> 対談一覧 > 第147回「なぜファミマの靴下が2800万足も売れるのか」
ブランド物よりコンビニの靴下を選ぶ理由
安田知ってました?なんとファミマでアパレルが大ヒットしているそうで。
パンツとか靴下は買ったことありますよ。
生田
安田そうですよね。出張に持っていくのを忘れたときとか。致し方なく緊急的に買う感じ。
そうですね。でも今はどこに行ってもユニクロがありますから。
生田
安田そうなんですよ。そんな状況の中でなぜコンビニのアパレルが売れるのか。
何と靴下だけで2800万足も売れているみたいです。
すごいですね。
生田
安田どこかとコラボしたおしゃれな靴下とかじゃないんですよ。
ファミマのロゴみたいな緑と青のラインが入ってる靴下で。
他の商品もファミマのオリジナルですか?
生田
安田そうなんですよ。全部ファミリーマートのオリジナルの商品らしくて。
ファンが増えているみたいです。
なるほど。これはなかなか面白いですね。
生田
安田ファミリーマートの親会社って伊藤忠商事なんですけど。
元々繊維が得意な会社で品質はすごく良いそうです。靴下とかもすごく丈夫で。
価格も安くて、品質もユニクロに引けを取らないクオリティってことですね。
生田
安田そうなんですよ。ただ私はファミマの靴下なんて履きたいと思わないので。
なぜこんなにも流行っているのか不思議で。
コンビニですから試着とかできないですよね。
生田
安田できないんです。一応サイズ見本は吊るしてあるらしいですけど。
なんで売れてるかわかりますか?これ。
いや、なぜですかね。継続的に利用してるんですよね。そして品質は間違いないと。
そうなってくると店舗数かな。ファミリーマートってユニクロよりも多いじゃないですか。
生田
安田確かに多いですね。でも今どきネットでもユニクロ買えますよ。
そうですよね。ということは機能性だけじゃなくファッション性でも選ばれてるってことか。
生田
安田元々コンビニで服を買う人って「緊急的なニーズ」しかなかったんですって。
分かります。私もそうですから。
生田
安田だけどそれでは「大きな市場にならない」ってことでデザインにこだわり始めたそうです。
このファミマカラーの靴下もこだわりがあるってことですよね。
生田
安田なんとキムタクも着用してるらしいです。
コンビニエンスの便利性+機能だけじゃなくデザインもいいよってことで売れてると。
生田
安田けっこう若い人が買ってるみたいで。
コスパ+便利+品質+その割におしゃれという感じでしょうか。
彼らからするとかっこいいんでしょうね。
生田
安田かっこいいですか?私から見るとラルフローレンの方がかっこよく感じるんですが。
別にラルフローレンをかっこいいとは思ってない若者からすると、ファミマっぽいのが普通にかっこいいと思っているのかもしれない。
生田
安田確かにそうかもしれませんね。ラルフローレンの靴下なんてロゴが入ってないとわからないし。
価格もファミマの何十倍じゃないですか。
生田
安田本当ですね。実際これだけ売れているわけで、きっと好きで着てるんでしょうね。
そうだと思います。
生田
安田ファミマのファンが着るんですかね。
いやいや、デザイン性がいいんじゃないですか。
生田
安田ファミマカラーの靴下ですよ?
これ履いて学校に行ったらダサとか言われるイメージですけど。
逆にかっこいい感じになるんですかね。
若者ってメーカー推しの着こなしをしないじゃないですか。
生田
安田ああ、確かに。
ユニクロも、別にユニクロのロゴが入っているわけではないので。
生田
安田本当ですね。
それと同じじゃないですか。
きっとファミマカラー以外の靴下も売れてると思う。
いろんなカラー、いろんなデザインの靴下があるんですよ。
生田
安田つまりファミマブランドで売れているわけではないと。
僕はそう思いますね。ファミマはあまり関係ないんじゃないですか。
単に便利だし、安いし、質がいいし、おしゃれだし。
生田
安田だったら使えばいいじゃんっていう。
そういうことですよね。
生田
安田変な先入観がないってことですね。コンビニの靴下なんてカッコ悪いとか。
ないんでしょうね。
生田
安田いや、素晴らしいことです。
私は先入観満載ですよ。今度ファミマで靴下買って履いてみます(笑)