> 対談一覧 > 第155回「Z世代にダジャレが流行り出したワケ」
Z世代がダジャレを面白がる意外な背景
安田これ本当なんですかね?Z世代にダジャレが再流行しているというニュース。
ネオダジャレと言うそうです(笑)
生田
安田そもそもダジャレってかなり年配の人たちの親父ギャグですよね。
「布団が吹っ飛んだ」みたいな。私でさえそんなこと言ったことないですけども。
そういうイメージですね。若者からは寒いおじさんと思われるっていう。
生田
安田そのダジャレがネオダジャレとなって若者の間で再流行していると。
「ヤバスギ謙信」とか「ヤバタニエン」とか「嬉シーサー」とか。
実は僕も42歳なんですが、このダジャレに該当するようなことを言い続けてました。
生田
安田え?ヤバタニエンとか?
ヤバタニエンとか。「この店ちょっと高すぎ晋作」とか。言ってましたね。
生田
安田じゃあ最近の話でもないんですね。
どうなんでしょう。1周回ってまた肯定される時代が来たってことかも。
そもそもダジャレ≒親父ギャグというレッテルが貼られていたことに疑問を感じます。
生田
安田まあ聞かされる側はキツイですから。飲みの席で上司のダジャレをずっと聞かされるとか。
もうそんな時代じゃないでしょう。
生田
安田まあそうですけど。古いヒエラルキーが残っている会社もあるんじゃないですか。
上司が面白いこと言ったら笑わなくちゃいけない、みたいな?
生田
安田そうそう。笑えないんだけど笑わなくちゃいけない。
そういう苦しさの象徴みたいなのが親父ギャグのイメージです。
家族には無視されてそうですもんね。
生田
安田ですよね。部下は笑ってくれるけど家族はそこまで気を遣ってくれない。
でもZ世代になると、逆に親父ギャグなんて聞いたことがないのかもしんないですよ。
だから新鮮なのかも。
生田
安田新鮮かなあ。
YouTubeショートでラップバトルというのがあるんですけど。
生田
安田ラップバトル?
MCバトルとも言うんですけど。ラップで戦うんですよ。
ラップって韻を踏んだりするじゃないですか。近い言葉を重ねたり、意味を被せていったり。
生田
安田それがダジャレに近いってことですか?
ダジャレもその派生系じゃないかなということです。
ちょっとインテリジェンスがあって知的なゲームというか。
生田
安田確かに知識は必要ですよね。
高杉晋作や上杉謙信を知らないと分からないダジャレだから。
多分、味のしないガムのような「布団が吹っ飛んだ」みたいなダジャレではないというか。
コミュニケーションの中で瞬間的に生み出されるダジャレというか。
ある意味評価すべきと思います。知性すら感じると言っても過言じゃない。
生田
安田そうかなあ(笑)生田さんは他にどんなダジャレを言ってたんですか?
高すぎ薬局、だけどポイント100倍とか。
生田
安田私には親父ギャグとの違いが分からないんですが。
同じ世代に通用するコミュニケーションってことじゃないですか。
たとえばLINEスタンプにしたらウケそうな感じがしますよね。
軽さと程よいユーモアというか。
生田
安田程よいユーモアね。
人を傷つけないってのがポイントらしいです。
生田
安田なるほど。そう言われると今の若者っぽいかも。
自然とこういうキャッチーなコミュニケーションが取れる人が人気者になるんじゃないですか。
生田
安田もしかしたら親父ギャグも今の若者には受けるのかもしれませんね。
今って65歳を超えても働かないといけない時代じゃないですか。
そうですね。
生田
安田未経験者を募集すると20代はもちろん60〜70代までが来るらしいんです。
年金+アルファで稼げなくちゃいけないから。
生田
安田そう。でも楽しく働きたいという思いもある。
楽しめるんですかね。
生田
安田人不足なので採用されるんですよ。
そうすると現場で20代と60〜70代の未経験者が一緒になる。
それが結構仲良くなるらしくて。おじいちゃんと孫ぐらい年が離れてるから。
タメ口とかで話しそうですけど。
生田
安田そうなんですよ。だから40〜50代だと若者に腹を立てるみたいですけど。
70代くらいの人からしたらちょっと生意気でも可愛いんですって。
「おじいちゃん」とか言われて。
生田
安田そうそう。昔のダジャレもそこで共通言語になっているのかも。
確かに。それはあるかもしれないですね。お互いタメ口で。
生田
安田新しいコミュニティが世代を超えて誕生するかもしれませんよ。
ダジャレはその共通言語になるかもしれません。