> 対談一覧 > 第152回「1セント硬貨廃止に見るキャッシュレスの世界」
硬貨廃止で見えるキャッシュレス社会の本音
安田アメリカで1セント硬貨がなくなるみたいです。
日本でいう一円玉みたいなもの。正確には1.5円ぐらいですけど。
1円玉を作るのに1円以上かかるとか言われてるじゃないですか。
生田
安田あれ本当みたいですよ。
1セント硬貨も10年前は1.42セントかかっていたのが、現在はなんと3.69セントかかるそうです。
無駄だから廃止するとトランプが言ってます。
そうなると5セント硬貨が一番小さい単位になるんですか?
生田
安田はい。現金の場合は四捨五入するんですって。
端数はもう切り捨てろと。
デジタルマネーは正確に1セント単位まで払ったりするらしいですけど。
そうなりますよね。
生田
安田はい。考えてみたら当然かなと。私も小銭入れを見るたび思いますもん。
この文明社会でなぜ金属の塊を袋に入れて持ち歩かなくちゃいけないんだって。
重たいし。嵩張るし。
生田
安田だから当然の流れだと思うんです。日本もいずれ1円とか無くなるといいですね。
僕も大賛成です。キャッシュレスにガンガン進んでいって、わずかながらでも値上げに繋げてほしい。
生田
安田日本はキャッシュレスもいまいち進みませんよね。
お店の立場からするとキャッシュレスのための手数料を払わなきゃいけないから。
生田
安田そういうところに補助金を出せばいいのに。
現金が必要なくなればかなりのコストダウンになりますよ。
確かにその通りなんですが。造幣局って独立行政法人なんですよ。
製造した貨幣を財務省を通じて日本銀行に納めている。
だからすごい既得権益があると思いますよ。
生田
安田造幣局はお金を発行する権利を手放さないと。
1円玉を無くすまいとするでしょうね。
生田
安田勘弁してほしいです。いつまでこんな金属の塊を持ち歩かなきゃいけないのか。
石器時代の貝殻とかと変わらないじゃないですか。
貝殻が金属になって、紙になって、本来ならキャッシュレスに向かうはずなんですが。
生田
安田技術的には可能なわけですよね?
全く問題ないでしょうね。決済機能をどうするかという話だけなので。
生田
安田Suicaの上限が100万円になるそうですが、いっそのこと全部Suicaにしてしまうとか。
原理的には可能ですけど実現しないでしょうね。
マイナンバーカードだけでもこれだけ反対する人がいますから、日本は。
生田
安田すごく不思議なんですけど。なぜこんなに反対する必要があるんですか。
コロナの時と一緒ですよ。「全員マスクをつけなきゃダメ」って人が一定層いるわけです。
必ずしもマジョリティじゃないですけど。
生田
安田そんな人10%もいないんじゃないですか。
ここはトランプさんのようにリーダーシップを発揮してトップダウンで決めてほしい。
まずはキャッシュレスプラットフォームの連携度をもっと高めないと。
生田
安田今のままでは決断しようがないってことですか?
あまりにも決済手段が多すぎるので。
中国みたいにAlipayかWeChatPayでしか払えないようにしないと。
生田
安田その中国ですら完全なキャッシュレスになっていないのはなぜですか?
いまだに現金がなくなっていませんけど。
そこまで国が求めていないってことじゃないですか。
生田
安田それはどうして?
一般人のお金の動きは1円単位で全て管理したいが、そうじゃない人のお金の動きは不透明にするっていう。
生田
安田自分たちが使ったお金は明確にしたくないと。
確かに電子マネ-100%にしたら完璧に分かっちゃいますもんね、お金の流れが。
だから現ナマが必要ってことですか。
これ以上言うのは怖いですが(笑)まあそういうことじゃないですか。
生田
安田なるほど。日本の政治家も同じかもしれませんね。
個人的には硬貨や紙幣はなくした方がいいと思いますけど。
都心の麻布十番でも現金オンリーの店はまだまだ多いです。
生田
安田麻布十番でも?
そうなんですよ。やっぱ手数料じゃないですか。
ランチを安く提供しておいて3%とか5%とか取られるとたまったもんじゃないっていう。
生田
安田その分乗せりゃいいと思うんですけど。ちょっと高くして。
それが理想ですけどね。
現実は少しでも安い店に客が行っちゃうじゃないですか。
生田
安田そうですよね。やはりここはトップダウンで全員が一斉にやらないと。
2027年からは「もう一切現金は使えません」って決めちゃう。
それが実現すればかなりのコストダウンになりますよ。
その収益を見込んでデジタル化に投資して。
生田
安田世界からは硬貨が消え始めているわけで。
日本だけが取り残されないようにして欲しいです。