はいはい。

それだけ定着率が悪いと採算が取れないですよ。

もう中小企業は人が辞める前提でビジネスを組み立てないと。

人ではなく組織にノウハウを残すことですね。
中小企業は人が辞めたらノウハウがごっそりなくなってしまうので。

顧客とのやりとりを記録して組織で管理するのは絶対ですね。
ただその時にA君がやってもB君がやっても、お客様に提供される「当たり前品質」を統一しておかないとダメ。

A君が対応したから「こういう価値が出ました」という上ぶれは属人でもいいんです。
だけどそれはあくまでも魅力品質であって、当たり前の品質は組織に依存した状態じゃないとダメ。

はい。そこは人がコロコロ入れ替わろうができるようにしておかないと。

人が辞めると同時に崩壊してしまいますね。

同じですね。
もし特定のスキルを持った人が居ないと成り立たないビジネスだったら、その人材を集められる「採用力」をビジネスモデルに組み込まないといけない。

人に依存する会社は「商品やサービスの供給」が先じゃなく、「人間を調達できること」が先。

多いですよね。でも「それ、誰がやるの？」ってことじゃないですか。

それは絵に描いた餅ですよ。

小麦粉が調達できないのに「パン屋をやりたい」みたいなもので。

増えてますね（笑）

それを安い価格で仕入れようとしているわけですよ。どう考えても無理。

安い小麦粉でおいしいパンが出来るノウハウを組織に定着させるしかない。
高い小麦粉が必要ならその確保がビジネスモデルに組み込まれていないとダメ。

基本的に「自社の採用力以上の人材」を前提にしてる会社が多すぎですよ。
その時点でビジネスモデルが破綻しています。

両方あれば最強なのでそこは意識してます。

まず1丁目1番地は発信ですよ。その先に採用がある感じ。
YouTubeやオウンドメディアで情報をたくさん発信したり、キーマンとなる人間が顔を出したり。

日本の経営者は、とくに50歳以上の人は、無形資産への投資が苦手なんでしょうね。

そこの優先順位が低いんですよ。パソコンや採用にはお金を使うけど、情報ストックや情報発信に投資をしない。経営環境の変化を甘く見過ぎていると思います。