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Imadoki 2023年2月号が発行されました
Imadoki 2023年2月号が発行されました
採用できなくなる!はホラーストーリーなのか?
お客さんの不安、恐怖、心配な点、問題や課題を想起させ販売につなげる営業手法を「ホラーストーリー」と呼びます。
自動車保険に加入していないと、万が一事故を起こした時に、莫大な補償金額が必要になる」といった営業トークがわかりやすい例ですね。
努力すれども、思うような人材が中々採用できないなかで、F総研さんから届いたチラシの「ほとんど人が採用できなくなります」って刺激的なタイトルは、ホラーストーリーに感じますが、誇大広告の感はあれど、ホラーストーリーとは言えない現実がやってきています。
2018年の1.71をピークに、コロナ禍の2020年には1.06まで低下していた三重県の有効求人倍率は、コロナ禍明けと言える現在1.43まで上昇、採用が難しいと体感できる水準に戻っています。
更に働き方改革と賃上げ機運によって、年間休日120日以上、初任給20万円が求人条件の指標となったことで、採用条件が悪い業界、企業には全く人が集まらなくなっています。
岸田首相が伊勢神宮参拝後におこなった年頭記者会見の「インフレ率超える賃上げ」や経団連会長の「賃上げは企業の責務」発言は中小企業には実に厳しい話であり、休日を増やしながら増益し、賃上げを実現する必要が生じてきています。
2023年も課題、宿題が盛りだくさんの1年になりますが、ITを活用しながら皆さんと一緒に乗り越えていきたいと思います、一緒に頑張りましょう!
取締役会長 樋口 雅寿
2023年 クラウドストレージの利用が当たり前!の時代になっています
コムデックでは、非IT部門である総務・経理部門において、在宅で三重県だけでなく、沖縄県や徳島県のスタッフが働いています。
多様なスタッフの存在は、少子高齢化、人手不足対策であり、労働力を場所依存、時間依存せずに活用できる生産性を向上させる解決策としています。
場所依存、時間依存しないスタッフを雇用するには「いつでも、ドコでも働ける環境」が必要であり、「Dropbox」や「kintone」「クラウド販売管理」、「マネーフォワード会計・給与・経費精算」などのクラウドサービスを利用し実現しています。
現在と同じ働き方のみに固執していれば、いずれ高齢化、人手不足、採用難によって、事業継続が徐々に困難になっていきます。
「いつでも、ドコでも働ける環境」を実現するには、会社のあらゆるファイルが保存されている物理的な機器である「ファイルサーバー」のクラウド化も必須となります。
今月のImadokiでは2023年中に済ませておきたい、物理的な「ファイルサーバー」から「クラウドストレージ」への移行のススメをお送りいたします!
IT環境保守加入ユーザー様のクラウドストレージ利用状況
ファイル共有するには、「Windows ファイルサーバー」または、NAS、Linkstationなどの「ファイルサーバー」を利用するのが一般的でした。
しかし2017年頃から、クラウドの様々なメリットに着目した企業様が、「ファイルサーバー」から「クラウドストレージ(DropboxやSharePoint Online、OneDrive)への移行を希望されるようになりました。
そして、2020年から始まったコロナ禍による行動制限を契機に、全企業が『在宅勤務』、『リモートワーク』を取り入れることが必要となり「クラウドストレージ」の導入・移行が一気に加速されました。
弊社IT環境保守ユーザー様に限れば、既に約5割のクラウドストレージ化が完了! 現在でも毎月「ファイルサーバー」から「クラウドストレージ」への移行を決めるお客様がいらっしゃいます。
「クラウドストレージ」は何が優れているのか?
