> 対談一覧 > 第153回「2万円のiPhone専用バッグは売れるのか?」
iPhone専用バッグで見えるマーケット構造
安田iPhone ポケットなるものが出まして。要するにiPhoneを入れる専用バッグみたいなものです。
見た目が靴下みたいですね(笑)
生田
安田そうなんですよ。でもこれイッセイ・ミヤケとのコラボ商品で、安いものでも2万円以上するんです。
「高すぎる!」ってネットで話題になっていて。
そもそもAppleの純正商品って高いじゃないですか。何を買っても。
生田
安田そうですよね。すぐ壊れる割に高い。iPhone自体もめちゃくちゃ高くなりましたし。
Apple好きは買うんでしょうね。
生田
安田生田さんも買いますか?
僕は別に高いとは思わないですが。欲しいとも思わない。
生田
安田高くないですか?
だってルイ・ヴィトンのスマホケースなんて10万円くらいしますから。
生田
安田確かに。ちなみにApple純正製品というのは付加価値になりますか?
なると思います。純正製品が大好きな人って一定数いますから。
生田
安田私も純正派です。何となく他社の商品って偽物という感じがして。
Appleが出してない商品なら気になりませんが。生田さんは?
私はあまり気にしません。
生田
安田じゃあApple Pencilの類似品が3分の1の値段で売っているとして買いますか?
私は絶対に買いませんけど。
そこに関してはアナログ商品かデジタル商品かが重要ですね。
例えば最新のイヤホンってアプリと連携して翻訳する機能があるじゃないですか。
生田
安田はい。ありますね。
純正機器はそういった連携とか、データベースに基づいたいろんな付加価値の部分が大事だと思います。
生田
安田じゃあ今回のような商品は関係ないと。
関係ないですね。そもそも僕はこういう商品は買いませんけど。
ケースとかベルトとか、そういうフィジカルを伴うものは極力排除したいので。
生田
安田ケースは付けない派ですか?
付けない。むき出しのiPhoneで戦ってます(笑)
生田
安田保護フィルムも付けないんですか?
この数年付けてないですね。ガラスも割れづらくなってるし。
生田
安田昔はよく割れましたよね。
いずれにせよ高い付加価値に繋がる場合は純正がいいと思います。
それ以外は別になんでもいいかなと正直思ってます。
生田
安田なるほど。つまり生田さんはAppleユーザーだけどAppleファンではない。
違いますね。便利だから使ってるだけで。
そもそも私は41歳になるまでMacを使ったことがありません。仕事がWindowsなので。
生田
安田Macを使う不便の方が大きいってことですね。
そういうことです。
生田
安田ちなみに行列に並んで新型iPhoneを買うようなファンって、これからも増えていくと思いますか?
どうでしょう。Appleがより便利な方向に行くか、あるいは所有する意味を生み出せるか。
そこにかかっていると思います。
生田
安田所有する意味?
人は意味を見出せないと所有欲が湧かないんです。
たとえば無人タクシーが出てくると車を手放す人が増えていく。
だけどフェラーリを買う人ってそこに意味を見出しているわけですよ。
生田
安田なるほど。便利さとは違う意味ってことですね。
そう。フェラーリは移動手段として便利じゃないでしょ?
車高は低いし、音はうるさいし、燃費も悪いし。
生田
安田そこに意味を見出す人しか買わないと。
そうなんですよ。iPhoneも同じで便利だから使ってるのか、意味があるから所有しているのか。
その割合によって今後の広がりは変わっていくでしょうね。
生田
安田iPhoneユーザーって意味で買っているイメージですけど。
日本人はiPhoneが大好きじゃないですか。
僕はもう完全に機能で選んでます。
もっと言うとデータ移行がめんどくさいからiPhoneを更新し続けているだけ。
生田
安田実際、その割合ってどんなものでしょうね。
どれぐらいなんでしょう。
少なくとも意味で買ってる人じゃないとこんなiPhone ポケットは買わないですよ。
生田
安田この商品がどれくらい売れるかでマーケットが見えてくる?
良いデータになると思います。
僕もそうですが日本のユーザーってiPhoneに依存させられているイメージです。
便利だから同じ機種をずっと使っているだけで。
生田
安田日本人は依存体質ですからね。まずはiPhoneポケットがどれくらい売れるか注目してみましょう。