 >  対談一覧  >  第43話『聞くべきアドバイスを見極めろ』
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アドバイスする人間は4種類いる
 安田
安田生田さんは学生の時にペン回しとかしました?
はいはい。しましたね。
 生田
生田 安田
安田なんと今、ペン回し世界大会ってのがあるそうです。
そうなんですか!
 生田
生田 安田
安田実は日本チャンピオンは高校2年生で普通の受験生らしいです。
「そろそろ受験勉強に本腰を入れます」って書いてました。
ペン回しも続けて欲しいですね。何が本業かわからない時代だし。
 生田
生田 安田
安田そうなんですよ。
下手するとペン回しでお金稼げちゃったりする時代なので。無駄の境目が難しい時代というか。
難しいですよね。
 生田
生田 安田
安田生田さんがこの子の親だったらどうします?
「ちゃんと勉強しろ」と言うべきか、「ちゃんとペン回ししろ」と言うべきか。
今はゲームのプロで食べていける時代ですからね。
 生田
生田 安田
安田食べていければなんでもいいわですからね。
何でもありですよ。そもそも仕事ってそういうもんでしょ。
 生田
生田 安田
安田古着が1600万円で売れる時代ですから(笑)
特に今は世界がオンラインで繋がっているので。昔とは仕事の数も種類も比較にならないです。
 生田
生田 安田
安田極めていけばペン回しでも稼げるんでしょうか。
絶対に稼げますよ。普通に会社員になるよりずっとブルーオーシャンでしょう。
 生田
生田 安田
安田受験生に戻って勉強して、就職して、出世するほうがレッドオーシャンだと。
めちゃめちゃレッドオーシャンでしょう(笑)
 生田
生田 安田
安田ほんと何が無駄かわからない時代ですね。
生田さんはどうやって見極めてるんですか?これは無駄だとか、無駄じゃないかとか。
仕事って究極、「誰かの困り事を解決する」もしくは「誰かのドキドキワクワクを満たしてあげる」ことなので。
どちらかに結びつくのであれば価値になると判断してますね。
 生田
生田 安田
安田なるほど。
学校というのは「これを覚えなさい」って言われたことをやる、ある種の作業ですよね。
 生田
生田 安田
安田そうなっちゃってますね。
でも社会に出て活躍してる人たちは、「自分で考えて自分で行動する意識」が根底にあるわけですよ。
これはビジネスマンに限らずお笑い芸人でもなんでも。
 生田
生田 安田
安田そういう人は稀ですけどね。
多くの人は「会社に入って言われたことをちゃんとやる」ことが安定した人生だと思ってる。
そういう人はITがとって変わります。
 生田
生田 安田
安田なぜ学校でそう教えないんでしょうね。
このペン回しの高校生も、先生に「ちゃんとした社会人になるために、しっかり勉強しようね」って言われてそう。
それ、まずいですよね。
 生田
生田 安田
安田せっかくペン回しで人をハラハラドキドキさせて、たくさんの人を喜ばせてるのに。
そこで得た経験、見た景色、感じたことをあなたの人生に生かしていきましょう。
そう言って卒業証書を渡してあげてほしいですね。君は学校で学ぶことはないよと。
 生田
生田 安田
安田そんなアドバイスができる親や先生は少ないですよ。
アドバイスする人間って4種類いるんです。そこをちゃんと見極めなくちゃいけない。
 生田
生田 安田
安田ほお。4種類。
まず自分のことを嫌いな人。
 生田
生田 安田
安田嫌いな人がアドバイスするんですか?
要は罠にはめようとするわけです(笑)こんな投資あるよとか言って罠にはめる。
次に、その良さや本質、商品やサービスを知らないのに「やめとけ」ってアドバイスする人。
 生田
生田 安田
安田よくあるパターンですね。
3つ目は昔やったことがあって、最新の状況や情報は知らない人がアドバイスしてくる。
「生田よ。お前さあ、そんなことはやめとけ」って。だけどもう時代が違うんです。
 生田
生田 安田
安田「そんなのでは食えないぞ。俺もそうだったぞ」みたいな。
そういうことです。
で、最後は、今の事情や状況を分かった上で、アクセルを踏むべきなのか、ブレーキを踏むべきなのか、ちゃんとアドバイスしてくれる人。
 生田
生田 安田
安田そのアドバイスを見極めなくちゃいけないと。
それ以外のアドバイスには耳を傾けたらダメ。
 生田
生田