> 対談一覧 > 第162回「指型G-SHOCKは新マーケットを切り開けるか」
指時計はヒットかバグか、新市場の正体
安田CASIOから販売された「G-SHOCK指時計」はご存知ですか?
ニュースで見ました。
生田
安田生田さんはG-SHOCKって買ったことありますか?
何回か買ったことがあります。
こう見えて、昔はサーフィンや海釣りをバシバシやってまして。G-SHOCKERでした(笑)
生田
安田G-SHOCKってサーファーが使う時計なんですか?
詳しくは分からないですけど耐久性に優れてますから。
海水につけても全然平気だし。数十気圧の防水が標準です。
生田
安田なるほど。ちなみにG-SHOCKはいくらぐらいするんですか?
安いのだと7〜8000円からあったりします。結構リーズナブルなイメージですよ。
生田
安田とはいえ今は腕時計を着けなくなってるじゃないですか。
スマホがあれば事足りますからね。腕時計を着ける意味合いもだいぶ変わってきましたよ。
脈を取るとかヘルステックな方に行ってたり。
生田
安田確かにスマートウォッチはそうですね。
僕はスマートウォッチは着けないですけど、周りの経営者を見ているとロレックス・オメガだった人がスマートウォッチに移ってますね。
生田
安田成功している経営者は高級腕時計を着けたがるイメージですけど。
海外旅行に着ける時計もスマートウォッチが増えていて。
経営者も機能を優先するんじゃないですか。
生田
安田そういう時代ですよね。ちなみに今回CASIOが発売した「指時計G-SHOCK」は売れますかね?
CASIOの技術が凝縮されているという触れ込みですよね。
腕時計のG-SHOCKと同じような性能が保証されていて。
生田
安田はい。G-SHOCKkをそのまま小さくして指に着けた感じ。
ラグジュアリーって感じではありませんけどメカ好きな人にはウケるかも。
女性もファッションとして着けるみたいですね。色違いでコーデしたり。
生田
安田そうなんですよ。発売してまだ間がありませんが、今のところ順調に売れているみたいです。
新市場といえば新市場ですからね。
生田
安田昔から指にはめる時計はあったらしいんですけど。
カルティエとかが出してましたよね。あれは宝飾品としての指輪の延長という感じです。
生田
安田確かに。そういう意味では新マーケットですね。ちなみに1個1万3〜4000円くらいの価格だそうです。
めちゃくちゃ高くはないですけど安くもないですね。
生田
安田市場調査でも「まったく魅力を感じない」という人が半分ぐらいいて。
「非常に魅力的だ」って人は16%しかいないそうです。
そんなにいるんですか?予想より多いですね。
生田
安田多いですか。16%ですよ。
いや、もっとニッチな市場かと思ってました。
16%が「非常に魅力的」と思ってくれたらマーケットとしては十分ですよ。
生田
安田何が魅力なんでしょうね。
正直僕も分かりません(笑)腕時計の機能を指にスライドさせただけですから。
果たして継続的にどこまで需要があるのか、やや疑義ありです。
生田
安田今は売れているけど売れ続けるとは思えないと。
はい。一時的な流行りじゃないかと思います。
生田
安田実は作った人もこんなに売れると思ってなかったそうです。
当初考えていた生産予定があっという間に完売しちゃって今慌てて増産中という。
市場のバグの可能性を感じますね。
生田
安田市場のバグですか。
意味がよく分からず突然売れることってあるんですよ。
まあ僕も使ったわけではないですし、現物を見たこともないので何とも言いようがないんですけど。
生田
安田「新たな市場を開拓した!」とはまだ言えないと。
日本企業特有の「高性能化・小型化」のあるあるパターンという気がします。
だとすると、そんなに長く需要は続かないんじゃないかな。
生田
安田「技術の粋を集めた」というところが男性ユーザーには受けていて、女性ユーザーには「アクセサリーとして可愛い」というニーズがあるみたいです。
そういう「かっこいい」「カワイイ」ってブームで終わることが多いじゃないですか。
生田
安田確かに。
決して否定しているわけではないんですが。16%はちょっと多すぎる気がします。
CASIOという大企業が本気で取り組むほど大きな市場かと言われると・・・疑問ですね。
生田
安田世界中にこのマーケットが拡大することは考えにくいでしょうか?
考えにくいですね。時間を知るという意味ではスマートフォンですよ。世界中の時間を一瞬で調べられるわけで。
生田
安田なるほど。
そして時間を確認する先には「次のスケジュール」の確認作業があるわけです。
そう考えると時計単体よりも「様々なアプリ」が付いた機器の方が動線はいいわけです。
生田
安田確かにそうですね。