必須ですね。確実に人が減っていますから。それに雇用はギャンブルですよ。

だって価値を発揮出来るかどうか分からない人をまず雇って、仕事をやらせてみて、結果的に上手くいかないケースもたくさんあって。

そう思います。とりあえず真面目そうな、ちゃんとやってくれそうな子を採用して。
アウトソーシングするより安いと信じ込んでいるんですよ。

そういう仕事の積み重ねが中小企業の赤字を生み出している元凶だと思います。
何でも自前主義っていうのはもう時代遅れですよ。

はい。ただ赤字社員が悪いわけじゃないと思います。仕事の分配が悪いんですよ。

そうなんですよ。

社員、業務委託に関わらず「安く人を使って利益を出す」という発想はもう捨てないと。
時代に合っていないです。

そうなんですよ。
ただしそれを可能にするには1人当たりの収益率を上げていくしかない。付加価値を高め続けるしかない。

とことんアウトソーシングしていくべきでしょうね。

社長をアウトソーシングしてもいいぐらい、僕は全部アウトソーシングでいいと思っています。

採用の責任者をアウトソースしてもいいし、マーケティングの責任者をアウトソースしてもいいし、営業の責任者アウトソースしてもいいわけですよ。

そうなんですよ。
それを無理くり社内でやらせようとすると「安物買いの銭失い」で結果的に赤字になっちゃう。

素晴らしいですよ。小さい会社ほどそれを徹底すべきで。
僕もオーナー社長ですけど、僕以上にコムデックの舵取りが上手い外注を見つけたら社長業をアウトソーシングします。

中小企業の社長ってやることが多すぎるんですよ。
社長が10やっているうちの8ぐらいはもっと上手い外注がいるはずなんです。

何でも出来ちゃうという社長なんて稀じゃないですか。

それは「会社をどうしたいか」っていう将来像を描くことですね。
そこはさすがにアウトソースするわけにいかない。

外注しちゃえばいいんですよ。それが出来る時代なので。

どうでしょうね。確実に儲かる仕事も外注でいいわけですよ。

うちの会社には生田会というのがありまして。

はい。こんど直島という瀬戸内海に浮かぶ現代アートが有名な島行くんですけど。
そこには社員も業務委託も混じって参加します。

未来のビジョンを描く会合ですね。
何が言いたいかっていうと、これからの未来を考える仕事であっても社員も業務委託も関係ないってことです。

コムデックという組織に対するコミット度とか僕との接触頻度が大事であって。
もはや社員とか業務委託というのは関係なくなってきている感じがします。

大事なのは「仕事の振り先を間違ったら赤字になるよ」って話で。

今後はもう100%外注だと思います。
今いる社員は役員になるか、独立して業務委託になっていくか。そもそも役員も個人事業主みたいなものだし。