンスで、誰もが専門性を発揮できる時代が来ていると語ります。
また、AI活用は単なる業務効率化ではなく、外注せずに“できること”を増やすための人材・経営戦略と位置づけました。

コムデックの1年の挑戦と進化“kintoneを届けて終わり”にしないために

毎年恒例、生田社長の第二講座では、この1年で力を入れてきたkintoneダッシュボードの強化と、AI活用のシンプル化について報告。
Excelで行っていた業績管理をkintoneに移行し、組織としての意思決定精度を高めた事例や、商談音声の自動記録＋分析など、現場が実感できるDXの工夫を紹介しました。
さらに、CRM×AIによる個別最適化支援や、介護・製造業など業種別の取り組みにも
言及。
「いい会社には、いいファンがいる」――お客様の想いに寄り添う姿勢こそが、これからの価値だと締めくくりました。

つながりが深まる、懇親のひととき初対面でも自然と会話が弾む、あたたかな時間に

一昨年、昨年と大好評だった懇親会は今年も開催！
苦渋の決断で有料化した本年でしたが、予想を超える人数にお申し込みをいただき、中にはキャンセル待ちだった方も……普段IT活用に取り組む皆様がいかに他社の事例
や生の声を求めているかがよくわかるお申込み結果となりました。
講演での気づきをそのままに、参加者同士が業界を超えて交流する機会となりました。
「こんな場がほしかった」とのお声も多く、コムデックスタッフとも直接話せるフラットな場として盛況のうちに幕を閉じました。

生産性の高い働き方を実現するオフィスを見学！

コムデック万博翌日には、コムデックのオフィスにお越しいただき、コムデックオフィスツアーを開催いたしました！

多くの方に参加希望をいただき、過去最高となる20名以上での開催となった今回のオフィスツアー。
経営者の方にお越しいただくのはもちろん、「現場のスタッフにもコムデックの働き方を見てもらい、社内の業務改善意識を高めるきっかけにしたい」ということで複数名でご参加いただいたお客様もいらっしゃいました。働き方改革を意識したオフィスのご案内に加えて、セミナーでご紹介したツールのデモを実施する等、話を聞くだけでなく実際に生産性向上を体感いただきました！
なお、コムデックではコムデック万博の時以外も随時オフィスツアーを開催しております！今回はご都合がつかなかった方も、是非お伊勢参りを兼ねて弊社オフィスにお立ち寄りください。

大阪万博は今年だけですが、コムデック万博は来年も続きます！
今年お越しいただいた方は是非来年も、残念ながら参加がかなわなかった方は来年こそは！是非伊勢の地までお越しいただき、たくさんの学びを持ち帰っていただければ幸いです。

普段はオンラインでしか顔を合わせる機会がないお客様とも直接お会いできる万博は、コムデック社員にとってもたいへん楽しみなイベントです。
また来年も、皆様にお会いできることを楽しみにしております！

設営班の強い味方！LINE WORKSラジャー

コムデック万博では、皆様に楽しみながら共に学んでいただけるよう、毎回新しい取り組みを実施しています。
会場・ステージの工夫はもちろんですが、実は裏方である準備、受付、駐車場などの運営担当メンバーの間でも、毎年新たな改善を重ねています。

今年は、LINE WORKSに新しいトランシーバーアプリ「LINE WORKSラジャー」が登場したという情報を聞きつけ、早速導入してみました。
会場が広すぎて通常のトランシーバーでは電波出力が弱く、毎回駐車場班は連絡に苦労していました。
今回試してみた「LINE WORKSラジャー」にどのような効果があったのか、ご紹介いたします。