> 対談一覧 > 第172回「大人がランドセルを背負ってもいいじゃない」
先入観を捨てると見える新市場とは
安田日本のランドセルが外国人に大人気だそうです。
旅行客が買って帰るみたいですね。
生田
安田実は私も息子が小学生になりまして。
ランドセルを買いに行ったんですけど、もう100種類ぐらいあるんですよ。緑色だけでも10種類ぐらいある。
赤と黒じゃないんですね。
生田
安田そうなんですよ。とにかく種類が多過ぎて選ぶのが大変なんです。
色やデザインのバリエーションが増えたのも人気の理由なんでしょうね。
生田
安田そう思います。しかも軽くて使い勝手がいい。
確かに非常に優れた商品なんです。
旅行客は何目的で買うんですか?
生田
安田アジアの方は学校に通う子供のために買っていくそうです。
日本以外の国にはランドセルみたいな鞄がないみたいで。子供に大人気なんですって。
子供は喜ぶでしょうね。
生田
安田ただ欧米の人たちは自分たち用に買うみたいです。
つまり大人がランドセルを背負うってことですか?
生田
安田はい。日本人にはちょっとイメージできませんが。
可愛いと感じるみたいで。
日本で背負ったら変な人に見られますよ(笑)
生田
安田もし私がランドセルを背負って待ち合わせに来たら知らないふりしますよね(笑)
いや、そんなことないですよ(笑)
でも町の有名おじさんになっちゃうかもしれない。
生田
安田変態おじさんみたいに見えますよ。
それって日本人の先入観なんでしょうね。
普通にカバンとして見たらおしゃれで機能的というか。
生田
安田はい。軽くて耐久性があって。機能性には優れている鞄だと思います。
外国人から見ると背中に背負うリュックの進化系と言いますか。
奇抜なデザインのリュックとして受け入れられているのかも。
生田
安田我々にはランドセルにしか見えないですけど。
それも先入観なんでしょうね。
生田
安田小学生が6年間使っても壊れないって、考えてみたらめちゃくちゃ頑丈ですよね。
しかも大量生産してるから、この価格でこのクオリティが保てるんだと思います。
生田
安田確かに。小ロットで作ったら何十万円もするようなクオリティかもしれない。
そう考えるとすごい可能性のある商品に思えてきます。
ハリウッドの有名女優が愛好しているというニュースを目にした記憶があります。
生田
安田なんと!もはやバーキンと一緒ですね。
バーキンとランドセルを比較するとなかなかコメントしづらいですけど(笑)
生田
安田でもバーキンより使い勝手はいいですよ。きっと。
そうかもしれない。日本人の感覚だとオシャレには見えないかもしれませんが。
生田
安田ちょっと変だなっていう風にしか見えないですもんね、日本人には。
だけど海外のランドセルを知らない人から見たら、トレンチコートを着ておしゃれなバッグを背負う八頭身女性みたいな感じに見えるわけですよ。
生田
安田背が高い6年生だとかなり小さく見えますから。
大人の女性だったらさらに小さく見えて可愛いのかも。
きっとそうなんですよ。海外から見れば何が流行るか分かんないってことです。
生田
安田確かにそうですね。意外なものが爆発的に売れるかも。
食品サンプルだってお土産に買っていくわけですから。
それを有名女優さんとかインフルエンサーが身につけると瞬く間に流行る可能性もあって。
生田
安田実際にそうやって売れてますからね。
機能性に富んだランドセルが海外で流行るのは理にかなっていますよ。
生田
安田そのうちユニクロが世界に向けてランドセルを開発するかもしれませんね。
ユニクロが作ったらすごいでしょうね。
丈夫で使いやすくて、長持ちして、しかもおしゃれで。
生田
安田ランドセルが世界マーケットで爆発的に売れる日が来るかもしれない。
その可能性はあると思います。
生田
安田ルイヴィトンも真似しそうですね。
アジア市場では飛ぶように売れそうですけど。
欧米の人から見たら普通のランドセルの方が魅力的に見える気がします。
生田
安田じつはランドセルってすごいんですね。
なぜ日本の子供だけ「こんな変なカバンを背負わされるんだろう」って思ってましたけど。
見慣れちゃったからそう思うんですよ。
先入観を取り除いてみればファッション的にも機能的にもすごくよく考え込まれた商品だってことです。
生田
安田きっとこういう商品が日本にはたくさんあるんでしょうね。
山のように埋もれていると思います。
生田