> 対談一覧 > 第169回「プロゲーム市場はどこまで広がるのか」
ゲーム大会が生み出す新しい経済圏とは
安田ストリートファイターⅡというゲームをご存知ですか?
ストツーですよね。もちろん知ってます。
生田
安田なんでも知ってますね(笑)
ストⅡはまさに僕の小中ど真ん中なので(笑)かなりやりこんでました。
生田
安田ファミコンですか?
スーパーファミコンでもやってましたし、ゲームセンターでもやってました。
生田
安田まだゲームセンターがある時代だったんですね。
そうなんですよ。
生田
安田実はそのストⅡの世界大会があるらしくて。なんと日本人が優勝したそうです。
賞金額が凄いんじゃないですか?
生田
安田優勝賞金はなんと1億5000万円。21歳の日本人が優勝したそうです。
21歳ですか。すごい。
生田
安田ゲーム会社のカプコンが大会を主催しているみたいですね。
ストⅡが流行れば収益が見込める会社ですから。
生田
安田なるほど。野球を流行らせてバットやグローブを売る会社と同じ発想ですね。
はい。そこを狙って市場を作ってるんだと思います。
生田
安田ゲーム会社にしたら1億5000万円くらい安いもんですね。
今はスマホゲームでも億単位の開発費が必要ですから。
タイトルものだと数百億かかるものもザラですし。これで裾野が広がるなら安いもんでしょう。
生田
安田大会に出る人もみんなストⅡを買うわけですもんね。
YouTube配信もあるでしょうし、とんでもない広告宣伝効果が見込めます。
喜んでこの程度の賞金は出すでしょう。
生田
安田賞金と言えば、「将棋の賞金が少なすぎる」ということで、いきなり賞金額を倍にしたスポンサーがニュースになってました。
2000万円だった賞金を4000万円にしたそうです。
それでニュースになったら安いもんですよ。いま藤井聡太さんをきっかけに将棋ファンが増えてますし。
生田
安田藤井さんが強過ぎて2位以下の人があまり稼げないみたいです(笑)
藤井さんひとりで2億円くらい賞金を稼いでいて。2位の人は5000万円弱なんですよ。
2位で5000万円は確かに少ないですね。
生田
安田あれだけ強い藤井さんが2億というのも少ない気がします。
そうですよね。大谷翔平さんとか、ボクシングの井上尚弥さんとか、その何十倍も稼いでますから。
生田
安田それに比べたら安すぎると。
だって日本で1番将棋が強い人ですからね。もうちょい稼いでもいいんじゃないかっていう。
生田
安田日本で10位の人でもかなり凄いと思うんですけど。年間2000万円弱ですから。
会社員でも稼げる金額ですね。
生田
安田はい。10位でも5000万ぐらい稼いでもいいんじゃないかと思います。
でも将棋ってよっぽど好きな人じゃないとLIVEで見ないので。
あまり手が進みませんからね。
生田
安田そうなんですよ。
名人戦や竜王戦のような「持ち時間の長い大会」だと、1手指すのに1時間ぐらいかかったりして。
ずっと同じ盤面を眺めてる感じですよね。
生田
安田そうそう。1時間待ってようやく駒が1個動くみたいな。
エンターテインメントとして盛り上げるのが難しい気がします。
どのプラットホームに露出していくかが重要だと思います。
Abema TVがAI評価値を導入して一気に視聴者が増えたじゃないですか。
生田
安田確かに。見ていて分かりやすくなりました。
昔はNHKしか放送してなかったので分かりにくかったです。
大相撲はいまだにそうですけど。NHKしか見れないってかなりヤバいですよ。
生田
安田MLBやボクシングもネットに移行して賞金の桁が変わりましたし。
工夫次第で賞金はどんどん増やせると思います。
今回のカプコンも視聴者を増やすための投資でしょうし。
生田
安田ゲームって確かに見ていて面白いですもんね。
上手い人だと「ブロック崩し」や「パックマン」でも見入ってしまいます。
ゲームって解説もまた面白いんですよ。
たとえば今回優勝した21歳の人が、後から副音声で解説するとか。すごくニーズがあると思います。
生田
安田ちなみにストリートファイターって1試合何分ですか?
大体90秒ぐらいじゃないですか。
生田
安田そんなに短いんですか?時給換算したら凄いですね。
さらに解説動画でも稼げますし。収入を増やしていく方法はいくらでもありますよ。
生田