どんな看板ですか？

USJって大阪の？団体のバス向けですか？

なるほど。おもしろい！

「USJは楽しいですよ」って書くより面白いじゃないですか。「USJまで直進500キロ」って遠すぎて面白い。

何かしらの引っかかりとか、くすっとした笑いが必要な時代でしょう。
Aという価値がある時に、そのまま「Aという価値です」みたいに言っても、なかなか響いてくれない。

集客効果は十分ありますよ。「USJってセンスあるよね。面白いよね。大阪行ってみるか」みたいな。

オフィシャルサイトと同じで「これもできるし、あれもできます」って機能優先で書くとぜんぜん記憶に残らない。集客もできないし。

絞り込むことで結果的に問い合わせが増えていきます。
ウリは多い方がいいと思ってる人が多いけど、書けば書くほど普通になっていくというか。

大きくなる秘訣はラインナップの数よりも再現数ですね。

「ここに特化したスペシャリストです」っていう人を2人、3人、4人、5人とアメーバ的に増やしていくこと。

たこ焼き器みたいなイメージですね。

たこ焼きを焼きながら、お好み焼きもやって、焼きそばもやって、ってワンオペやったらお客さんを捌けない。
たこ焼きマシーンでひたすらたこ焼きの行列を捌く。この再現が大事。

単に商品を増やすだけだと効率が下がります。売るなら高付加価値のバックエンド商材ですね。

ロイヤルカスタマーに向けた1個三百円のたこ焼きとか。

儲かるビジネスをやるならそっちですね。

「銀だこ」のようなチェーン店はたこ焼きだけじゃ難しいです。利益率の高いお酒も置きたいじゃないですか。

だって「銀だこ」は誰が焼いてるかって関係ないでしょ。
町のたこ焼き屋さんだったら「おっちゃんに会いに行く」みたいな意味も出てくるわけで。

そうです。銀だこが参入してきてもお客さんを取られないし、銀だこの1.5倍ぐらいの値段でも売れます。
おっちゃんとのウィットな関係みたいなのがあるので。

やるなら徹底的にやらないとダメですね。スケールとスモールの中途半端なポジション取りに行ったら死亡します。

おっちゃんをIP(キャラクター)化するとか。
ただ大きくするっていうのは相当な覚悟がいります。ローカルで戦うなら大きくし過ぎない方がいいです。
その方が儲かるし楽しいですよ。