手間暇かけてまで「ファイルサーバー」から「クラウドストレージ」に移行するメリットをよく聞かれるのですが、正直すべての面において「クラウドストレージ」の方が優れておりメリットだらけです。
物理的なサーバーは、故障とデータ喪失のリスクを常に抱えており、人的過失、落雷や埃詰まり、お盆のエアコン切れによる高温障害など運用には様々なトラブルと担当者の苦労があります。
唯一あった速度面でのデメリットも5GやWiFi規格の進化で改善でされたことで、2023年現在「ファイルサーバー」にこだわる理由は特に見当たらなくなりました。
場所を問わずにデータ利用
クラウドの最大の特徴であり、5Gが普及し、WiFiが進化した現在おいて、利便性もVPNより遥かに優れています。会社はもちろん、自宅やホテルなどの外出先でも全く同じファイルを利用でき、業務が継続ができる環境は生産性を向上させます。
さよならZip、URL共有で楽々
セキュリティに問題がある無料の転送サービスや送信前に面倒な圧縮作業があるZipファイルともお別れです。「クラウドストレージ」であれば右クリックー共有URLを生成すれば、双方にストレスなくメール、チャットによるデータ共有が可能になります。
データ保全
バックアップはデータセンター側で実施されており、バックアップ機器やソフトが不要になるだけでなく、機器故障からも解放されます。またファイルの変更履歴が自動的に取得されており、誤って上書きしても元の状態に自分で復元できる機能もあります。
セキュリティ
大企業のデータセンターは、入室、温度、停電・震災対策など、データを守る仕組みが用意されており、自社設置サーバーより遥かに安全にデータが保全されます。外部からの攻撃対策もMicrosoft社やDropbox社は最新、最高のセキュリティ技術と資源を投入しており、ランサムウェアなどのウイルス対策面でも優れています。
クラウドストレージのデメリットは何か?
「クラウドストレージ」の性能的なマイナス面は現時点ではありませんが、月額コストが必要となるためコスト増をデメリットと捉えて導入を躊躇われるケースがございます。Microsoft365を全社導入しているお客様であれば、追加コスト面も最小となる目途が付いたため、高レスポンスを要求される「データベースサーバー」と兼用されるお客様以外はコスト面の解決が進んでいます。
今度ファイルサーバーは無くなるのか?
市場が拡大するIT分野にもかかわらず、既に世界的に小型サーバー市場は縮小が始まっており、数年後には特別な理由がない限り、ファイルサーバーを自社に設置することは無くなると予想されます。
「リモートワーク」&「在宅ワーク」の正解的な普及により、会社に来ないと作業ができない中央集権的なファイルサーバーの役割が終わろうとしている現在、販売台数減少によって本体や保守サービスの価格は年々上昇しており、今後は「クラウドストレージ」の方が安価になることで自社にサーバーを設置するメリットは自然と無くなるでしょう。
「Share Point Online」と「Dropbox」どっちが良いのか?
Microsoft製で、Windows10/11と親和性も高く、性能的にも「Dropbox」と大差なくなり「Teams(チームス)」連携でも有利な「SharePointOnline」は、大手企業での採用も進んでいることから、今後は「SharePointOnline」優勢と弊社は予想しています。
しかし両者は細かな違いがありますので、下記を参考にしていただければ幸いです。
ケース1:弊社から全ユーザー数分のMicrosoft365(旧:Office365)を導入されている会社様
ライセンス費用の追加が少なく、1TBの大容量が簡単に利用でき、トラブルも少ない「Share Point Online」がおすすめです。
導入には初期設定とライセンス調整が必要ですが約10日で運用開始できます。
ケース2:プレインストール版Officeを使われている会社様
様々なバージョンのOfficeが入り乱れている環境を維持したまま、早急にクラウドストレージを導入するなら、3ライセンスから導入できる「Dropbox」がおすすめです。
導入は容易ですが、人数分のライセンスを購入しないと『同期地獄』と言われる、ネットワーク帯域を圧迫する事態になりますのでご注意ください。
ケース3:「建設」「土木」「印刷」「デザイン」業界の会社様
大きなデータ(図面や現場写真、画像)を取り扱う機械が多く、「Dropbox」の普及が進んでいる業界であり、使用者が多いことから、今後も「Dropbox」が優勢と思われます。
また、Adobe 製品(Illustrator等)やAUTODESK(AutoCAD)のプレビュー機能などの製品連携も「Dropbox」に優位性があります。
おまけコラム ①同期地獄防止のため、ライセンスはユーザー数分御用意ください
クラウドストレージにおいては、1ライセンスを複数人で共有している状態で、おおきな動画や画像ファイルを操作すると、ライセンスを共有している全員も同時にアップロード、ダウンロードが始まってしまいネットワークが遅延する『同期地獄』が発生する確率が高くなります。
特にDropbox Businessは高機能な分ライセンスがやや高額のため、ライセンス共有されているケースが目立ち、「朝から会社全体のインターネットが遅い!」といった問い合わせにつながる事例が多々発生しています。
※「SharePoint Online」についてはOffice365ライセンスを利用する仕組みのため、共有アカウントを利用している会社様はほとんどありません。
おまけコラム ②USBメモリ利用を禁止する企業が増えています
データの保存、管理、そして移行に使われる一般的な方法として、USBメモリは多くの場面で使用されていましたが、現在急速に姿を消しています。
兵庫県尼崎市が全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリを紛失した騒動でわかるように、USBメモリには、情報の持ち運びが容易であるが故に、紛失という最大のリスクがあります。
フロッピーディスクやMOなど、過去消えていったメディアが多数ありましたがUSBメモリもそろそろ引退の時期に入っているようです。
※高いレベルで情報セキュリティ運用したいお客様には、弊社も利用している「LanScope」などのUSBメモリの接続自体を禁止するアプリ導入をお勧めします。
freeeサインがURL署名に対応しました!
