> 対談一覧 > 第175回「ランドセル販売はここまで進化していた!」
ランドセル販売に見るAI接客の未来
安田ランドセルの買い方もAIを使ったものに変わっているそうですね。
どういう使い方ですか?
生田
安田ランドセルって1年生から6年生まで使うじゃないですか。
そうすると6年生になった時にイメージが全然違うわけですよ。
かなり大きくなりますからね。
生田
安田そう。そこでAIが6年生になった時のイメージ画像を作ってくれる。
なるほど。6年生になった時はこんなイメージになりますよと。
生田
安田あとはランドセルの色やデザインオプションも画像で作ってしまうらしくて。
それはいいですね。いちいち背負い直さなくていいし。
生田
安田あれ面倒なんですよ。しかも今はオプション含め40億通りのデザインができるみたいで。
40億通りですか?すごいですね。
生田
安田6年後のイメージを見ながらオプションを選んで決めていくっていう。
そもそもランドセルって予約販売でしたっけ?
生田
安田はい。予約してから作り始めるんです。
予約を取るのがセールスの仕事だった訳ですけど、それも変わっていくでしょうね。
セールスというよりAI操作みたいな感じでしょうね。
生田
安田そんな感じです。もはやAI営業マンというか。
こういうパターンマッチングとか、先々の変化を想定してのシミュレーションとか、AIがめちゃめちゃ得意とするところなので。
生田
安田ですよね。
10回、20回、30回と通ったところで嫌な顔1つしないし、正確に丁寧に答えてくれる。
これがAIの優れたポイントですよね。
生田
安田確かに。人間相手だったらやりにくいですよ。
「またあの客が来たよ。買わないくせに」とか言われて。
気を遣いますよね。
そもそも今の子供って当たり前のようにタブレットとか触っているわけで。
生田
安田うちの子も幼稚園の時からiPadで遊んでいました。
なのでAIキャラクターと喋って買い物するって、小学生や幼稚園生にとったら当たり前だったりするわけですよ。
生田
安田人間がやるより、かえってスムーズかもしれません。
そう思います。年配になるほど「人間に相談したい」ってなるんでしょうけど。
子供は逆にAIファーストってことですよ。
生田
安田大人に気を遣わなくてもいいし。
そう考えると「ランドセルをAIで販売する」ってドストライクなAI活用だと思います。
生田
安田そもそも40億通りもサンプル作れませんし。
画像生成だったらいくらでも可能ですから。
こういうAI活用はこれからいろんな分野で増えていくと思いますよ。
生田
安田住宅も良さそうですよね。
子供が大きくなったら「こういう風に部屋を増やしましょう」とか瞬時にデザインを見せられて。
AIと対話をしながら仮想的に家を作っていくとか。それはかなり容易に出来ちゃいますね。
大手はもう作り始めてると思います。
生田
安田人間の営業では勝てないですね。
できることの幅がぜんぜん違いますから。
生田
安田「この家具をここに置いたらどうなりますか?」とか「ここの仕切りを取ったらどうなりますか?」とか。
瞬時にその場で作れちゃうんでしょうね。
その場で作れちゃいますし、現場に行かなくてもパソコンやスマホで体験できますね。
生田
安田そうかそうか。家にいながら家が作れる。すごい時代ですね。
ユーザーサイドからすると面白い上に楽で、さらに自分の理想を叶えることが出来る。
生田
安田高層マンションの窓から見た景色とかも再現出来るんでしょうか?
できるでしょうね。
生田
安田そう考えると「物の売り方」自体がもう激変していきそうな気がします。
あらゆる分野で変わっていきますし、可処分時間や可処分所得はそっちに流れますよ。
なぜなら人間の心理は「お金を使うなら失敗したくない」というところから始まるから。
生田
安田家やランドセルって買い直せないですもんね。
そうなんですよ。
生田
安田モデルハウスなんていずれはなくなるんでしょうか?
一部は残ると思います。リアルを見たいって人もいるので。
ただシミュレーションに関してはオンラインの圧勝だと思います。
生田
安田人間のセールスは太刀打ち出来なくなっていくんでしょうか。
旧来の価値提供では厳しいでしょうね。
より人間じゃなきゃ出来ないことを探していかないと。
生田