弊社のお客様にはお馴染みの「freeeサイン(旧:NINJA SIGN)」が、先日のバージョンアップによりURL署名に対応しました。
従来は総務部から代理メール送信していましたが、今後は担当者とのチャットの中でお申し込み、契約が可能になります。
チャットを用いたURL署名により、お客様の手間、時間削減効果が出せるよう、工夫を重ねて運用してまいりますのでご協力の程、宜しくお願い致します。
電子契約の現状
日本国内において電子契約/電子署名サービスを導入している企業は約3割という調査結果がありますが、日々の業務ではまだまだ利用が少ないイメージの電子契約。
しかし契約、申し込み業務は紙とハンコにまつわる作業で構成されており、電子化により大幅な生産性改善が可能な業務です。
国内ではが最大手であり、事実上の標準サービスとなっているのですが、大手企業向けの価格設定のため月に数十件の契約や申し込みを行う会社様でないと効果が出ないため絶対的な普及スピードは他のサービスと比べて遅くなっています。
しかし一度使えば、紙にはもう戻れないのが電子契約サービス、そして導入すれば確実に生産性向上効果が出るサービスですので、他社様に先駆けてにチャレンジする価値は十分にあるサービスとなっています。
電子契約の導入効果
電子契約の導入でもたらされる効果は、「作成にかかわる工数」と「保管にかかわる工数」ですが、最大の効果はトータル時間の短縮です。
返信封筒を封入するのがマナーの日本において、郵便局の土日集配が廃止された影響は大きく、市内への郵送でも5日程度のかかるケースも出ています。
契約・申込書の到着待ちで無駄な時間が出ない電子契約のメリットは計り知れないものがあります。
【電子契約の導入効果】
- 作成にかかわる時間と手間削減(作成、印字、製本、社内押印、郵送準備、投函)
- 署名にかかわる時間と手間削減(開封、社内押印、保管、返送準備、投函)
- 契約、申し込みに関わるトータル時間の大幅短縮
- ESG貢献効果(ペーパーレス・Co2排出量削減)
+ - 電子契約は印紙不要です
※ESGとは、環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)の3つの要素から成り立っており、投資家がとの投資対象を判断する際の一つの基準となるものです
在宅ワーク環境拝見! Vol.2「濱口 裕太」
コムデック社員の在宅ワーク環境紹介、第二段はITサポート部の濱口さんです。
第二子も生まれ、マイホームも建てた濱口さんの在宅ワークスペース、拝見します!
家は建てましたが、自分だけの場所が少ないのが所帯持ちの厳しいところです。
限りある居場所を快適にするべく、最大限活用できるように色々と工夫しています。
一枚で二枚分くらいの面積があるウルトラワイドモニタの上部に、さらにモニタを設置することでモニタ台数を抑え、資料を確認しつつ設定作業ができるようにしています。
ただ、スペースを確保できる場合には、モニタを上部に設置しないことをおすすめします。資料確認時の視点移動が大きくなりすぎて、首を痛めます..……。
・ノートPC本体はモニタの下に収納し、外付けカメラをモニタの上に取り付けています。このカメラは利用しないときはカバーができる優れものです!
・上部のモニタの上には「PHILIPS モニターライト」を設置して手元を照らすことで、手元の明るさと画面の明るさが均一になるようにしています。
明るさを均一にすることで目の疲労軽減になるらしいです。私が設置している理由は、完全に自己満足でカッコイイからですが(笑)
・マウスは自宅で作業しやすいように、「Logicool Master3」を使っています。手になじみ、横スクロールもできるため、列の多いExcelなど横に長い資料を見るときには重宝しています。
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